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風を送る

 先週、中国地方は平年より6日早く梅雨明けしました。昨年と比べると18日早いそうです。とはいえ、梅雨明けが発表されても夕方になると雨が降り、ゲリラ豪雨に見舞われる毎日ですので、まだまだ湿気が気になるところ。今日はお家の中、ピアノ周辺の湿気対策についてのお話です。

 ピアノ内部に関してご家庭でできることは少ないですが、ピアノを置いてあるお部屋にできる対策として、今のお部屋に+サーキュレーター(もしくは扇風機)をお勧めしています。もちろんエアコン(ドライ機能)や除湿機の適切な導入ができれば良いのですが、費用だったりいろいろな面ですぐに用意できなかったりしますよね…そこでサーキュレーターです。
 とくにアップライトピアノは壁に沿って部屋の隅に設置されることが多く、ピアノ周辺の通気が悪くなりがちです。通気が悪いと空気が澱み湿気もこもりがちに。お部屋全体をみると湿度がそれほど高くなくても、そういったすみっこは少し湿度が高い場合があります。そんなこもってしまった湿気をサーキュレーター(扇風機)で飛ばしてしまおう!ということです。
 お部屋全体の湿度が高すぎる場合はあまり解決策にならないのですが、調律にお伺いしてピアノの前で作業していると、せっかくエアコンをつけてくださっているのになんだかモワッとすることが(あるいは急に冷え過ぎてなんだかしっとりするようなことも)多くて、ここに風を送ってやったらお部屋全体が快適になるのになーと思うことが多々あります。─人が過ごしやすい環境はピアノにも良い─ 昨今の暑さ対策にサーキュレーター(扇風機)を導入されている方も増えているようですので、その風を少しピアノ周りにも届けてあげたらこもった湿気が和らぐのでは、と『風を送る』布教活動しています☺︎

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