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脱・放置竹林に挑戦 ~熱海の崖に家を建てる【竹林整備編】

土地を取得して3ヶ月経ちます。次の目標は、敷地全体に足を踏み入れられるようにすること。ご存知の通り、1200坪の敷地の大部分が斜面地で、下の方の5分の1は竹林。竹林といえば聞こえがいいけれど、ま、言ってみれば放置竹林です。これを何とかせねば!今日はその第一歩を始めましたという話。

熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House
自腹でケーススタディしながら
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。


放置竹林の典型例

我が家の近所の素敵な竹林。

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背筋が伸びるような凛とした空気感が漂いますよね。

目標は、こうした竹林なのですが、現状はこちら。

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斜面地な上、枯竹が倒れ、無秩序に生えた青竹のせいで、歩くこともままなりません。

林野庁によると我が国の国土の3分の2が森林。
竹林はそのうち0.6%、16万ha。竹林と竹が25%以上侵入している森林を合わせた面積は全国で42万haとのことです。

「管理がされていないことから、竹の生産力が低下した竹林の増加や、竹林と隣接する土地の管理もされないことによる里山林等への竹の侵入が生じている。」

まさに、これが我が家の状況。放置竹林の典型例となっております。

さすが、プロ!

このままではいかんともしがたい。

仲良しの熱海キコリーズさんにご相談し、熱海市自伐型林業研修2期生のみなさんの、お力を拝借できることになりました。

元林業組合の方のチームです。

素人ではありますが、なんでもやってみたい私たち。もちろんご一緒に取り組みたいとお願いしてみました。残念ながら、危ない、とのこと。
横でみていることだけ、ご了解いただけました。

みているだけ、とは言われましたが、いつでも対応できるよう、ヘルメットを被り、山作業用地下足袋を履き、竹用ノコギリを持ち、腰に蚊取り線香を付け、フル装備で出陣します。

竹林整備隊のリーダーが最初にしたことは、beforeの写真撮影。

どうやら放置竹林エリアは元ミカン畑のようで、斜面地のところどころが段々畑のようになっています。まずは一段目にベース基地をつくるとのことで、竹をチェーンソーでがんがん切っていきます。

肩のあたりの高さで山側から谷側に斜めにチェーンソーをいれ、重力を使って切り口を地面に落とします。同じことを繰り返すと、肩の高さの竹が地面に刺さり、並びます。鮮やか!

1時間くらいで、空が見えてきました。暗かった森に光が入ってきます。

竹用ノコギリで、切り落とした竹の枝を落とすくらいできるかなと思いましたが、チェーンソーだと一瞬なことが10倍くらい時間がかかる。

できるお手伝いは枯れた小さな竹を整理するくらい。私たちがいるとチェーンソーで動きにくかろうと思い、この日はプロにお任して、一旦退散することにいたしました。

素人はこの先どうするか

二日間の作業が無事終了し、とりあえず、歩くこともできない放置竹林状態は脱することができたようです。

竹林整備隊からの伝言。

①春になると新しい竹が生えてくるので伸びないように蹴飛ばしてね
②枯竹の処分にはなんらか道具が必要。道具を運び入れるためには道が必要。整備道をつくる補助金もあるから、一緒に考えましょう

放置竹林整備って、補助金がでちゃうくらいの社会課題なんですね。今週はYoutubeで竹林整備動画をみて竹の枝の払い方や、買うべきチェーンソーの算段をつけながら、素人、次どうする?を妄想。

難しく考えず、まずは現地確認です。仮説を立てて、プロに相談。凛とした竹林までの道は、遠いなあ。

まとめ

懸案だった放置竹林にやっと手をつけられました。プロの手を借りて。
ここからどうするか、まずは現地調査から。
そろそろ、家の話がしたくなってきました。


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出典

出典:林野庁「竹の利活用推進に向けて」平成30年10月、https://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/take-riyou/attach/pdf/index-3.pdf 2021年4月7日

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