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星のディグリー【16°】は「殻が打ち破られる」度数

星読み2年生の学びのnote。ディグリー篇。

ぐるぐるホロスコープ...サビアンシンボルからの延長で、星のディグリーを深掘り。

お誕生日から十日経ちました。もうすぐ今年の獅子座の季節も終わりです。
2回目の水瓶座満月が近づき、固定宮の頑固さやブロックが揺さぶられている感じがします。今なら殻を破って変われるような、でもそんな淡い期待を今まで何度台無しにしてきたことか。
今までは、もうダメだと思いながらブロックに小さな穴を開けてなんとか息してただけ。ここで本当に壊して外していかないと、と思うけどとんでもなく怖い。
けど、間違った方向に壊してしまうことは何度もやってきた。勢いや強制ではなくて、丁寧に向き合うことの方が大事かもしれない、私の場合。

【16°】殻が打ち破られる、対立する要素が流れ込んでくる度数

●1+6=7:落差のあるものに向かって進む推進力
●自分の内に向かう7の宇宙原理の法則=自己崩壊
●満月の状態:達成と手放し

15°でサインの性質がピークに達した後に始まる「方向転換」。これがけっこうなインパクトを持って現れる。
ドデカテモリーでは対極のサインの性質が流れ込んで来て、相反するエネルギーが自分の中にあることを常に感じているような。
けれどもピークに達したエネルギーを転換するにはそれだけのインパクトが必要なんだろう。反発や対立のままにするのでなく、落差によって動かす推進力に変えて行けたら…
落差は落差でも落ちる方向ではなくって、上昇気流や水平移動の推進力でもいいんじゃないか?
それをうまく使えている時もあったはずだ。
16=8×2でもあるよね、無限の力を受け取る…
受け身すぎるのがたまにキズかもしれないな。
手放すことには自発性を発揮して、私の意志を確かめてまた進んでいく。

【ⅩⅥ】塔 あるいは 神の家

ウェイト版では「塔」でおなじみだけど、マルセイユ版では「神の家」ということを知って、これまた衝撃を受けました。構図は同じなんだけど、解釈が違う。

「塔」は真っ暗な背景に雷のような閃光が走り、頑なに閉ざされていたものが破壊される暗示。2人の人物は雷の落ちた塔から放り出されるような悲壮な表情。
いっぽう「神の家」の全体は明るく、背景は何かキラキラしたものが降り注いでいるようで、人物は逆立ちしてるみたいな格好で地面の何かを探しているようにも見える。あるいは羽の描かれていない天使。
塔に降り注ぐのは神の息吹?てっぺんの蓋が開いて、塔の中に吹き込まれる。
2つのカードは解釈によって破壊と創造くらいの差が感じられます。

しかし雷もまた天からの贈り物だとしたら、不要な頑なさをぶち壊し新たな自分を始めるきっかけをつくり出しているのだ。
神という絶対的な存在から自立し自分の足で歩いていく、そのきっかけやスタートのタイミング。ただし不安定さは否めません。それともはじめから不安定を前提としてるのか。不安定こそ安定…?

16度(15.00-15.99°)のサビアンシンボル

牡羊座16°
「日の入りに踊っている妖精ブラウニー」
牡牛座16°
「神秘を暴こうとする老人」
双子座16°
「熱弁する婦人参政運動家」
蟹座16°
「手書きの巻物と正方形の前にいる男」
獅子座16°
「嵐の後の陽光」
乙女座16°
「オランウータン」
天秤座16°
「流されてしまった船着き場」
蠍座16°
「いきなり笑顔になった少女」
射手座16°
「船を見ているカモメ」
山羊座16°
「体操着の少年少女」
水瓶座16°
「机に座っている偉大なビジネスマン」
魚座16°
「ひらめきの流れ」

獅子座16°はネイタル水星の度数です。
どうも私は獅子座らしくないぞ?獅子座的な派手さや華やかさが足りないし、勇気を出し切れない臆病者だし。

タロットカードの塔のカードとは、塔のように硬い信念体系が壊れることを絵で説明しています。誰でも安心の中に住み、ずっと同じ安心できる状態を維持しようとしますが、それを続けることで人間は次第に衰えていき、理解力もまた積極性も失い、気がつくと鬱病になっていたりします。(『ディグリー占星術』より)

おっと、私の不安定と破壊性はIC水瓶座「海軍からの脱走兵」から来てるのかと思いきや、ほんとうは水星からのカミナリだったのかもしれないぞ…

ホロスコープではネイタル太陽1°手前のコンバスト、ヘリオセントリックでは地球と衝の位置で、うまく掴めないのです。コミュニケーションや基礎的な能力を発揮するということが、苦手です。
いやいやもう、安定なんてないし、飽きっぽいのもただの特性だと思えばいいじゃないか。うまく扱うことのできない水星の定義と、私自身への思い込みをぶっ壊して新しくしていこう。

火のサインの16°は勢いを削がれ、リラックスしているような雰囲気があります。リラックスも苦手だけど、その前には15°という火のパワー全開の度数がある。行き詰まったら(行き詰まってばかりだけど)一度思いっきり放出して、それからふっと力を抜いてみよう。それとも力を使い切らないと抜けないのかもしれないけど、限界を超えた先に本来の姿がある。
燃え尽きたところが、スタート?
過去には戻れないけれど、そこからもう一度メッセージを引き出すこともできるかもしれない。
情熱的で近視眼的だったあの頃の私を、ぐっと俯瞰して、でもあたたかく見つめ直す。
そうすることで優しい革命が起きるのかもしれないのです。







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