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【給与明細】航空保安大在学中のお金事情

【自己紹介】
航空管制官歴は6年。
塾講師3年・家庭教師4年。
訓練監督者経験あり。
管制官現役時はスピードコントロールのみでスペーシングするのが得意でした。

・1次試験 空間把握の倒し方講座【前編】【後編】
・1次試験 記憶図の倒し方講座 【オンライン家庭教師編】
・2次試験 英語面接対策 オンライン講座
・2次試験 日本語面接対策 オンライン講座
・3次試験レーダーベクター対策講座【前編】【後編】

上記講座を完全オンラインで展開中。
独学で航空管制官の採用試験を突破するためのお手伝いをしています。


はじめに

※上記画像はイメージです

この記事を執筆しようと思った経緯を最初に述べておこうと思います。

「保安大に入ってから具体的にどれくらいお給料をもらえるのか?」

これについてネットでの情報が少なかったので管制官に興味がある皆さんのために書こうと思ったのが経緯です。

本旨に入る前に「航空保安大学校」について軽く説明をします。

航空保安大学校は将来の航空管制官を輩出する研修機関として周知の事実だと思います。

航空管制官採用試験に合格すると、8ヶ月間の研修期間を経て、各空港やアプローチに赴任する流れになります。

そして保安大では管制業務に必要な知識を、航空管制官の教官方が「無料」で提供してくれます。

しかも驚くべきことに「お給料」までいただけます。

航空管制官採用試験に合格して保安大に入学したら国土交通省の職員になりますので、行政職俸給表(一)の給与テーブル記載の通りに給与が支給されます。

早い話、お金を頂きながらながら管制業務について勉強できるということです。

そしてなんとボーナスもあります。

お給料をもらえることは知っていても、ボーナスまでもらえるのは知らなかった方多いのではないでしょうか。

具体的な金額について気になる方も多いと思うので、本記事ではボーナスの明細も公開しようと思います。

あとは保安大に赴任した際に頂ける「旅費」についても触れたいと思います。

この「旅費」に関してはネット上に情報が公開されていないため、馴染みがないかもしれませんが、かなり大きな金額になるのでこれについても明細を公開いたします。

それ以外にも保安大に隣接する「学生寮」についてもお金事情と絡めて少し触れたいと思います。

また、学生寮に入寮する際の初期費用の抑え方についてもお伝えしようと思います。

今回の記事を読むことで、航空管制官を目指す研修生のお財布事情について具体的に把握できると思います。

まずは保安大時代の給与明細からいきましょう。

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