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「今年、サンジュなの。」 「!?」 “永遠の二十歳”的なジョークかと思ったら、30ではなく傘寿だった。 娘と私の、歳の離れたお友達。 「いつもはね、友人とここへ来て瓶ビールをふたりで1本空けるのよ。 彼女、75でお嫁に行ったの。素敵でしょう。」 寿司屋でちらし寿司をつつきながらはにかむ笑顔がとてもチャーミング。 彼女はアートをやる。アートと暮らしている。 いや、その生き様がもはやアートだ。 「心が通うときは一瞬ね。お友達になれて嬉しいわ。」 美術館の企画展で浮かな