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繭玉を染める①草木染編

有難い事に10年ほど前に作ったクリスマスツリーへの再オーダーをいただいたので、ツリーに吊るす為の繭玉を染めました。

前回の繭玉は人工染料を使用

前回は知人が染めた繭玉を使用。
今回は自分で天然染料を使って染めてみようと思い、納期までまだ余裕はありますが色々と試したいので早々に着手しました^^

染める前の繭玉さん達
ベンガラ染めはマットな仕上がりに
草木染は繭玉特有のツヤが残る仕上がりになりました

草木染は身近な植物でこれだけ染められる事に感動しました。ベンガラ染めはお試しセットを購入したので後日また投稿しますね。反物から煮出した色で染めた繭もまた後日。

ではでは草木染の制作風景を。
染めていて思いのほか濃く色が出たなと思ったのが玉ネギの皮でした。

玉ネギの皮を煮出すとこんな色なんですね
左:染料から取り出して水洗いしたての繭玉
右:1回アルカリ媒染した後に乾燥させた繭玉

よく染まりました。。。
もっと淡い色かと思ってました。

そしてターメリックもよく染まりました。
キッチンにあった料理用の粉のターメリックです。

ターメリックを鍋で煮て粉感が気になったので濾しました
蛍光カラーのような発色に

どちらも染料に繭玉を入れて20分も煮てませんが、その1回だけでよく染まってくれました。さすが繭玉!シルクプロテイン!(植物性の色素はタンパク質と結びつきやすいそうです)

そして淡く染まるので繰り返し染め上げたのがレモングラスです。

うーん 良い香り 我が家で育てたレモングラスです
染める、軽く水洗い、銅媒染液に浸す、軽く水洗い
それを3回繰り返して一番右の色に
乾燥終了 カーキ色?っぽくて大満足!!!!

コーヒーやお茶は以前にも染めた事があるので淡々と染め上げたのですが、媒染液を使って色を変化させるのは初めての事だったのでとっても面白かったです。

特にレモングラスの銅媒染で使った媒染液はネットで調べたら自分でも作れるとの事で理科の実験のようでした。お酢に10円玉を入れて一週間ほどすると完成します。

濾すと透き通った色に

草木染は同じ植物でも採る時期や生息している場所でも染め上がりが違い、作業に使う水でも違ってくるそうで、どうなるかわからない部分も魅力のひとつですね。。。ハマる人の気持ちがわかる。

植物と蚕の生命の営みに感謝

なんて美しい彩りなんだろうと感動。
尊さを感じました。


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