靴問題

Aさんは坐骨神経痛をお持ち。
ヒーリングでだんだん良くなってきた。
それでも一種の持病なので、遠隔ヒーリングの時はいつも腰が対象になる。
さて今回、それほど問題ないと思ったけれど、Aさんの自覚は違った。

「前より右腰が重くなり、気になっています」

うーん。
考えた。
遠隔視ではそう見えない。

こういう時、物理的な障害が情報を混乱させていることがある。
私は尋ねた。
「靴は無理のないものを履かれていますよね」

「最近はそうですね。たまにヒールの有るものを履きます。坐骨神経痛が良くなり、ちょっと喜んで履いていました」

というわけで、多分これで答えが出た。

外的な影響によって生じている問題は、それが解除され、相応の休息を与えられれば自然と回復する。
そういうものは、体は「問題」として認識しない。
それで遠隔視に挙がってこなかったのだ。

勿論、だからと言って軽視できる訳ではない。
体に対して負担の多い状況を続けていると、問題が骨の奥深くまで浸透してしまう。
実は最近、私も合わない靴を履いて出かけたのだけれど、てきめんに膝や足の甲が痛くなった。
おかしいな、歩き方が悪いのかな、とか色々考えたけれど、その靴を脱いだら痛みはどこにもなくなった。

こういったズレに対する感度には個人差がある。
私の体はかなり早く悲鳴を上げやすい方なので、すぐに膝の痛みに出たりする。
Aさんのお体の場合、ハイヒールを履いている間にそれが認識されなかったのだと思う。

こんなこともある。
参考までに。

靴、枕、椅子、などなど…「これで合っているのかな」と見直してみて下さい。
正解云々より、そういう取り組み方そのものが、体にとって大事なことです。

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