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お店の移転について

お店を始めて6年目の2015年に同じ吉祥寺内で移転をしました。
スタッフの作業スペースを確保したい、売り場を広げたい、路面でお店を出してみたい...などが主な理由でしたが一番は、お店を始める2009年の前から
この物件でお店をしたいな〜と思っていた場所を借りることが出来たからでした。

吉祥寺はお店の入れ替わりがとっても早いのですが、賃料も抑えめで良い場所はなかなか借りれるチャンスはありません。そもそも賃料が安い物件はほぼないのですが、仮に空いたとしても一般公開される前で既に次の借り手が決まっていることが多いのです。吉祥寺内で移転、2号店をするお店も多いのも特徴かと思います。

自分も気になっていた物件を借りることが出来たのは偶然でした。
たまたま吉祥寺の朝市に、借りたいと思っていた物件の方とお話し出来る機会があり、そのご縁で数年後にお声掛けをいただき移転することが出来ました。

街を見ていると、
年末の12月〜2月頃にテナント募集の張り紙が目についてきて、気がつくと4月〜5月頃には新しいお店がOPENしている感じです。近年、特に空き物件に出店が多いのは小振りなサイズだと個人経営の美容室、駅周辺の大きなスペースはドラックストアなどですが、以前に比べて大小含めた空き物件に借り手がつかないこと場所も出て来たことが、街としての大きな変化かと思います。

それでも2〜3年前はタピオカ屋さん、5〜6年前はコーヒー屋さん、10年くらい前はパンケーキ屋さんなど、流行のお店の出店が目立つことも街を活気付かせてくれる良いところだと思います。

スターバックス、ユニクロ、無印などの大型店が小さな街中に複数店出店しているのも吉祥寺の特徴でしょうか。

吉祥寺の西側で三鷹へ向かって伸びている中道通り商店街の奥へとお引越しをしたのですが、長閑でファミリー層も多い心地の良い場所です。目の前には大きなどんぐりの木が特徴的な西公園もあり、朝は保育園児、午後には低学年の小学生たちとママさんが敷物を広げて楽しんでいます。

この場所に引っ越してから、商店会に入り若輩者ですが役員の仕事にも関わるようになりました。街の様子、商店街の様子、お祭りのこと、お店のこと、今までとはもう少し広い視野で考えるようにもなりました。

建物の老朽化での取り壊しが目立ち、
コロナの影響で海外、国内からの観光客も訪れない中、
街としてこれからどのように魅力のある場所へと変わっていけるのかを日々模索しながら、商店街の方達と盛り上げて行きたいです。

次回はお店のお話に戻って、移転した際の改装について書いていこうと思います。


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