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熱海の崖に家を建てる 素敵な竹林ありました(その1)

みなさんこんにちは。ゆりです。
猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか。

私はちょっと竹の整備をサボっています。東京が35℃を超えていても、熱海は海風があるからそこまでひどい暑さにはならないでしょうが、熱海に行ったら竹を伐りたい。森の中で頑張りすぎて熱中症になりそうかな、と思いまして。せっかく空調服とレイヤリングで準備したのにね。

そんな日々ではありますが、頭の中は崖の家のこと、なのです。今日は竹林ゾーンの目標になりそうな場所を視察してきたのでご紹介したいと思います。素敵な竹林、ありました!

熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House。
自腹でケーススタディしながら
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。

熱海Case Study House

東京ドーム5個分の竹林

伺いましたのは、若竹の杜 若山農場。

東北自動車道宇都宮ICからほど近い場所にあります。

圧倒的なスケール

東京ドーム5個分、24haの敷地に、竹林と栗林が広がっていました。
崖の家の1200坪が猫の額に感じる、圧倒的なスケール。

真竹エリアと孟宗竹エリアの境目から。

上の写真を見ると、孟宗竹エリアは鬱蒼として見えます。実際に中に入ると明るいのになぜなのでしょうね?見慣れた孟宗竹の林も、どこまでも続く平らな場所に広がる景色は別世界でした。

書籍には、竹林の密度は傘をさして歩けるような密度が最適だと書いてあります。
まさにこれがお手本の密度。

更新作業

上の写真を見ると、根元に筍の皮がついていますよね。ということはこの竹は今年か去年の新しい竹。古い竹はどうしているのだろうと地面を見ると綺麗に地際で切られた跡を確認。根元についている筍の皮の量を見ると、毎年少なくとも1−2割は竹の更新作業をされているように思います。

綺麗に地際で切られた竹の跡。古い竹は伐採し、新しい竹に更新しているようです。

徹底した管理

竹林の途中に大楠を発見。すくっとそびえたつ楠、素敵です。

木と竹林は管理で共存できそうです。

枝の広がりと同じくらいの範囲で竹を排除すれば、竹と楠は共存できるのですね。熱海の崖の家にも、孟宗竹に攻め寄られた楠がありまして、周りの竹をどこまで伐ろうかと悩んでいたところでした。こういう景色が目標です。勉強になります。

若竹の杜さんは、複数種類の竹をお持ちで、それぞれしっかり区画を設けて整備されています。

こちらは、金明孟宗竹。場所によっては国の天然記念物にもなる種類だとのこと。

下草がびっちり生えているのが新鮮でした。

一面金色の竹林、初めて拝見しました。「るろうに剣心」や「キングダム」の舞台にも使われたのだとか。映画、観てみようと思います。

竹は強いからどこまででも広がってしまう厄介者の印象が強い。でも、しっかり管理すれば、区画ごとに異なる竹や木との共存もできるようです。管理、大変ですけれどね。頑張らないとだわ。

竹林のライトアップ

若竹の杜さんに伺ったのは、実はライトアップの視察が目的。せっかく苦労して竹林整備をしているのだから、完成した暁にはぜひライトアップしたいと思っているのです。
夕方到着し、一通り昼間の光で竹林をみた後、ライトアップに備えます。
車で少し時間を潰し、ベルトに森林香をつけ、いざ出陣!

竹鞠

最初に目を引いたのが竹鞠のライトアップ。

一つひとつの竹で作った鞠にLEDライトが付いています。

幻想的ですよね。

この竹籤は孟宗竹ではないように思いますが
ぜひ我が家でも作ってみたい。

光のアーチ

足元のライトの先には、光が瞬いています。ちょっと行ってみよう。

地図を渡されているのですが、光が瞬くところに自然と誘導されていきます。

光の先には、竹のアーチと竹林のライトアップ。

アーチの先に、竹林のライトアップ。

アーチは、穴を開けた妄想竹を組み上げたもの。大小の穴がたくさん空いていることで、漏れる光の量が多くてインパクト大。必ずしも難しい模様が必要な訳ではないのですね。

工夫次第で素敵なアーチができそうです。

ただの孟宗竹も、足元からライトアップすると幻想的な空間に一変。
高さ20mはありますので、実物は結構な迫力です。
写真だとなかなか伝わらないでしょうか。

孟宗竹、万歳!

竹アート

足元ライトに誘導され、次のコーナーに移ります。

広い敷地に点在したライトアップコーナー。
闇と光のコントラストが魅力なのかも。

ここは竹アートコーナーかな。
ドリルピットで模様が掘られてた2mくらいの竹がたくさん配置されていました。

竹林の中の竹アート。

金色に輝く竹林

そして再び足元ライトに誘導されて光り輝くエリアに行ってみると

光のエリアに吸い込まれていきます。

金色に輝く、金明孟宗竹のライトアップ。

かぐや姫が出てきそうですね。

実物はもうちょっと金色かな。
ぜひご自身の目で確かめてください。

まとめ

きっといいだろうな、と思いながら宇都宮まで出かけたわけですが、実物は思った以上に素敵な場所でした。映画の撮影に使われるわけです。
陽が落ちてからは竹林だからか周りよりも気温がグンと下がった気がします。ライトアップの興奮もあり、とても楽しい時間を過ごすことができました。この夏の訪問先として、おススメです。
あ、でもそれなりに蚊がいますので、深林香は必須かも。。

熱海の崖の竹林も、やりようによっては素敵な空間になりそうと心を強くしました。まずは竹ピットを使って夏休みの竹工作からかな。

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