酒クズだけどインビザラインを始めて1年経過、概ね順調です。

2022年の10月からスタートしたインビザライン(マウスピース)矯正、こんなかんじでなんとかやっていけてますよっていう個人の体験談です。

【私のスペック】

  • 37歳女性会社員一人暮らし

  • 上の歯にがたつきあり、出っ歯ちゃん

  • 習慣化は得意な方だが、大雑把

  • ストレスにめっぽう弱い。痛がり

  • 外食は週に3-4回は行く。飲む日は1軒で終わることはあまりない。つまり飲食時間が長い。そしてよく記憶をなくす


歯列矯正の相談は、定期的に通っていた歯科に数年前から打診はしていました。そこで紹介してもらった矯正歯科や自分で調べた審美歯科専門のクリニックを含め3軒回った結果、担当歯科のおすすめかつ、インビザラインの症例を多く取り扱っていたクリニックへこの度歯列矯正をお願いすることにしました。

叢生(そうせい)伴う上顎前突という私の症例だと、ワイヤー矯正かマウスピース矯正いずれにしても、料金と矯正期間にそこまで差がないようでしたので、よりストレスが少ないと予想したマウスピース矯正を選択しました!
審美的に気になるのは上の歯だけだったのですが、噛み合わせの問題もあり上下ともに矯正が必要というのはどのクリニックでも同じ見解でした。
また、ワイヤー矯正専門のクリニックに相談した際には矯正を始めるにあたり抜歯は必須と言われていたのですが、この度お願いしたクリニックでは、抜歯はできるだけしたくないという私の意思を尊重してくれて、期間はかかるけどもまずは1年程矯正を進めてみて、抜歯するかはその時の様子を見ましょうと言ってもらえました。歯を抜くとフェイスラインも変わりそうで怖いんですよね。顔痩せはミドサー以降は老けに繋がりそうな予感しかないです。
私の場合は30代も中盤を迎え、ハリツヤは足したそばから失われ、人間性はより歪に形成される中、せめて歯並びくらいは美しい40代を迎えられたらなという(馳せる思いは重たいものの)期限のゆるい設定でしたので、時間や費用がかかっても納得いく仕上がりと心身ともに健康でいられることを重視しました。

そこから時は経ち次回通院時にはまた型取りをして次のマウスピースを作成してもらうのですが、経過が順調ということで抜歯は免れました!
抜かない歯列矯正にもメリット・デメリットがあり、手放しでおすすめできるわけではないですが、意思を尊重して方法を検討してもらえるのはありがたいなと感じました。まあ仕上がりに納得いかなければ抜いちゃうかもしれませんけどねー。 
心を決めて費用総額は1,024,100円、ボーナスに感謝して現金支払いしました。

矯正のための検査を済ませマウスピースを発注し、1ヶ月程度で迎えた矯正デビュー初日。最初にクリニックで装着してもらって家に帰ったときにはまだ違和感も強く、想像以上に痛くそしてまじでブサイクだったのでめちゃくちゃテンション下がりました。
まあでも慣れるものですね。痛みの感じ方は個人差があるので一概に言えませんが、けっこうな痛がりの私でも食欲が落ちたりするほどの痛みではないと思っています。矯正期間中のブスは割り切るしかないし、終わった暁には爆美女になっていることでしょう。なっていなければその時対応することとします。

また、喋りにくいといえばそうなんですが、頑張って喋っていると口内が炎症することがたまにあるくらいで、日頃無口な方なのでそこまで問題に感じていないですね…。解決策は喋らないってことでFAです。

外食の頻度も矯正を理由に減ることもなく、飲んで記憶がない中でも朝起きたらちゃんとメイクは落ちているしマウスピースも装着できています。忘れ物だけはしないようにすぐバッグに仕舞うようにしています。
また、矯正期間中は歯が動くことにより一時的に噛み合わせが悪くなるためお肉なんかは噛み切り辛くなったりもしますので、焼肉ではここぞとばかりにいい肉を頼んでいます。肉は飲み物!

インビザライン矯正は1日のうち最低でも22時間はマウスピースを装着しておく必要があると言われます。
通常のタイムスケジュールであっても、3食の食事のタイミングでそれぞれ1時間程度は外してしまうため、優良な日であっても20時間程度でしょうか。
そんなかんじでゆるーく進めていますが新しいマウスピースが入らない!なーんてこともなくちゃんと歯も順調に動いてくれているようなので、無理のない治療計画になっているんでしょうね。

参考ついでに、現在抱える日常での課題や気付きを挙げていこうと思います。

ゴムかけの難易度高すぎぃ!


