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見えないものがわかるようになったとき

自分に霊感があるなんて、思ったことはありませんでした。
親がいうには、小さな頃から
空中を指差し怯えていたり、何かよくわからないことを言い出したり
周りにいる人たちに怖い思いをさせていたようですw

でも、本人はそんな記憶は1mmもありません。

24、5歳の頃、ある日突然、わたしの周りに
漫画などできく異形というような存在たちが
たくさんいるのを感じるようになりました。

いつも周りにいて、何を言っているのかはわからないけど
わさわさしているのがしんどくて
ちょっとノイローゼのようになっていました。

そんなことがひと月ほど続いたときのこと、

1人、とっても大きくてムッチムチの
千と千尋のぼうみたいで、お地蔵さんみたいなお顔をした人(?)が
わたしについて歩いていました。
ある日、わたしが息苦しくて目を覚ますと
その人は泣いて、わたしにまたがっていました。

そのとき、なんとなく会社の同僚の神様だとわかったのです。

でも、わたしには助けてあげることができない。

「ごめんね、何もしてあげられないの」
と伝えると、しばらくして、その方は消えてしまいました。


それからしばらく後、同僚がわたしの後ろを歩いていたとき
色付きで見えました。

小さな黄土色の悪魔のような形をした何かが
彼の背中にしがみついていたのです。

それを見て思ったこと。

あ、貧乏神だ

きっと、あのムチムチの人は追い出されたんですね。

それから彼は未公開株詐欺に遭い、離婚をし、
いつもお金のない、ボロボロの状態で生活をしていました。
誘ってくれた社長について行くために会社を辞めたものの
社長と大げんか、取引先ともケンカをして、取引終了。
再婚したまでは聞きましたが、その後のことはわかりません。

わたしも、そんなに真面目でいい人間ではないけれど
周りの人たちに、必要以上に迷惑をかけることはないように
生きて行くことくらいは、当たり前と思っています。

目先のお金に目が眩んだり、
人に迷惑をかけても当たり前のような顔をして過ごしていたりして
導いてくれていた神様の居心地が悪くなるほどに
自分のエネルギーを澱ませ、下がらせてしまうことは
本当に危ないことだなぁと思ったものです。


それが、わたしが初めて
見えないものが見えることを実感したできことです。


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