くまのカップ

小さな頃から物を作るのが好きだった私は紙粘土やフェルトに刺繍をして遊んでいました。母に判子入れを作るととても喜んでくれてあの時は嬉しかったなぁ。今でもそれは大切に使われていてモノ作りの原点はここにあるのかもしれません。子育てをしてきて母親の視点に立ってみると私は面白い子どもだったのだと気づきます。

中学のときデザイン科のある高校があると姉が教えてくれて、どうしても通いたかったので家庭教師に来てもらって猛勉強。休憩時間に母が買ってきてくれたケーキを先生と一緒に食べるのが楽しみで特別な時間でした。その時のプリンアラモードの陶器のカップが可愛くて捨てられず棚の奥に閉まっていましたが、昨日何となく花を入れてみたらとても可愛かったので大切な場所に飾っています。