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note51 リピート買いしてもらうための仕掛け

新規のお客様を獲得することはもちろん大事ですが、お客様にリピートしてもらうことの方がもっと大事だと、だれもが知っています。
リピート・マーケティングに関する書物もたくさん出ています。
 
ディズニーなどはその典型で、リピート率が非常に高いことで有名です。
しかも親子、祖父祖母と3世代にわたってとか・・
「永遠に完成しないコンテンツ」として、いつ行っても飽きない、常に新しい体験ができるように進化しています。
一旦リピート顧客がついてくれれば、ビジネス面ではとても安心です。
 
ちなみに 飽きない=商い というわけですね。
この言葉に意味があるのではないでしょうか。
 
リピートしてもらうには、大基本は、ファンづくり。
サービス、ホスピタリティなどで、お客の信頼を得なければなりません。
 
さて、(近年はそうとも言えないが)テレビ番組は何故毎日、毎週欠かさず観るのだろうか?
もちろん「面白いから」、という最低限の事はあるでしょうが、そもそもの答えは「毎回内容が変わるから」ではないでしょうか。
全く変わっているわけではないですが、ドラマなら話が前に進むし、バラエティーなら出演者は同じでも、エピソードが変わっていったり、新規ゲストが入ってきたり。
エンターテイメントは、常に何か新しいことを見せるために、努力するのが当たり前。そのために毎週企画会議があり、常に新しい企画を生み出さないといけません。
 
では、このエンターテイメント制作の考え方を、ビジネス商売に応用したら、どんなことができるでしょうか?
それができたら、毎週放送ではなく、毎週買いに来てくれるということにはならないでしょうか?
例えば、こんな仕掛けは・・・
 
もしもコロッケが365種、毎日違ったコロッケがあったとしたら・・・。
365種はきついので、週替わりで52種のコロッケがあったとしたら・・・。
作る側はもちろん大変なのは充分わかります。
なので、全種ではなく、一部でしかも数を限定。
毎週違ったコロッケが出るとなれば、リピートファンも出てくるでしょう。
テレビドラマの「来週をお楽しみに」と同じ考え方です。
同じく、弁当、総菜など、食品系は作りやすいと思います。
 
ホテルであれば、当たり部屋を作るアイデア。
「今日の当たりは305号室」、当たりの部屋に入ると、枕元に何か楽しいプレゼントが置いてあるとか。
 
他にもこんな仕掛けは如何でしょうか?
年間パスポート。
ディズニーの特許ではないので、ご自分の事業にうまく使えませんか。
サービスを売る業種なら生かせます。
一種のサブスクリプションといえます。
サービスはアブスクでも、来るたびに食事や土産品は新しく買ってもらえますね。
 
遊園地みたいなところであれば、使いきれなかった遊戯券は預けて置けるシステム。再来園した時には何か特典が付くとか。
バーのボトルキープの仕掛けと同じ考え方です。(変用)
焼肉店で時々見かけるのは、名前入りの専用置きトング。
リピート客が来ると専用トングを出します。
もっと上得意客には金色のトングもあります。
 
同じ考え方で、ラーメン店に、そのお客専用の特別な箸はどうでしょうか?
名前付きの箸ケースに入ってキープしてあるのです。
来店するたびにチャーシュー1枚オマケが付くとか。
 
以前記述した「役集め」のゲームもリピートにつながるでしょう。
何しろ、7種(5種でも可)のカードをそろえなければ大物は狙えないわけなので、数度は来てくれます。
 
コピー機のシステムも同じですね。高額な機材を無料で貸して、それに使う消費材を繰り返し使っていただく。
 
買い物に来た客に、次回以降に使える金券をあげる。
買い物した額に比例した金額の金券です。
その場で値段を割引くよりも、リピートされるので効果が大きいです。
それに金券なので「使わないと損する」という損失回避の心理が働きます。
 
或る時、魚屋さんに行きました。
タラを鍋にしたいので、骨を取ってほしいと頼んだら、快くやってくれました。
しかし、その魚屋さんには魚以外何もありません。
せっかく「寒い冬にはタラ鍋」とうたっているにもかかわらず。
どうせなら、鍋に入れる野菜や具、ついでにスープも売っていたら、スーパーに行かなくても済みます。
そこでこんなのはどうだろうか。
「タラの鍋セット、漁師直伝の隠し味をオヤジに内緒でサービス!限定10セット」
きっとその魚屋さんにはファンがつくと思います。
 
リピート客を作るには、エンターテイメント思考が力を発揮します。
エンターテイメントは縁ターテイメントに昇華しますね。
 
 

ついでに、こちらが現在私が熱海で活動している会社です。
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