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通知表に1がついて褒められ仲間

数学の成績が悪すぎて成績表の数学の評定欄が空欄になったことがあるんですが


高二の前期だったか。
ヤッター夏休みだ~ってわくわくしながらとりあえずね? 一応親に見せる前にね? って成績表開いたら4とか5とかたまに3とか並んでる中で数学だけ空欄でやんの。
ミスプリかな? と思って「先生これ数学んとこ評価抜けてるんですけど」って教卓持ってったら担任の先生が気まずそうに「点数が全然足りなくて1が付けられないらしくて…」と教えてくれた。あるんだそんなこと。
赤点→追試→赤点→再追試→赤点→評定空欄 という流れらしい。なるほど。
「追認テストを受けなきゃいけないわけだけど、そもそも単位追加認定テストって学年末で評価が1の奴が進級のために受けるやつだから。前期で受験するの例外だから。やばいから」
なるほど。
まあこのまま行けば後期どんなに頑張っても学年末で1以上の評価貰えないわけだから、例外とはいえ今受けるのが道理だろう。
「冷静に整理しなくていいから数学の先生に頭下げて対策してもらいにいきなさい」
そうすね。

というわけで、まじでヤバいやつ向けの極甘テストを数学のY先生にぎっちり対策してもらってなんとかクリアした。追認試験の記憶はこれっきりなので後期はがんばって1を取ったのだろう。無事高校三年生に進級できたわけである。
ちなみに前期の空欄にはテストが終わってからY先生が手書きで「1」と書き込んでくれた。赤ペンで。複雑だったんだろうな。ぐっっと力のこもった「1」だった。

という話を職場(予備校)でもたまにしているのだが(生徒からは「元気が出る」と好評をいただいている)先日新卒の女の子からまさかの

「えっ!?わたしも!!!」

が出た。
あるんだそんなこと。いやあったけど。わが身にふりかかった話をたった今してたけど。

彼女もやはり数学だけ尋常ではない成績の悪さで、最終的に百ます計算で許してもらったそうだ。高校での話である。わたしが言えたことではないが。(それはまじでそう)
そんなやつらが今大学受験の予備校で働いてんだからなんつーか、人生結構なんとかなっちゃうもんですよね。
ちなみに彼女もわたしも志望大学の志望の学部にちゃんと合格して卒業しました。

いや、だから赤点とっても大丈夫って話ではなくて。

大学受験っていうのは本当にいろんな人が目指すものだから、1回社会人やって働いてるけどやっぱりお医者さんになりたいから医学部再チャレンジします! とか、あと大学受験の前に事情があって高校卒業してないって人は高卒認定試験っての受験しないといけないのよ。これが面倒。
高校行ってたらなんとなーく単位取れてる授業もぜんぶぜんぶ受験しないといけない。
少なくともわたしはこれだと大学受験資格とれなかっただろうなと思う。前期で進級危ぶまれるようなやつだし。
学校はなんやかや救済措置をくれたりする。
でも、高卒認定試験だって、学校からこぼれた子達への救済措置なんだよね。

まあどうあってもサポートしたいなと考えてるってことです。どうなったって進学への道が絶たれるわけではないしもっと言えば大学行けなくたって人生終わるわけじゃないし。
若者はいつだって自分にあった道を選ぶことができるし、どの道にもサポートしてくれる大人が立ってるよってことです。わたしみたいに頼りないのもいるけど信頼できる先生は必ずいるから、どうか学校が嫌になったら塾でも予備校でも図書館でも習い事の先生でも、話のできる大人を見つけて歩みを止めないで欲しいと思います。
立ち止まっても寄り添ってくれる友だちや家族もいるなら大丈夫。
でもわたし自身は色んなものから逃げたくて大学受験したから、辛いことがあるならなおさら、道を探し続けて欲しいと思います。

【追記!】
あと数学まじでダメで成績表空欄になった子!仲間!!!
でも進学できるし就職も全然大丈夫だよ!なんならわたし前職IT系のエンジニアだよ!そんで今もお仕事楽しい!
私文ならバチバチにどっからどう見ても私文みたいな大学がオススメだよ。大学側も文系出身でも就職不利にならないようにすごい手厚くバックアップしてくれるから。頑張ろうな~!


・0点の破片浮かべて風白し

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