ククルス・ドアンの島

はじめに


 映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」を視聴してきました。
エンディングで少し泣いてしまいました(;;)

今回の映画を見るのにあたり、原典である「機動戦士ガンダム」の第15話を視聴してから劇場へ。
 tvアニメで放送されたものとは作中の出来事の時系列やドアンに関する設定が異なることは知っていたのですが、どう違うかはあえて調べるなどはせずに見に行きました。
さて!ここからは簡単に感想を…
ネタバレをしてしまいますが、原典が「1st」における1エピソード(しかも宇宙世紀という歴史から見たとき本筋にはなり得ないエピ)なので、これからガンダムをもし知ろうとする方が読んだとしても大きな問題は無いのかも、などと思っております。

感想など(ネタバレあり)

①ドアン関連

こ、声がいい。。。。。

コホン

ドアンの設定に関してはMS隊の元隊長という設定になっていました。また、一年戦争の時系列にtvアニメ版との違いがあったのも驚きでした。(今回の「ドアン」での設定がORIGIN準拠なことを知らなかった)
「1st」を知っている方向けに簡単に話すと、一年戦争における「オデッサ作戦」と「ジャブロー攻略戦」の順序が入れ替わっています。
つまり、ORIGINに基づくと、今作のドアンは黒い三連星やランバ・ラルを相手に戦ってきたアムロを迎え撃った…てなわけです。

は?
ドアン、実はスーパーエースだった…?

実際の戦闘シーンでは(短いものでしたが)アムロを相手に優位に立ち回っていました。しゅ、しゅごい……(゚Д゚)

②アレグランサ島と子供たち

名も無き島に名前がついていました。
いや。そこはまあどうでもいいんですよ。
問題は、劇中初めて島での暮らしが描かれるシーンです
ぼく「…?子供めっちゃ増えてね?いや、多くね???」
子供たち、20人いました、、、
ビックダディもビックリな子供の多さでした。
また、お姉さんポジションのキャラクターも名前が変わっていました。
戦争に苦しみながらも生きることを諦めず、たくましく生きる小さな子供たちの姿はとても美しく見えました。
アムロへ抱いていた敵対心も徐々に変わり、アムロ「お兄ちゃん」へとなっていき、ここでも涙が……
年をとってしまいました。以前に比べ涙腺がダルダルです。

③戦闘シーン

 2022年の映像で、劇場で見るRX-78はあまりにもカッコ良すぎる!!!
特にドアンを中心に、戦闘に参加するのはジオンが中心なので、まさに「白い悪魔」な姿がめちゃめちゃにカッコ良かったです。
 派手な武装のオンパレードでは無く、映像美とカメラワークで魅せる戦闘だな、と感じました。
今作オリジナルの地上用高機動型ザク、めっちゃカッコ良かった。プラモ出してくれ(小声)

最後に

うっすい感想(ネタバレ?)をつらつらと書き殴りましたが最後に…
改めて思い返すと、安彦ガンダムはキャラクターに焦点がより当てられているように感じます。tvアニメで「1st」を見てからだとなおさら感じますね。
余談ですが、先日「シン・ウルトラマン」を見て、庵野氏が描いた「シン」は「特撮オタクによってリファインされたウルトラマン」みたいな感想を持っていたのですが、今回の「ドアン」はこの感覚とも少し違うものを感じました。安彦氏が1stにも関わっていたからなんですかね?
あとは自分にとっては両作品とも原典を知っている状態からみたこともなんとなくこの2作が近い位置にあるのでは、と感じさせるのかもしれません。
印象的だったのは戦いが終わり、アムロとドアンをヒーローのように呼び、戦争を怖くないと言い放つ子供たち、そして力を持ち、使ってキだが故に恐ろしいという二人の構図でしょうか。そしてラストのホワイトベースからアレグランサ島をどこか悲しげな目で見つめるアムロの様子は、他人の心や考えに触れ前よりも大人になった(逃げちゃダメなあの人の)ように見えました。
はじめにも書きましたが、この「ククルス・ドアンの島」はガンダムの大きな歴史の中では、本筋としては組み込まれない(であろう)話です。ですが、だからこそガンダムを知らない人、ガンダムの歴史の深さ故になかなかガンダムの世界へ飛び込めない人にも勧めたい作品です。

興奮冷めやらぬ心境で心に浮かぶものをそのまま文章にしただけの、こんなつたない文章を最後まで読んでくれて、感謝します。

では。


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