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読書記録 | エフェクチュエーション

エフェクチュエーションを知ったのは『ザッソウラジオ』というPodcast。
逆算思考ではない考え方が面白いなと。

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「エフェクチュエーション」と「コーゼーション」

「エフェクチュエーション」とは、高い不確実性に対してコントロールによって対処する思考様式。

…何言ってんの???って感じですよね。

別の思考様式として「コーゼーション」があります。
「コーゼーション」は目的に対して最適な手段を予測・追求する思考様式。

この2つの思考様式が料理に例えられていて、僕は分かりやすかった。

コーゼーションというのは、最初に料理を食べる人の好みを考えてメニューを決め、一番美味しいレシピを考えて、必要な材料を調達しながら料理をする
(中略)
私たちが普段料理をするプロセスというのは、まず冷蔵庫を開けて、どんな材料があるのかを確認。
野菜や豚肉があればそれを使って、自分の得意な美味しいものを作ろうとする、エフェクチュエーション的な進め方をする。

p.39~40一部抜粋

どちらが良い悪いではなく、目的によって使い分けることが大切。


— 印象に残った言葉・感想 —

『手中の鳥の原則』

エフェクチュエーションには5つの原則があります。

  • 『手中の鳥の原則』

  • 『許容可能な損失の原則』

  • 『レモネードの原則』

  • 『クレイジーキルトの原則』

  • 『飛行機のパイロットの原則』

新しくチャレンジする時には『手中の鳥の原則』がすごく大切だと感じた。

手持ちの手段(資源)を活用し、手段主導で何ができるかを発想し着手する思考様式。
「私は誰か」
「私は何を知っているか」
「私は誰を知っているか」
今の自分に何ができるのかを考え小さな1歩を踏み出す。
行動を起こすたびに「私」が拡張されていく。
そして、拡張された「私」に対して、誰か、何を知っているか、誰を知っているかを考える。これの繰り返し。

目標に対しての不足を外から取り入れるのではなく、自分のすでに手にしているものを広げていくイメージ。

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目標・目的があって、そのためにはこの手段が最適だ…みたいな思考だけじゃない。
エフェクチュエーションという思考方法もあると知ってもらえると、生きやすくなる人が増える気がする。

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