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【飲食店の未来を語ろう】災害時の道路の話


先日の危機管理の話の続きです
道路の話?飲食とは直接関係ないように思えますが
働き方改革を真剣に考えてる企業の方には
考えて欲しいことです

何年か前大きな台風で関東に大きな被害があった時
翌朝は交通機関が乱れ電車の代わりに
バス・タクシー・自家用車で会社に向かい
首都の道路はどこも大渋滞。
しかも要所要所で木が倒れたり
道路側の建物の被害で道は大混乱
普及にかなりの時間を要しました

そんな時土木関係のお仕事をする
経営者と話をする機会がありました

災害時にまず動かなければならないのは
消防・警察時に自衛隊です
民間ではまずは道路専門の土木事業者だそうです
道路上の障害物を片付ける・事故現場の整理をする
道路の亀裂や周囲に危険がないかを確認するなど
例えばライフラインの復旧のための整備や補修をするにあたり
真っ先に現場に到着して作業に入らねばならないそうです。

そんな時にいつも以上にバスやタクシーが街に溢れ交通渋滞を起こすことで
到着が遅れ作業が難航し結果的に復旧が遅れる

普段乗り慣れないドライバーが自家用車やレンタカーで
移動があるとそれもなおさら。

行楽における渋滞とは違い緊急事態です
その運転?必要でしょうか?

電車やバスを待つ出勤の方の中にも
作業員や医療関係など緊急事態だからこそ
どんな無理しても職場や現場に
向かわなければいけない職業はあります。
そういう人たちがあの混雑の中でストレスを溜めれば
いざ職場や現場に着いた時に全力で仕事に取り込めるでしょうか

こう言っては何ですが特に急ぎの仕事もなく
テレワークでも補えるのに
無理して何時間もかけて会社に行ったのに
スタッフが揃わず仕事が進まなく
むしろ時間を余して。
その反面の犠牲と・・・までは言い過ぎでしょうか

そんな時に飲食店は必要でしょうか?
確かに働く人たちの食事の提供という『大義名分』はあります
ただ『緊急事態』なんです。
むしろコンビニの納入やスタッフの出勤に
移動手段を譲るべきではないでしょうか

現実として土木関係者の多くは年配者が多いそうです
都内では自家用車を所有してる人も少なく
ほとんどの人が公共交通機関を使い
職場に集まりそこから現場に出動してます
そして当然のように台風や大雪などの災害が予想できる時は
前日から泊まり込みでいつでも出動できるように
不休で準備しております

コロナ禍で飲食店は自粛を余儀なくされました
それぞれの意見はあるでしょう
飲食店は不要不急なのか・・・
何のために存在するのか
この時間の中で学びました


少なくとも災害時には
答えは出ていると思います
売上も利益も大切です
たとえ一人でも来ていただくお客様は大切です
しかし従業員も同じように大切です
そしてそこに繋がる生活も大切です

優先順位の問題ではありません
その先の想像力です



すこし話は外れますが
小学校のPTA役員誰もなりたがらないそうです
どこの学校でもあの手この手でPTAの役員をやってくれる人を
必死に探し集めてるそうです
でもそれは全てその場凌ぎですね
どうしたらPTAの役員を集められるのか?
一見前向きな施策に見えますが
むしろ自分はこう考えます
なぜPTAの役員が嫌われるのか?

真剣に考える必要があるのではないでしょうか
『大義名分』に捉われることなく

これからの働き方は今まで以上に
リーダーは常に判断と決断を迫られます
状況判断を間違わず敏速な決断が大切だと考えます


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