依頼:モンスターの観察記録(上級)【聖竜】

依頼元:https://twitter.com/u8KqG2jedbpWpUf/status/1779150156308615219

『希少性が高いモンスターや危険性が高いモンスターの
 観察記録を提出する事』

依頼人:クリス・オサイオン

※モンスター出現過去依頼:https://note.com/ath1224/n/ne41dc4b8b11b


 人里付近に出現が確認された竜種に関する報告

 当報告書は、イレギュラーなモンスター出現に関しての情報を纏めたものである。

 種族:セイントドラゴン(竜種/聖竜目/ホーリードラゴン科)
 生態に関しては未知の部分も多い聖属性ドラゴンが一種。
 人が足を踏み入れることの少ない山・森・水域等に縄張りを作る。
(以上、△△希少生物観察記より引用)

 此度、確認した個体は全長10m程度。
 翼から尾の先まで純白の羽毛に覆われており、青い瞳を持っていた。

 ドラゴンの性格は個体差はあれど、属性の影響と思しき一定の傾向が見られる。
 火属性であれば苛烈、岩属性であれば剛毅、そして聖属性であれば静穏――といった具合だ。
 今回、遭遇したセイントドラゴンは"異質”の一言に尽きる。
 筆者を見るなり、問答無用とばかりに襲い掛かってきたのだ。
 戦意が無いことを示そうとも、まるで理解を示す様子はなかった。
 一個人の感想にはなるが、まるで憎しみをぶつけるかのように暴れていた。
 それでいて、筆者に止めを刺すことはなく、戦闘不能に追い込む程度で見逃すという行動も見せた。

 セイントドラゴンの飛び去った方角について調査を行ったところ、新興の呪術団体が幅を利かせているとの情報を得た。
 それも、聖域と呼ばれる里の周辺での話だ。
 聖竜種の凶暴化と呪術団体の隆盛。何らかの因果関係が存在する可能性はある。
 新たなる情報を掴み次第、再度報告する次第である。

 ターボ・コリンズ

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 ソロorPT:ソロ参加
 報酬:10ルプ

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