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note61 世の中の不便を解消したらビジネスチャンス

マーケティングの定説で、
「ビジネスとは世の中の不便を解消することに着目すべし」とよく言われます。
ということで、私が気づいている、世の中の不便を以下に記述します。
どれも、もし解決されたら大きなイノベーションになるでしょう。
 
最初は、鉄道の踏切事故防止策です。
先日のニュースで、全国の踏切に遮断機を設置すると出ていました。
しかし、遮断機が下りても、無理にくぐって事故になったりするケースも多々あります。かといってすべてに警備員を配置するわけにはいきません。
そこで、こんなアイデアは如何でしょうか?
 
まず踏切の上からAIのカメラを据え付けます。
遮断機が下りた後に人が強引に渡ろうとしたり、又線路上に車が立ち往生したりしたら、異常を感知し、大きな警報音が鳴り、同時に接近する電車に危険信号が行くと。当然運行中央本部にも連絡が行きます。
AIデジタルならこれくらいのメカはできるはずです。
これだけ防犯カメラが普及しているにできないはずは有りません。
また、警報音が鳴ることで、当事者や近辺に居る人に危険を知らせることが出来ます。
思いつきアイデアですが、この着眼点は如何でしょうか?

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次は通勤ラッシュの緩和です。
大都市では相変わらず深刻です。
東京の場合「オフピーク」キャンペーンを展開していましたが、果たして効果があったのかどうか?
しかし、ラッシュのピーク時間をずらすという考えは、私は良いと思いますので、例えば「ピークをずらして電車に乗った場合はポイントがつく」というのはどうでしょうか。
或いは、ピークをずらして乗れるスイカ、運賃は当然安くなっています。
逆に、ピークの時間に乗る場合は、運賃を高くできないでしょうか?
 
ホテルが週末になると値段が上がると同じ考え方ですね。
 
次は、どうにも解決策が、私には考えられない事ですが・・
ホテル、旅館が人手不足の問題です。
その多くは、チェックアウト後の部屋の掃除、整頓作業ではないでしょうか。
特に若い人はこの手の仕事を敬遠します。
ベッドをメーキングして、洗面所の小物を入れ替えて、そして部屋全体の掃除など、チェック事項がかなりあると思います。
私はいつもホテルで部屋に入ると感心します。
歯ブラシ、タオルが2枚、櫛など必ず揃っていて、テレビのリモコンが所定の位置に収まって・・・「毎回、大変だろうな」と。
リストを見ながらきっとチェックしているのでしょうね。
1部屋掃除するのにどのくらい時間がかかるのでしょうか?
いっそのこと、一気に部屋全体をクリーニングして、入れ替えられる手段はないものだろうかといつも考えてしまいます。
ホテルである以上、毎日掃除するのは必須ですから、いっそのこと室内を設計する時に、掃除の効率化を前提にした設計はできないものでしょうか。
掃除が効率的にできたら、長い目で見て、人件費も減りますし、人手も少なくて済みます。
DXも大事ですが、こういう作業を省力化する編集思考も大事ですね。
 
バスやタクシーも人手が足りません、それによってバスなどは路線を取りやめにしたりしています。
ご老人などは、外に出かける足を奪われてしまいます。
そこで、一つ考えられるのは、宅配便のトラックです。
宅配便で荷物を運びながら、人間も運んでくれたら最高ですね。
もちろん、様々な問題が多く有るのはわかりますが、ライドシェアが可能なら宅配便を使ったライドシェアも併せて検討してみる価値は有りそうです。
また、観光地だとホテル旅館の送迎バスの利用も検討材料ではないですか。
これこそ「便乗商法」ですね。
 
日頃の不便でもう一つ、新聞の折り目の問題です。
もう数十年前から私は言っています。
新聞は、記事の割り(というのでしょうか?)の都合で、半分に折っても、4分の1に折っても記事が折り目にかかり、はみ出て裏側にかかってしまいます。
段落の関係で、裏にひっくり返して読んでもまた元に戻さねばならない時があります。
したがって全体に大きく広げない限り記事をスムーズに読めません。
電車の中で読むには一苦労です。
何とかならんでしょうか。
オールドメディアの弊害ですね。
 
これまで新聞関係の方にお会いするたびに、この不便さを話しますが、さして関心を持たれません。顧客満足度が低いです。
なんでこんな基本的なことが変えられないのか?
聞くところによれば、新聞社は多々あれど、印刷会社は1社だとか。
つまり、読売もサンケイも朝日も毎日も同じ印刷会社で同じ仕組みの輪転機で印刷しているとか。
ということは、全社の意思が一致しない限り無理なんだと。
納得したような、でも納得できないですよね。
折り目ごとに記事が収まっていれば、読みやすくなり、結果きっと読者も増えるのではないでしょうか?
 
大きな不便でゴミ問題。
市町村によって分別法がかなり違います。
しかしそもそもですが、日本はごみの焼却量が世界一多いそうです。
ゴミそのものを少しでも減らすことが必要です。
思うに、自動販売機が増えた頃から、ペットボトル、缶のポイ捨ても増えてきたような気がします。
便利なものができると片方で必ず別な弊害が出てくることはよくある事です。
 
そこでこんな妄想が実現したら・・・
中身だけ出てくる自販機ができたらどうでしょうか。
お客はマイボトルをもって、自販機で水道のように蛇口をひねり、中身だけ買います。もちろん値段は安くなります。
これができたらメーカーさんには申し訳ございませんが、ペットボトルや缶はそれ自体が少し減るでしょう。
妄想ですが、要はこのくらいの原点から問題解決策を考えても良いのでは、という提案です。

作図 KOZ

こんなことを書いていたら、ニュースが飛び込んできました
道後温泉では、ミカンジュースが出てくる蛇口があるとか。SNSでも話題になっています。
 
世の中にはまだまだ不便が有ります。
気づかず慣れっこになっているかもしれません。
ということで、あなたの身の回りや仕事上の不便を見つけ、解決策を考えてみては如何でしょうか?
意外にビジネスチャンスが潜んでいると思います。
 


ついでに、こちらが現在私が熱海で活動している会社です。
お問い合わせはこちらまで。


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