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はじめまして。と、私がここに辿り着くまで。

はじめまして
骨格構造からカラダを調律するセラピストとして活動しています
yoshikoと申します。

以前は外資系メーカーで
ウォッチメーカー/時計修理技師として働いていました。

周りからは何かと
こだわり派と言われてしまうAB型の変わり者

品質と審美性の追求に加え
納期の徹底という世界に15年間どっぷりと浸かっていました。

入社1年目にして英国に出向することになり海外にて2年間勤務。
海外で独身時代を謳歌!
と言いたいところですが、いやいや
いわゆる武者修行状態の2年間でした。

英国勤務当時、技術者達とクリスマス休暇前に撮った写真


英国でたった1人奮闘するなかで当時出会ったのが
ホットヨガでした。
ヨガを始めたことで20代からすでに悩みの種だった
肩や首の凝りが少し緩和していく感覚があり、細かい仕事の作業中に
集中力もアップした!と当時は感じていました。

身体のメンテナンスだけでなく機械式腕時計修理の仕事へも
プラスに寄与するツールを同時に手に入れたと思い
これでもう私は自分でヨガさえしていればすべての問題が解決する♪
と感じていたのを覚えています。

帰国後、数年して結婚。
挙式の準備のなかで1番どうにもできなかったことが
自分自身の後ろ姿でした。
ブライダルエステ?
勿論行きましたよ。
結果は、気になる背中には、ほぼ変化なし。
え?
ヨガで美しい背中になる人もいるのに
どうして私は自分の理想の姿になれないんだろう

私は、大概のことは全部自分の意思決定で
変えられる。と思っていたし
変えられないならそれは、自分の努力が足りないからだ
できることを全てやり尽くしていない証拠
と思う思考ルートに縛られていました。

生死を彷徨うことで、自分ではどうにもならないことがあるとわかった

その後
なんと出産前後に生死を彷徨い
なんとか生還しました。
HGB値が2.9だったのに意識があったのは奇跡だね
なんて言われました。
気力だけでどうにかもっていた感のある当時
点滴らしきものはいつの間にか両方の腕に打たれて
もはや身動きもとれず
まさに瀕死。

娘は元気で無事だったし
自分も生きてたから、よかったー
と言えば
格好いい感じがしますが
自分の体が思うように動かない
と感じはじめたのが、まさしくこの頃からでした。

その違和感を抱えて
それでもなお
私は今まで通りの生活をし続けるために
しなければいけないと思い込むなか
ぜんぶ自分で抱え込んで
育休後
仕事へ復帰します。

娘の育児休暇中

子どもは日々成長していく
仕事はというと
変化なく
いや、むしろ少しずつじわじわとタスクが増えてくる
1日24時間という限られた時間で
自分の求めるクオリティまで届くだけの家事育児
そして仕事にと
自分の身体のエネルギーを
文字通り削り取るように起きている間
絶え間なく動き続けました。
 

研修当時スイス本国にて




今から振り返ると
超高層ビルの寒風吹き荒ぶなか
風に煽られながらボロボロの吊り橋をヨロヨロと渡っている感覚
体の違和感が拭えないなかで
働き続ける日々

RYT200を勉強中

ヨガをしている最中の体感が
以前のような効果を感じなくなっても
他にそれと代わるものがなくて
細々と続けていました。
インストラクターとして活動できる資格
RYT200も学びましたが
身体の違和感は変わらずじまい。

メンテナンスとしての新しい何かを
探して
探して探しまくって気になったらやってみるの繰り返し
ファスティングに整体に鍼灸
けれど
結局何かしっくりこない
そんなあるとき
SNSで見かけた施術風景が目に留まりました。

骨格そのものの構造に視点をあてたセッション
自分に落雷が落ちた衝撃でした

今まで私がしてきたことは筋肉にアプローチしていたんだ
そうじゃなくて
骨格構造にアプローチするんだ

スイス研修中/ワークベンチの特殊すぎる姿勢が見てとれる


機械式腕時計を修理して
徹底して品質や審美性を高めることに満足していた自分
けれど
ヨガでメンテナンスできていると思っていた自分自身の身体が
実は
そもそも置き去りにされていると
ようやく感じて
私は自分を見つめなおしました。

機械式腕時計の内部にはたくさんの歯車があって
その歯車が毛ゴミひとつで稼働しなくなるという世界で
その精度やクオリティを最重視して生きてきたのに
自分は違和感を感じた身体に
一体今まで何をしてきたんだ。

そう思ったら愕然としました。
気づいてからは
自分の身体を修復する時間をとりたい。
仕事や家事のことで自分自身に余裕がなくなって
娘に対して大したことでないのに
強く当たるような自分がいることにも気づくことがあり
これは
きっと無数の歯車が噛み合ってきたからこそ
いままでは気づけなかったことにスポットが当たってきたんだ
自分の感覚を信じて
不安や焦りや保身や安定とは無縁の
自分の震える道を踏み出す時季に近づいているのかも
と本能に近い感覚で
選択することを決意しました。


娘も成長、これからの一歩はどんな風景を見ることができるのか楽しみでもあります


育児のこと
お金のこと
仕事のこと
家族の理解など
歳をとればとるほど

やらない/できないと理由づけすることはいくらでもできる
けれど
その先に思い描く自分は
笑顔でいられるだろうか?

そう自問自答して
私は自分のカラダと向き合いながら
同じように身体に対して疑問を持つクライアントさまと
伴走しながら解消、解決できるセラピストとして
出発しました。

わたしは
こころとからだは
相互に手を握り合うように繋がっていて
美しさは
そのどちらもが揃わなければ
成り立たないものだと感じています。


何十年もの月日を経て
年を重ねてきた私たちの身体は
1回だけ通えばすべてが劇的に変わる!
というわけではありません。

それは歴史的遺産の
身体の経験してきたあらゆる歴史を掘り返し
遺跡を発掘するような感覚とも言えます。

骨格構造から変えるということは
時間はかかるけれど
日々の生活の質がその都度向上し
自分では遺伝だと思っていた身体的特徴が
そうではなかったと思い直すようなことも起き得ます。

呼吸ひとつも
深く自然になったり
眠りが深く変化するなど
その身体感覚のアップデートは
多岐に渡ります。


そんな変化を
アトリエにいらっしゃるクライアントさまと共に
伴走できますように
日々精進していきます

中庭のあるアトリエでセッションを提供中

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