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三足のわらじ

以前は書いていなかった、わたし自身の身の回りのことや個人的な想いについても書いてみようかと。

我が家は、夫と、わたし、12月末に2歳になった娘の3人で構成された家族です。

作家として個人で活動を始めたのは、結婚した年の夏。
それから3年程経ち妊娠して出産だったので、夫婦ふたりの時間もそうですが、ひとり気ままな時間もありがたいほどたくさんあったと振り返ればなんと幸せだったのかと思います〜
(勿体無いことしてた〜というのは今になってわかることですね〜)

だけど当時は当時でなんだか孤独で、周りの人と比べては落ち込む日が多かったです。
きっと、会社勤めも子育てもしていない自分を責めていたんですね。

わたしは虚弱体質というのか、本当に体調を崩しやすく、振り返ると高校生の頃からずっと"なんだか不調"なのが当たり前でした。
それでいて神経質で、生真面目なところがあり、生きにくい人だったなぁと、苦しいしイタイひとだったなぁとも素直に思います。。。恥

そんなわたしが少しずつですが体質改善に成功し、
(体質改善については根深いので、のらりくらり今も続けています!)産婦人科では"不妊体質"とされていた身体でしたが、ぽっと妊娠がわかりました。
その頃からだんだんといろんなことを受け流せるようになってきたように感じます。
ま、仕方ないよね〜
なんとかなるか〜
と思えるようになったり、格段に生きやすくなったのは、間違いなく娘のおかげだと感謝しています。

ところが、そうは言っても、子どもを産み一緒に暮らすことは想像よりはるかに苦行でもありました。それまで自由気ままだったのに、ガラッと生活が変わったのは言うまでもありません。自分勝手にもできませんし、常に赤子に合わせる生活。ひとりの時間も大事なタイプなので、初めは本当によく泣いていましたね。心から我が子がかわいいと思えるまでにも時間がかかりました。
今でも弱音も吐くし、うんざりもして、時々憎たらしく思うことだって当然あります。
ですがだんだんと慣れてきていることは確かで、自分の感情のリカバリーは早くなりました。この点は成長したといえるかもしれません。笑

話は少しそれますが、
子育てとはいうけれど、わたしとしては育てているという実感は全くありません。
"ただただ毎日一緒に元気に暮らす努力をすること"
これに尽きるのではないかと思っていて。

お腹にいる時から、
・別人格なのだから真からわかり合うことはできない
・でも理解する努力は必要で、そのためには少し客観的にこの子を見守ろう
・とにかくできるだけ自分で選んでもらって、好きなようにさせよう
(マナーなど必要なことはもちろんきちんと教える)

このようなことを念頭に置いていました。
実に冷めた母親だと思われてしまいそうですが、赤ちゃんだろうが一人間であることを忘れず、尊重してあげたいなと思っていて。

わたし自身が幼少期、子どもだからと安易に言われることがとても嫌だったせいかもしれません。
(なんて気難しい子どもだったんだろう〜)

そりゃできないことだらけの子どもですから、そういう意味では育てていると言えるかもしれませんが、できない人に手を差し伸べるのと同じで、これは当たり前のこと。
こう言った理由で、わたしは子育てという言葉が少々苦手です。

話を戻して、、、
ただただ一緒にいることが、難しい日もある。
人と人だからそんな日もあります。

加えて、手抜きばかりの家事を少々、生業にしている刺繍作家のお仕事と、三足のわらじは、時にわたしをひどく苦しめ、落ち込ませたりします。

家でできる仕事だから融通がきくとはいえ、
一人きりなので、苦しい時に分かち合える人がいません。これは今後どうなるかわからない部分なので、今のところは、、、ですが。

忙しくなるとますます引きこもり状態になります。
そうすると、3つのパワーバランスが崩れて、
"妻なのに、母なのに、当然やらなくてはいけないことができてない…"
と、わたしの場合は負のルーティンに陥ってしまいがちで。

結果何もかも中途半端

というのが、昨年の反省でした。

メリハリをつける
諦める落とし所を見つけ認める

わたしの場合この2つが大事なのかもしれません。

ご飯が手抜きだって、
洗濯物が片付いていなくたって、
少々部屋が荒れていたって、
家族が笑っていればそれでいい。

今大事なことを最優先にして、抱え込まず人を頼る。
子どもとの時間は1日の中で時間を決めてしっかり向き合う。
あとは自分の機嫌は自分で取ること。

これが今年いちばん頑張りたいこと。

どんなひとだって、大充実!いつだって幸せ!なんてことはほとんど無いと思う。
山あり谷ありで、振り返って初めて、良かったとか悪かったとか、そういうことを思ったりしますよね。

だから、辛い辛いと思えるうちは、きっと頑張っている証拠。
頑張れることがあるっていうだけできっとしあわせ。

子育て中は、ついつい"辛さ比べ"、例えば夜子どもが頻回に起きるとか、ご飯を食べてくれないとか、その他色々のことで、弱音を吐いてヘビーな方が良しとされるような節がある気がします。
でもどんなひとだってがんばってる!
どんな子だって大変な時がある!

だからこんな場所からだけど、
お仕事の有無に関わらず、おかあさん、おとうさん、今日もお疲れ様でした!
また明日もどうにかこうにか終えられるように頑張りましょうね!

こんなにも長く、主に子どもを持つ立場で書いてきましたが、子どもの有無だって関係ないです。
本当にみなさま毎日お疲れ様です!

わたしはわたしなりに三足のわらじ、履いていきます!
みなさまはみなさまの立場でそれぞれ頑張りましょうっ!

社会がこうあればいいのになぁと切に願います。

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