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2024年6月は伏線回収の旅〜その②お水取りからのお水送り
晴明神社からの暦会館、の流れは早くも確定。
そこからまたいかにスムーズに次の目的地へ向かえるのか、そんなことを考え出すとまた頭がキュッとなる。
そんな時は視野も狭くなってるのかもしれない。
ホテルのレストランではスタッフの方がいろいろ観光のアドバイスなんかもしてくれて、スマホのナビにまかせっぱなしで手に取ることもしなかった観光マップも持ってきてくれた。
そこに、見つけてしまったのが「お水送り」の文字。
え?その場所って行けちゃうの??
写真だけ見て勝手に、一般の人は行けないような若狭湾の岩場だと思い込んでいたら、川だった。。。
しかも行事を執り行うお寺も近くにあるらしい。
ホテルの人にはさらに、若狭彦神社と姫神社も推してくる。
えー、時間、どうする?まぁ行けなくもない、と悩むも、これも行けってこと。
時間を最大限に使おう。
小雨の降る中、暦会館の開館時間到着を目指して出発。
時間的には30分強だけど、海沿いから一気に山の中へ…
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「庄」という知名は「荘園」からきている。
以前住んでいた山形県の庄内もそういう由来だったことを思い出す。
そういえば、前日訪れた敦賀の晴明神社の芳名帳に、まさにその庄内の地名が。
しかも「鶴岡」だし、「敦賀」とも似ているし…
と、どうやら「敦賀」は鶴とは関係ないらしいけれど、言葉の意味ではなくて音に由来するケースも大いにありそうなので、鶴岡が鶴とも限らないわけだ。
この話が脱線とも限らない。
鶴岡の友人から『陰陽師』の漫画を借りて読んだことも思い出される。
そしてまた違う伏線に繋がっていくけれどそれはまた後ほど。
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西洋占星術バージョンがほしい
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一瞬見た時、何かの「目」かと思った!
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これは2023長崎の伏線回収
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今や廃れつつある企業のカレンダー文化の裏に
興味深い暦の歴史あり。
暦というのは昔は政府が発行していて、カレンダーとして自由に発行することができるようになったのは、戦後のことだそうだ。
民間発行のものは「おばけ暦」と呼ばれていた。
子どもの頃から目にはしていたけれども謎だった通称「高島暦」の形式こそが、昔の日本で主流の暦だったのだ。
どちらにしても使ってもらうためにはコンセプトとデザインが大切。
それが抜け落ちてる田舎の企業が年末に配るカレンダーやらは、もはや亡霊暦だな。
「マイおばけ暦」つくってみたいなぁとちょっと思う。
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それが粋だとされる文化もあったそうな
2020年から星読みを始めたといえ、一人の先生の元で学び始めた昨年、身も心もこてんぱんに打ちのめされていた。
でもそれは自分自身の心の問題であり、知識や技術を付け足してのばすよりも、もっと根っこのほうの精神性について学ばなければいけない時期なのかもしれない。
とはいえこれから東洋の技術を身につけるのは難しすぎる。
「西洋占星術」ベースではあるけれども、東洋という土地と精神性を活かしてできないか?
それには自分という基盤が圧倒的に脆いから、土台ごとつくりなおすような時間を過ごしているのかもしれない。
だから、限定せずに何か別の道も考えつつも、こんな風に星関係のことに行き当たると、やっぱり星読みなのかなとか思っちゃう。
いやいやただ単に中途半端に終わらせることはできないぞと、でも簡単に道が見つかると思うなよと、そんな風に言われてるかのように、また違う伏線がやってくる。
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まさかここで3月に行った奈良の「お水取り」の説明に出くわすとは…
完全に包囲されているな。
お水取りでお香水もらってこれなかったから、
自分で汲んでこいということだろうか。
…観念します、行きますよ。
雨に追われるように名田庄をあとにしたら、晴れ間が見えてきた。
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未だなんという木か不明。
お水送りをする鵜の瀬は公園も整備されていて、お水も汲める。お香水ゲット?!と思いきや、それはまた別モノでした…
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神域・鵜の瀬に降りてみる。
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降りた河原は地元にも似たような場所があったような既視感。
でも神社があったりはしないから、やっぱりこちらは神域なのだ。
そして、公園のほうも、整備されているエリアの奥のほうにひっそりとお社が…
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まじか、すごいな。石段の上はきれいに苔むしていて、踏んづけて歩いていいものかためらいつつ、お堂まで行ってお詣りさせてもらう。
手入れがされているのかされていないのか、だけどこれはこれで雰囲気がある。
いっぱい人が歩いたら苔が耐えられないかもしれない。
板で囲われたお堂はじめっとしていてちょっと息苦しい…
風を通すつもりでお詣りしてみた。
うん、やっぱり来てよかった。
さて、順番的に完全に逆回りだけど、こうなったら「お水送り」のスタート地点、神宮寺も行かなきゃだよ。
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バスが来たってことは早めに退散?
と思いきや、ツアーの案内があるからとお堂の扉を住職が開けてくださり、ご本尊様を直にお詣りすることができた。
しかもお客さんはドイツ人の御一行。
私のバイト先のボスは日本でちょっと有名なドイツ人なので、日本人の通訳ガイドさんに営業しておいたw
そして、ついにお香水に辿り着く…!
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根元が苔むした大きな木
なんだかわからないけど、ありがたくって涙が出る。
お香水をいただいて、手を合わせていると、
ミッションクリアのお知らせが来た。
さてさて、旅とともに私の人生も、
次の章へ進んでいくんだろうか。
つづく
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