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フレンチレストランの種類、補足

アトリエ・グルマン クミコ料理教室です。

前回はフレンチのレストランの種類について書きましたが、
日本ではあまり知られていないものも含め、
食事を出すところがまだあるので
紹介します。

ブション(Bouchon)
美食の街として知られる、ローヌ地方のリヨン特有の大衆食堂。
お肉でもレストランでは使われないような格下とされる部位を使い、リヨン名物料理にもなったアンドゥイエット(腸詰ソーセージ)やタブリエ・ド・サプール(胃袋のの煮込み)をはじめ、ボリュームがあるリヨン料理がいただけます。
そしてパリには何軒もブションがあり、リヨン名物料理が食べれます。
日本でもブションという名前をつけたレストランがありますが、低価格でボリュームがあって気軽に利用できるところとというコンセプトのところが多いです。

クレープリー(Creperie)
フランスの国民食のクレープ、ガレットの専門レストランです。メインにガレット、デザートにクレープといただけます。低価格で、注文すると待たされることなくすぐに出てくるので、旅行中などで時間がない時にもファーストフード感覚で利用できます。飲み物はリンゴのシードルをぜひ。

オーベルジュ(Auberge)
宿泊施設のあるレストラン。車でしかいけないような田舎にあります。農家やワイナリーだったり、昔の貴族の館を改装していたり。食材は地元のもので、敷地内の畑で採れた野菜を使ったりしてマダムが作る家庭的な料理、郷土料理を出すところもあれば、何人もの料理人を抱えたミシュラン星付きのところもあります。
アヌシー湖の湖畔の高級リゾートの村タロワールに「Auberge de Pere Bise」というオーベルジュがありますが、本当に小さな田舎とは思えないような素晴らしい料理、サービスを提供しており、2つ星を獲得しています。


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