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note53 ダジャレや当て字を生かして、キャッチコピーや商品名づくり

「スルーされないために」「一度見たら忘れない」「心にズキーンと刺さった」
以前、こんな内容で書きましたが、最新の情報も組み込んでパート3を述べます。
 
商品名やキャッチコピーなどを作るには「言葉力」「造語力」が必要でしょう。
では、それはどうやって育むのか?
「気づく力」からきていると言ってよいでしょう。
 
普段街中を歩いていると、あらゆる看板やビジュアルが目に入ります。
それらは全て肥やしになります。
「スイカ」・・・すいすいカード
「イコカ」・・・行こうか
「ドコモ」・・・どこでも
みんな普段使う言葉がアレンジされて商品名になっていますね。
 
私は熱海在住なので、例えば伊豆急行のポスターで「伊豆キュン!」
上手いですね、座布団3枚あげたいくらいです。
他に箱根の温泉のポスター「OFFろう!」
「OFF」つまり「休む」と「お風呂」が合体されています。
素晴らしいダジャレです。
 
駅のお土産屋さんで売っていました「茶プリン」、
もちろんこれは往年の大スター、チャップリンをもじって作ったのでしょう、忘れない名前です。
 
「そうだ!京都へ行こう」あまりにも有名なキャッチコピーです。
これを少しアレンジしてみましょう
「そうだ!やっぱり熱海へ行こう」
「そうだ!熱海へ帰ろう」
(熱海の所にはあなたの地名を入れてくださいね)

作画 KOZ

「なるほど!ザ・ワールド」という番組名は当初、お偉方からこう言われました。
「英語と日本がまざっているのはおかしい、不適切な表現だ!」と。
その後、番組がヒットしたらそういう声も消えましたが・・・
 
キャッチフレーズや商品名は、ダジャレ、当て字、言い換え、語呂合わせ、アレンジ、等遊び心が多く入っています。
試しに検索機能を使って言葉を探すと、意外な当て字に出会い笑ってしまいます。
昔なら、「そんな当て字はイカン!」なんて怒られそうですが、今や当て字だってエンターテイメントになります。
 
ちょっとイタズラして検索してみましょう
カンジョウ・・・「感情」「勘定」。私が講演でよく使う言葉ですが、とても意味深です。
デンパ・・・「電波」「伝播」。こんな同義語に近い言葉が同音です。
ジリツ・・・「自立」「自律」。これも私が子供向けセミナーでよく使いますが、同音なのにほぼ同義語です。
というわけで、何かキャッチコピーや商品名を考える時、そんなに難しく考えないで、遊び心半分で考えては如何でしょうか?
 
「これからはA・Iの時代」
でもふと気づきました。
「Aは熱海、熱川、 Iは伊東、伊豆」の頭文字ではありませんか。
であれば「これからはA(熱海) I(伊東)の時代」が成り立ちますね。
先日、熱海伊東で講演した時に披露したらバカウケでした。

作画 KOZ

また、カビをきれいにする業者のキャッチコピー。
「カビ」ひっくり返せば「ビカ」、これを当て字で探すと「美化」が出てきます。
まさにビフォーアフターが表現できますね。
 
最近、何かと奇抜で、奇をてらったような商品名やキャッチコピーも目立ちます。
一瞬目立って良いのですが、ながーく愛される商品名かどうか?
最終的な正解は消費者が持っていることになりますね。
 
その他最近目にした秀逸な商品名やコピー。
宝くじのコピーで「億の細道」。松尾芭蕉もきっと苦笑しているでしょうね。
湖池屋の「プライドポテト」。まさに湖池屋がプライドをかけたポテトチップスです。
 
たしか最近、三島市の高校生が考えたということでこんなのがニュースに出ていました
商店街➡笑店街と名付けたとか。もう一つ変化させて「ショー店街」はどうか。
ちなみに「ショウ」で検索すると、「翔、賞、省、将、祥,勝」などが出てきます。
当て字で充てると、それだけで商店街の印象が変わりますね。
 
私が個人的に気に入っていますのは「いきなりステーキ」
これをアレンジして「いきなり温泉まんじゅう」なんてどうでしょうか。
 
少し前になりますが・・・
日本航空が機内で出した「うどんですかい」。「うどんDe SKY」に掛けています。
靴下で「通勤快足」
わかりやすくて、秀逸ですね。
 
ちなみに、キャッチコピーなどで「世界一」「日本一」は確かな証拠がない限り使えません。
もしどうしても使いたい場合「多分」「もしかして」「狙っています」などを加えれば、笑いが生まれてそれで狙いを汲み取ってもらえそうです。
 
名前やキャッチコピーひとつでヒットの流れが変わることがありますが、かしこまらないで、遊び心を忘れずに考えたらよいと思います。
 
 
 
 

ついでに、こちらが現在私が熱海で活動している会社です。
お問い合わせはこちらまで。


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