【にじさんじイメージソングアルバム / 制作のお話 1】M1.ソーダフロート(静凛イメージソング)
楽曲を聴いてくださった皆様、ありがとうございます!
今回から各楽曲の制作のお話を数回に分けて書いていければと思います。
曲順について
一曲目にしずりん先輩!というのは制作を始めたときからイメージが固まっていました。
「もしこのアルバムをセットリストとしてライブをしたら」というのをずっと想像しながら作っていて、そうなると最初はみんなの頼れるお姉さん、しずりん先輩にカッコ良く先陣を切って欲しいなと。
加えて、ご本人もアドリブが苦手と言っていたり、KANADEROのライブ、にじくじ、REALITY等々で3Dで登場するときはよく「足がつるー!(笑)」と言っているので、予想外のことが起きにくい早めの段階で出番を終えて、そのあとは他のライバーを応援する立ち位置が嬉しいかなという勝手な想像もあり…一曲目はしずりん先輩!となりました。
タイトル、歌詞について
曲名は「ソーダフロート」なんですが、そのキーワード自体はそこまで重要ではなくて。どちらかというと、しずりん先輩はあまり炭酸飲まなかったと思いますし(違っていたらごめんなさい)。
歌詞の内容的には、好きなものに対して素直!一直線!とことん!みたいなことを可愛く書いています。お姉さんポジションとはいえ、JKですし!
アルバムを作るときは「曲を跨いでの歌詞の繋がり」も強く意識していて、一曲目の一言目「甘くて爽やかなひとときを 忘れないように歌う」というのは、アルバム全体のテーマにも関わってくるすごく重要なフレーズです。そのフレーズを引き出すため、一言で夏に連れて行くための「ソーダフロート」です。
基本的に歌詞は吉村が初めに全体をざっくり書いて、そこから川崎が各ライバーに合ったワードに置き換えたり、表現や韻を整えたりという流れで書いています。ソーダフロートに関しては最終的に半々くらいかな?
2番以降はJK組の関係性とか、配信したゲームネタとか、すごくリスナー(凛fam)大切にするところとか、その辺りの要素もより深く取り入れつつ書いたので、是非フルで聞いていただけると嬉しいです。
歌詞とオフボーカル音源はリリース日(2019.5.4)に、こちらのnoteでもフル尺を無料公開する予定です。
アレンジについて
夏の午前中、野外ステージで歌われている光景を想像しながらアレンジしました。先に言ってしまうと、アルバム全体で一日の時間経過をイメージしていて、朝から始まって後半になるほど日が暮れていきます。
(この発想は「でろーんを一番オレンジの強い時間帯に持ってきたい」という想いから始まっているのですが、詳しくはその回のときに。)
曲調は一曲目らしく、明るくてノリの良い爽やかな楽曲になりました。特にベース(演奏:今井さん)がキレッキレで超カッコイイんですよ。イントロからわくわくします。
音色的にはベーシックなバンドサウンドと、夏らしいパーカッションが主体です。しずりん先輩は個人的にお洒落なエレピのイメージがあったので、エレピも入れました。ちょっとしたリゾート感、余裕を演出しつつ、後半のソロもエレピが担当しています。
一番のお気に入りはBメロ後半です。「さぁ 召し上がれ」の歌詞のところは、不敵な笑みを浮かべながら一歩ずつにじり寄ってくる感があって、しずりん先輩っぽいお茶目さを楽しく演出できたかなと思います。
「ちょっとドタバタさせて、解決!」という流れが好きでよくやるんですけれども、この曲ではBメロ~サビ入りの他に、終盤の落ちサビに当たる部分でも結構大胆なキメを作ってそれをしています。スリリングなドライブが始まりますが、ちゃんと到着します。(しずりんの『Euro Truck Simulator 2』すき)
クレジット
作詞・作曲・編曲:Atelier LadyBird(吉村彰一、川崎泰弘)
Vocal:じゅりお。(@juri_k0406)
Electric Guitar:吉村彰一(@shouichidrums)
Bass:今井真之(@masa_bass)
Electric Piano, Programming:川崎泰弘(@don0924)
次回、M2. えびばでぃぐっもーにん!(物述有栖イメージソング)
それでは、簡単ですが今回はこの辺りで!
次回は有栖ちゃんのイメージソング「えびばでぃぐっもーにん!」について書いていきます。
よろしければ、また覗いていいただけると嬉しいです。