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note55 子どもに言われると親は弱い
「ディズニーランドに連れてって!」
と子どもに言われたら、大人は興味が無くても、結局連れて行くことになるでしょう。そして、一緒に行って1日遊んだら、大人も我を忘れて、はまってしまうことに・・・。
その結果、TDLは、子ども、親、祖父母の3代にわたってファンがつくことになります。
世の中には、子どもの意見が大きくものを言うケースは多くみられのではないでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1714425110373-DVjN97CQm9.jpg?width=1200)
北九州市を中心に展開する「ハローデイ」というスーパーマーケットがあります。
アミューズメントフードホールと肩書がついています。
全店がどうかわかりませんが、以前私が取材させていただいた店舗は、今まで見たことのないほどの楽しさが店中に溢れていました。
※以下の記述は、今では部分的に変わっているかもしれません。
また記憶が薄れているので、完全に正確ではないかもしれませんのでご承知おき願います。
玄関の壁には店内地図が大きく描かれていますが、まるで宝島のような絵地図、思わず見入ってしまいます。
そして、中に入った瞬間驚きました
「これは見たことがない!」、一気につかまれました。
天井には、おもちゃの飛行機がぐるぐる回っています。
鮮魚、寿司コーナーの壁面から、巨大なマグロの造作物が飛び出しています。
商品棚の上には大きなラーメンの椀があり、そこから湯気が出ています。
手前を見ると、バナナが売られていましたが、なんと小さな木にお猿さんのぬいぐるみがぶら下がっていて、その猿がバナナを抱えていました。
このアイデアはすごい。
パンの売り場は、全体がレンガの壁と木々で囲まれていて、確か「森の奥のパン工房」のような看板がかかっていました。
思わず覗いてみたくなるようなアプローチです。
こういう楽しさの演出によって、特に子どもは帰りたくなくなり、その分、自然と滞留時間が長くなり、売り上げにも反映します。
したがって、値引き販売はあまりしないそうです。
まさに、買い物そのものがエンターテイメントになっています。
子どもの言うことには大人は逆らえませんね。
神奈川に近代ホームという注文住宅の建設会社があります。
百年健康住宅を掲げて躍進しています。
以前、社長にインタビューをさせて頂いたときの話です。
中小の建築会社は、なかなか総合住宅展示場に出展できなかったそうです。
開業の頃、資金も少ないので、住宅街の一角に自前で、展示用の住宅を1棟だけ作って持っていました。
お客さんが来ても、なかなか成約に至りません。
そこで、或る時、このように社長はひらめきました。
「車を販売する時には試乗がある、それならば住宅を販売するときに試しに生活をしてもらっても良いのでは・・」 ➡(変用)
つまりそれは、宿泊生活体験です。
社員は猛反対です。
「ゴミ処理をやらなければならない」「掃除が大変」「夜中に何かあったら誰が駆けつけるのか?」等、社員にとってはやらなければならない事が増えるばかり。
しかし、社長は「大手に負けないためにはこの方法しかない」ということで決断してやることに・・・。
実はこれが日本で初めての住宅販売でのお試し宿泊体験なのです。
興味ある家族がやってきて、真新しい家で一晩泊まります。
家中あちこち探検して、購入するかどうか?夜は家族会議です。
そして、よく朝帰る時に子どもがこう言います
「帰りたくない、ここに住みたい!」
これで決まり!
子どもの声が、大きな買い物の後押しをしてくれて、成約に至ったことが多々あったそうです。
子どもが、買い物の決定に大きな影響を及ぼすのは紛れもない事実。
子どもが喜べば、大人も喜ぶ。
あなたの事業で、そこを狙った戦略を考えては如何でしょうか。
ついでに、こちらが現在私が熱海で活動している会社です。
お問い合わせはこちらまで。
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