ある日森の中で
ほんとうは
ずっとこうして
おどっていたいのよ
ほんとうは
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。もうこの時は二度と帰ってこないと気付いた時には、ひらりといなくなっている。目の前にある扉とは形も色も違う扉がいくつもあってバタンバタンと開いたり閉じたり忙しい。扉から大量の紙が舞い上がりひらひらとやってきた一枚の紙を手にして目を落とす。そうかそうかと頷いたりして。
少女は踊りながらもう既に帰ることを考えていて、待っている人のことを思いながらクマと踊っているのです。こうして出会ったのも何かのご縁??一緒に一曲踊るのが筋というものでしょう。違うかしら。。そう自分に言い聞かせながらいくつもの扉を開いて正解を探しています。少女の心はどこにあるのかしら。それは彼女にも私にも分かりっこないわ。人の心は無数なのよ。
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