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自分のカラダを思い通りに動かせると思ってしまう罠

ゴルフの上達を邪魔するいくつもの罠。
これらを上手く回避しながら、練習を積めば上達は早く確実となります。

これらに気づかず、罠にハマってしまうと「迷宮入り」したり、「長いトンネル」に入ったりしてしまいます。

しかも、カネトモが紹介する罠は数年単位、時には10数年単位であなたのゴルフを邪魔することがあります。

ゴルフの迷宮

このブログは科学的な証拠や研究をもとに「ゴルフ上達の罠」
について紹介していますので、
もしためになったら、他の人にも教えてあげてください。

ゴルファーに限らず多くの人が、
「自分のカラダは自分が思い通りに動く」と思っています。

「だって水が飲みたければ、自分で水道からコップを組むこともできるし、それを飲むこともできる。」

誰でも自分は「思い通りに動けている」と感じます

酔っ払って、歩行さえままならならないこともあるけど、
「怪我や病気、不調がない限り、自分のカラダは自分で思い通りにうごかせますよ」

ていう人がほとんどでしょう。

でもこれは、誤りです。

ゴルフレッスンの現場でも時々、
「頭では、わかっているんだけどカラダが動かないんですよね。」
って、おっしゃる方がいますが、

まだこれでも理解が浅い。

TikTok動画にJUMP

本当に、カラダは思い通りには動いてくれないんです。

だから、「なかなか思い通りに振れないなー」なんて、ゴルフをしながら言う人がいるんです。

そもそも、思い通りになんて振れませんよ。

そして、この認識を克服しないと上達が遅れます。

上達の階段

あなたが思っているスイングってどんなスイング?

このイメージがはっきりとしてはいないのに「思い通りのスイング」はできません。

じゃあ、理想のスイングフォームをイメージして練習すればいいのか!

って考える人もたくさんいるでしょう。

残念ながら、これも上手くいかない罠
にはまります。

スイングを形(フォーム)で追いかけると、
自分の意識が自分自身にばかり向きます。

ショットを途中でやめてしまう人。

あれ、やめましょう。

自分の体だけじゃなくて、
クラブとボールと地面の関係があるのに、
自分の動きだけに意識を全力投入してしまうことになるからです。

ゴルフはそれらを総合的に加味しながら、自分の動きをコントロールすることが問われます。

寸分違わず、思い通りに動かすなんて無理です。

だから、理想のフォームを思い描いて、
その動きを実行しようとするには注意が必要です。

そうはいっても、明らかに非効率なスイング、
無理があるスイング、って存在します。

そういうモーションが自分のスイングに現れていた場合は、
直しておきたいですよね。

スイングフォームを意識することを否定しているわけじゃないんです。

まずは、

自分のカラダは、自分が思っている様には動かない

この大前提に立った上で、その上でも「なるべく」思い通りに動くためには自分の身体に対してどんな命令、インプットをすればいいのか…

これを突き詰めてゆくことが練習の目的となってきます。

そして、自分がイメージしていた動きと少しでも違うと、

「あ、失敗」

「腕の動きが変だった」
「必要以上にギュッと握ってしまった」
「重心移動のタイミング間違えた」

って、スイングを途中で辞めちゃう人いますよね。

これって、すごくです。

タイガーウッズだってスイング途中で辞めることあるでしょ!

そんな声も聞こえてきそうですが、
タイガーの場合は、スイングの最中にギャラリーや自分以外の誰かに音を立てられたり、何かが動いたりして「集中力が散るのを防ぐ」意味で
途中で止めているんです

聞いたことないけど。。。

心当たりのある方は、取り敢えずは
「スイングを完結」させましょう。

そして、飛んでゆくボールを見ながら3秒間、フィニッシュのポーズのまま静止してみてください。

たったこれだけなのになかなか難しいことを実感されると思います。

というより、全球これをやるべきです。

なぜ、かというと「思考」というのは意外と時間がかかるものです。

瞬間に考えたようで、実は後から「こじ付け的」に思考がついてきます。

思考に必要なのは、まずは情報です。

情報というのは、
テークバックはどの軌道で動いたか?
などの視覚的な情報(目で追えるもの)

ダウンスイングの切り返しは、どこから動き出したか?
という、筋肉や皮膚感覚などの情報

スイング中はどんなバランスだったか?
という三半規管などの情報

ショットの成否に関わるインパクトの音の情報など、

情報を得る器官はたくさんあるので

ゴルフスイングの様な1秒足らずの動きのうちに

全身から脳に送り込まれる全ての情報を収集して、分析する。

そんな時間的余裕はありません。

だから、スイングした後で脳に上がってきたいくつかの情報をもとに
ショットやスイングを評価するのです。

その際、ボールを見続ければ、紛失の危険も減るし、
飛んでゆくボールの軌道とカラダの動きの関係を結びつけて覚えることもできます。

スイングの動きの評価と飛んでゆくボールの評価を併せて次のショットへの修正ポイントを整理する(思考する)

この一連の流れが上達のための練習のプロセスになります。

これを運動学習のPDCAサイクルと呼んでいます。

PDCAサイクル

この時に、スイングの評価と書きましたが、
「何を評価すべきか」
という問題があります。

これは、ゴルフハックスのリアルなレッスンでは、
確実に
「ショットの成否」で判断しています。
「インパクトの成否」と言い換えることもできます

イメージの通りの動きはできなくて当たり前。

ダフらず、トップにならず、大きなスライスも、フックも出ず、
当然クラブフェースの芯でボールを捉える(シャンクもトゥもなし)
打てること。

「ショットの成否」とはこういうことです。

自分がやろうとするスイングのイメージを意識して、
合格と言えるショット(インパクト)が再現できれば貴重な成功体験を得ることができます。

フィニッシュの3秒間でカラダの各器官から上がってくる情報を感じならが、
「ああ、この感じがした時はいいショットなんだな」
と思うことが大事だと我々は考えています。

だから、スイングを開始して途中で何かの判断でやめてしまう

これは、上達を妨げてしまうということです。

自分の身体を思い通りに操縦するためのトレーニングをゴルフに合わせて作りたい。

そんな想いでゴルファーが自分のスキルを高めることができる学習方法を作りました。
興味がある方は👇のページで!

クロックスケールメソッド




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