途中から顎間ゴムの装着が始まり、マウスピースの装着に鏡とゴムかけ用のピックが必要となりました。
これが付け外しのハードルをかなり上げました。
手先の不器用さゆえか何回やっても上手く掛からない日があったりします。
2回チャレンジして掛からなかったら繊細メンタルな私はもう発狂しそうになるのでそのタイミングでは一旦ゴムなしで装着しようというルールを適用してストレスのないように付き合っています。

公式の収納ケースが使いづらい!

インビザラインには専用ケースがついてくるのですが、私としては使い勝手はあまりよろしくないです…。
まずマウスピースをお行儀よく入れないと閉まりません。大雑把マンには辛い。
あとはマウスピース本体以外のサブアイテムの入る余地がないです。マウスピースを外す時によくネイルを痛めそうになるので、アライナーリムーバーという器具を使うのですが、別収納だと不便ですね。
ポーチにまとめるという概念がないため、バッグの中には歯周りのアイテムがあっちこちにとっ散らかっています。細々したものは全てバッグの内側ポケットに入れがちです。

どんな格好でマウスピースを放り込んでもすんなり開閉してくれて、リムーバーやチューイー(噛んで装着感を高めるためのアイテム)の収納もできて鏡も内蔵してもらえたら文句なしなのですが、わざわざ購入するほどでもないっていうストレスレベルですね。
ちなみにチューイーは秒で無くしたんですけど、なんとかなってます。

当然持ち歩きアイテムは増える

  • マウスピースケース

  • ウェットシート

  • 歯間ブラシ

  • アライナーリムーバー

  • マウスウォッシュ

わたしの場合はこれぐらいを最低携行しています。
歯ブラシは場合によりますかねー。食後は当然歯を磨きたいのですが、外出先だと飲食店等でトイレを専有するのは気を遣うので、詰まりが気になる場合は歯間ブラシをささっと通して、個包装タイプのマウスウォッシュで対応することが多いです。
あとケースを忘れたら地味に面倒です。ティッシュやハンカチにくるんだりするんですが、捨てそうになったりハンカチ使えなくなったり…。
そしてマウスピースを外す時にはやはり手を清潔にしたいのでウェットシートも何気に必須だったりします。

飲み物飲むときどうしてる?


インビザラインは水以外の飲食をする際には外すように指導されます。着色の問題であったり、マウスピースの中に糖類等が付着することにより虫歯になりやすくなったりするようです。私は普段水以外には基本的には無糖のコーヒーやお茶をよく飲みますが、顎間ゴムの装着が始まった今や外すことなく飲むことが多いです。
しっかり着色してしまいますが、5日交換だとギリ耐えられるくらいの黄ばみです。よっぽど汚れが気になるときは超音波清浄器にかけますが、滅多にしないです。

超音波清浄器は、他の方のインビザライン体験談によるとあった方が良いと言われていたので買ってみましたが矯正初期以降はあまり出番がないです。

このような大雑把な装着環境はぜんぜん推奨されませんが、今のところ定期で通っている行きつけの歯科(飲み屋みたいに言う)でも口内環境の及第点はマークしているようで問題なさそうです。


予定が歯医者で埋まる


私の通う矯正歯科の方ではクリーニングや歯周病のケアなどは扱っていないため、かかりつけ歯科とどちらも通う必要がありました。
かかりつけの方も矯正開始宣言をしたところ通う頻度が増えることになり、現在はどちらも2ヶ月に1回程度のペースで通っています。最初は月1でしたが、成績優良なのでこれでも間隔は延びた方です。
突発的な予定が入ることが多い方は通い続けるのも大変なのではないでしょうか。
マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べると通う頻度は少ないものなのですが、2箇所通うとなるとまぁまぁの高頻度!おかげで健康には違いない。


原因不明のいびき発生

これは矯正による影響なのか定かではないのですが、矯正初期はいびきをかくことがありました。
でも最近はかかなくなりましたので、何だったのかわかりません!



私の場合、内勤かつ割とルーティン化された日々の中で自身を管理できる整えられた環境で過ごすことが多いため、インビザライン矯正に向いている状況であったと思います。仕事で出張が多かったり、外回りなどで日中に歯磨きもままならないような方だと大変かもしれません。
私も旅行中やしこたま飲んだ日などは全然装着できていないのですが、その期間のマウスピースは装着日数を長めにとるようにしたりというコントロールも可能です(しないけどね)
性格的にも大雑把ではあるものの、ある程度自律し決まった事をコツコツ守るのは苦ではない方なのも結果に現れていると思います(ビッグ5の誠実性はかなり高い方です)。つまり私にはとても向いている矯正方法であったということでした。これだけ順調アピしておいて結果大失敗したら笑っちゃうけど、それもお勉強ですねー。

健康維持増進関係には時間もお金もかけるだけかけたい方針なので、次は視力上げたいですね。ICLってやつです。

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