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針を使わずできる紙刺繍

本当の紙刺繍は、目打ちで穴をあけて、針を使って刺繍しますが、
これは一回り大きくしたと思っていただければいいかと思います。
革細工用の穴ポンチで穴をあけ、並太の毛糸で刺繍します。

私は老人保健施設で働いていて、そのレクリエーションの一つとして考えたものです。

やってみると、はまる方にはドはまりして、もっともっとと色々なデザインや、字もできるんじゃないかとか進化しました。

若い頃は手芸が好きだったけれど、高齢になって、目が悪くなったり、指先が震えたりとか、脳梗塞などの後遺症で片麻痺になってしまったりで、手芸そのものをあきらめていた方が多くいらっしゃるんだと知りました。

「また私に趣味を作ってくれてありがとう」

90代の入所者さんに言われて、単なる施設のレクリエーションが、私の定年後の夢になりました。


*用意するもの*

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カッティングシート
革細工用穴ポンチ 穴の直径3mmと5mmのもの(ホームセンターで150円くらいで売っています)
かなづち
並太の毛糸(ウールはけば立つのでアクリルがおすすめ)
セロテープ
スクリューポンチ(あれば楽。野中製作所のものがおすすめです)

*台紙の作り方*

①絵を描く

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②穴をあける(直径3mm)
 直線なら1.5cm間隔、曲線なら細かめに。
 分岐点には必ず穴をあけます。
 間隔が狭すぎると破れやすいです。
 スクリューポンチじゃない場合は、
 紙にあてて金づちでたたいて穴を開けます。

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 花の中心や、葉っぱの付け根など、何回も同じ穴に通すところは5mm
 の穴をあけます。写真撮るの忘れました。汗

違う絵のやつです。

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刺繡のやり方

①好きな色の毛糸を用意する。
 刺繍する長さの3倍くらいの長さに切るとやりやすいです。

②毛糸の先をセロテープで巻いて細長くする。なるべく細く硬くするとやり    やすいです。
セロテープ2cmくらいの端に三角形を作るように毛糸をのせます。

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その三角で毛糸を包むようにおります。

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毛糸の先からできるだけ細くなるようにキュッと巻きます。

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③裏から通して端はセロテープで止める。

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基本、本返し縫いです。裏はどうでもいいので、どこから始めてもいいです。
本返し縫いだけでできるデザインにすれば、小さなお子さんでもできると思います。
毛糸の最後は裏に出して、空いているところにセロテープで止めます。

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茎が完成しました。
葉っぱは色を変えても変えなくても好きな色で。
葉っぱと花弁はデイジーステッチです。
出してきた穴に戻してわっかを作ります。

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そのわっかに裏から通した毛糸をくぐらせます。

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わっかの大きさに気を付けて、形を整えながら毛糸を引きます。

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少しゆとりを持たせて丸っこくすると可愛いです。
出してきた穴に戻します。
引っ張りすぎないようにします。

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次は花弁です。真ん中の穴から出します。

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葉っぱと同じやり方で7枚やります。
ちょっと窮屈だったので、6枚でもいいかも。

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パステルカラーで同系色にすれば間違いなく可愛いです。
花の真ん中に裏から出します。

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ここで結び目を作ります。

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わっかにつまようじなどの尖ったものを入れ、中心にさして引っ張ります。

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結び目の形を整えて毛糸を裏に戻します。
この時も緩めにしたほうが可愛いです。

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完成です❤

デイジーステッチがむづかしい場合は、さっきの絵のようなのなら、本返し縫いばかりなので簡単です。

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ぜひやってみてくださいね。


*片麻痺などの方は*
通す穴のところを机の端から出して、セロテープカッターなどの重いもので紙を固定するとできます。

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わかります?

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下から通して上から引っ張ります。
穴をねらうのがちょっとむづかしいかもです。
上からはやりやすいかな。
デイジーステッチは片手だと大変なので
本返し縫いだけでできるデザインにしてもいいですね。
ピリオドはさっきの花の中心と同じ玉止めです。

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こんな絵でも毛糸で刺繍すると可愛いです❤

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たくさんスキしていただいて本当に嬉しいです。

わからない事があればコメントしてくだされば追記します。

note初心者なのでコメントにお返事できずにいます。汗

スキやコメントありがとうございます。

多くの必要とされている方に届きますように。。。

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