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窓ぎわのトットちゃんと続窓ぎわのトットちゃん

黒柳徹子さんの『窓ぎわのトットちゃん』は、小学校のときに、先生が毎日読んでくれました。自分でも読んで、子どもの頃からずっと大好きだった。 自分もどこかトットちゃんに似ているような気もするし、全然違う気もする。 トモエ学園の自由な校風と、私の小学校の雰囲気は違うけれど、先生がトットちゃんを教えてくれたから、誰もがみんな自分でいいんだと思えた気がします。

私は小学校入学してすぐに、マイコプラズマ肺炎にかかってしまって、入院していたので、友達を作る大切な時に、学校に行けなくて本当に辛かった。退院したときに、クラスのみんなが私宛にメッセージを書いてくれたのが、本当に嬉しかった。
3年生のころには、担任の先生が毎日スクラムという子どもたちの日記から抜選して、ガリ版で文章を書いてくれたプリントを配ってくれて、それを本のようにまとめてくれた。
みんなが思っていることなども分かって嬉しかった。

黒柳徹子さんの子供時代は、戦前から戦中にかけてのいいときと悪い時が書かれていて、窓ぎわのトットちゃんは、トモエ学園の楽しくもちょっぴり切ない思い出が書かれていて、大人になっても何度も繰り返し読んでいました。今もなお、元気で毎日のようにテレビで活躍されている黒柳徹子さんの魅力が、子どもの頃からの思い出とともに伝わってきて、元気がない時は大丈夫だよ。私もそうなんだよとトットちゃんが言ってくれそうな気がするのです。

そして、長年の月日を経て、『続窓ぎわのトットちゃん』が出版された。 You Tubeで、報告されてからすぐに本屋さんへ。のこり1冊!
間に合った…。
私と同じく黒柳徹子さんのファンの母が読んだあと、ドキドキと読みました。

疎開先の青森でのこと。最初から家族と離れてたった一人で電車に乗って行かれたなんて…。たくましさはそこで培われたのでしょう。 まだ読まれていない方のためにあまり中身は話せませんが、NHKの女優さんになられてからのエピソードを読んでいた日に、夜のテレビ番組で、ご自身が同じエピソードを話されていて、さっき読んだところだ!と思って、聞いていると面白さやくやしさなどがようく伝わってきて嬉しかったです。

今度は『続々窓ぎわのトットちゃん』で、アメリカへ渡られたときのお話など聞いてみたいなぁ…と思ったのでした。


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