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言葉では伝えられないことが確実にある。ではその伝え方とは?

皆さん、おはようございます。

ある時は演劇講師
ある時は脳トレ運動のコーチ
ある時は耳つぼの先生


肩書きがその時々で柔軟に変化する
ちゃんみかと言います。


昨日、野口五郎さんと岩崎宏美さんの
新たな音楽へ挑戦!を取り上げさせて頂きました。

今日は昨日の記事をもとに、過去に創った
『触覚サウンドをのせた映像演劇』について
まとめます。


『触覚サウンドをのせた映像演劇』とは

時代の大きな変化

コロナが爆発的に世界中で流行った2年前
集まって演劇をするってことができなくなりました。私の代表する劇団は[65歳以上の劇団]という名の通り、参加者は皆シニア世代です。

外へ出ることに怯え、接触を避け
稽古賛成派と反対派に意見は分かれ
稽古をすることも作品を創ることもできなくなりました。

オンラインで活動するメリットもすごくあって、憧れの方と繋がることができました。
そのご縁が、今後の人生に欠かすことのできない大きなきっかけとなりました。


山海塾の石井則仁さんとのご縁のおかげで

則さんのオンライントークイベントN/N
に参加させていただいた時、
名古屋大・大学院情報学研究科 准教授
鈴木泰博さんのお話を聞かせて頂きました。

“触覚”のこと、鈴木さんのお話に興味をもった私はすぐに鈴木さんとオンラインで繋がり、
映像演劇への挑戦が始まりました。

触覚とは

とてもわかりやすく説明してくださってますので、こちらの動画も見てください。
映像演劇『えんとつまちのプペルに重ねた触覚サウンドについて』

動画から抜粋しますと

触覚とは、感性を運ぶメディア(情報手段)
言葉では伝えられないことが確実にあって
文字の情報で右往左往してしまいがち
それ以外の情報も結構大きくあって
それが、本当は人の心を動かす

コロナ禍でも、できる方法はあって
コロナ禍だから、会える手段があって
もっと身近に、演劇を感じてもらえたらと

映像演劇を創ることにしました。
普段ならきっと思いつかなかった
全国のお友達と共演することも可能になって
オンラインで稽古できる仕組みもできて

限りなく少ない人数の現場でしたが
過去1たくさんのキャストさんが出演してくれました。

照明・音響・映像編集は信頼しているプロの皆さんにお任せして、それぞれのパーツを繋ぎ合わせて完成したのが

映像演劇『えんとつまちのプペル』です。

映像演劇『えんとつまちのプペル』
実は世界初の取り組みでした

完成した作品を鈴木さんに送りました。
そこに触符を使った《触覚サウンド》をあてていく。数々の研究をされている鈴木さんも解説で仰られていましたが、演劇に《触覚サウンド》をあてていくことは初めてとのことで、台詞1音1音にあてていく作業は想像しただけで大変な労力と思います。

本当に大変なことをお願いしてしまったと、今、とても反省しています。

もっと演劇としてクオリティの高い作品に
こうした研究をした方が効果的だと今の自分なら理解できるのですが、過去の自分にはそこまでの考えに至るより「ワクワクしかない!」という状況でした。

その興味や勢い
『言語を超えて届くかもしれない』
その可能性を真っ直ぐ信じた自分がいたから
作品が世にでたわけです。
大変な作業をしてくださった鈴木さんには
心から、心から!感謝しております。
本当に、感謝しかありません。

挑戦は続く

野口五郎さんがメディアで
僕は妄想家なのでと仰られていたことがとても印象的で、立場や環境や経験は全然足元にも及びませんが、私も、すごく共感したんです。

言葉ではない表現力をつけることが目標で
表現は、耳の聞こえない人や目の見えない人
共通言語のない生きとし生けるもの全てに
届けることができると信じていて

だから、鈴木さんのお話を聞いたとき
届けることができるかもしれないと
鈴木さんにご相談させていただき実現しました。

まだまだ表現が未熟すぎる役者ではありますが、私自身の夢であります
【森とお芝居をする】ことが実現できるように願い、日々精進していきます。

少し長い作品となりますが
映像演劇『えんとつまちのプペル』
もしよかったご覧ください。

65歳以上の劇団 映像演劇
『えんとつまちのプペル』


では、また。
KaFuKa

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