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購入者と友人の様な関係を築きたい。

友人といってもいわゆる遊び仲間と言う意味とは少し違います。
同じ価値観を共有できる人、「こういうの良いよね!!」とか「こういうの好き」とかそう言った価値観が共有できるそういう人とハンドクラフトを通じて出会えたらどんなに幸せだろうか?
そんな事を思ったのが事の始まりでした。

■何が売れるか考えていたら、アプローチが違う事に気がついた

そもそもとして、なんでそういう考えに至ったのかと言うと、「何が売れるのだろう?」そう考えた事にあります。
世の中は物に溢れていて、レザークラフトも本業から趣味に至るまで多くの人がやっています。
そうした中から自分の作品が選ばれるのは、優れているからとか、機能性とかデザインとかが他より秀でているからと言うのは理由としてしっくりこなかったのです。

TwitterやPinterestを使って多くの商品を見ているのですが、どの人の作品もどれもとても素敵です。
この中に自分の作品を放り込んで本当に選ばれるのだろうか?
これらよりも、機能性もデザインも独創的でレベルが高く見栄えをしなくてはいけないのだろうか?

「でも待てよ購入者の立場として考えたらちょっと違うのではないだろうか?」

デザインも技術も優れていても、今見た商品を私は買わない。。
なぜなら、自分の好みからすこしだけハズレているんです。

よく考えたら、ものを買う時にほんの少しだけ妥協しているんですよね。
みんなそうなんじゃ無いでしょうか?使い勝手や色、材質、デザインなどなど。。。

だから、自分の好みに限りなく合致した商品を見つけたとしたら、すごく嬉しいだろうし、大切にするんじゃないかな?考えがそこに辿り着きました。

■であれば自分の好き売ることにします

誰かの好みに合った一品を出すのが答えなのですが、どこかの誰かの好きな物なんて、なんの答えになっていません。
そもそも、普段から一緒にいる人の好みだって正確に把握できるわけないのに、どこかの誰かなんて曖昧な人の好みなんてわかるはずがない。

一番わかっているのは自分なのだから、自分の好きを考えて作れば良いじゃないか!!
それで私が好きな物を好きと思ってくれる価値観が近い人に買って貰えば良いんじゃないかな。
そういう価値観が近いって友人っぽくないですか?
なので、友人の様な関係を築きたいってところにつながります。

■自分も価値観を受け入れる。

友人って一方的に自分の価値観を押し付けるだけではなくて、相手の価値観も受け入れるのもアリですよね。
性別、年齢、経験などによって近い価値観でも全く同じにはなりません。
今の自分の価値観が完成系ってわけでもありません。
だから、逆に意見をもらったり好みを聞いたりして、影響を受けるってのも良いですよね。
そう言ったのも友人っぽいですよね。
そんな関係を築けたらきっと、ハンドメイドがさらに楽しくなるのでしょうね。。。



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