娘2歳、誕生日プレゼントの覚書

2022年5月31日 11:59

わが家の娘が2歳になった。

結婚して子どもを望んで3年、お腹の中で1年、世に出て一緒に過ごしてきた2年。
こうして並べるとそれぞれ濃さが違ってバグるな。

1歳の誕生日には1歳ならではのイベントが多く(選び取りとか餅背負ったりとか)、そちらに気が行きがちだったが、もーなんせ1歳→2歳でできるようになることが多すぎる。本人もそこまでハッキリと主張はしないものの、これやりたい！とかこれがほしい！が出てきたようだし、プレゼントの幅がぐっと広がる。
彼女の人生を彩るものが、というと大袈裟だけど彼女を笑わせるもの、喜ばせるものがこの1年でたくさん増えたのは本当にわたしにとってもこの上ない喜びだ。
が、同時にめちゃめちゃ困った。プレゼントが全然絞れないのだ。
元々あれもいい…これもいい…とぐるぐる考えがちというのももちろんあるが、2年弱子育てをしてきて「おもちゃも服もベストのタイミングはまじで一瞬」ということがわかってしまったことも頭を重くさせた。
「これはまだちょっと早いかな～また来年だね」と買い控えたものは来年には完全に旬が過ぎている。いや、上手いことお買い物されるお父さんお母さんもいらっしゃるんだろうけどわが家にはそのスキルはどうやらない。買い与えたいと思った時に買うしか策がない。

今回彼女自身が「ほしい！」と主張したのがいわゆる三輪車だった。公園なんかで他の子の持ち物をじーっと見てるな～と思っていたが、近所のお姉さんにうっかり「わたしの乗ってみる？」と乗っけてもらってからすっかり心奪われてしまったご様子。両親とも運動神経が1本も通ってないので予想外すぎてなにを選べばよいのかあわあわ慌てて、同じくブレーキないのでもキックバイクは事故が多いっぽいよねやら、でも2輪に慣れておくことで自転車への移行が…などと検討した結果成長に合わせて形が変えられるバイクを購入。

と、まあここで、よしよしプレゼント無事決まったねおめでと～つって終われば済む話だったんですが、なんかこう、なあ。
父も母も全然想定してないプレゼントだったもんで。
想定外のリクエストは楽しいし嬉しい。子どもが自分たちの想像を超えていくのはただ嬉しい。
でも同じ喜びを分かちあったりもしたいわけ。

でさ、お母さん一応受付のお姉さんだし毎日お仕事行く時お化粧するわけ。

最近「娘ちゃんも！ぽんぽん！おかお！」つって毎朝横から手が出てくるからさ。

作っちゃうじゃん。

子ども用コスメ今たくさんあるけど結構本物志向でほんとに色が着くやつが多くてね。作りましたよね。

あれやん。
バイクはお父さんとお母さんから、ね。コスメはお母さんからのプレゼントね。

とかやってたら娘が手持ちのおもちゃのパッケージからミニカタログを発見。「あっ♡」とか言っておんなじページずーーーっと見てんのさ。

これのページなんですけど。
ほんとにずーっと見てんの。で、「かーいいねえ♡」「あっ！ちょーちょ！きーれいねえ♡」ってずーっと言ってんの。

か、買うーーーー！！！

バイクはお父さんとお母さんからのプレゼント。
あおむしの積み木はお母さんからのプレゼント。
コスメセットは…お母さんから……えっと…お母さんはお母さんでも親じゃなくて友達として選んだやつだから。お友だちとしてのお母さんからのプレゼント！な！

振り返るとたぶんここで完全にタガが外れた。
夫が「ずるくない！？」って言い出してなにかが終わった。

「じゃあ俺もピアノ買うけど！？」

「いいけど！？？！？」