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Ibanez TS9 Tube Screamer チューブスクリーマー


★★★★★ 古典たりえる理由

 たぶん最も認知されているオーバードライブペダルだ。お気に入りのギタリストがボードに一つ組み込んでいるというのもよくあるだろう。

 チューブスクリーマーシリーズは、オーバードライブの基準となっている。ウォームでマイルドなサウンドから、極度にざらついた音まで、チューブスクリーマーは無類のサウンドをもたらしてくれる。ブルースからロックまで、チューブスクリーマーはほとんどの人にとって唯一無二のペダルになるだろう。

 この種のペダルはよく中域ブーストとしてプリアンプの前にさしこまれがちだ。歪みを足さずに、トーンを作って、中域をブーストし、低域をカットするためにチューブスクリーマーを使うんだ。すると、全体的によりタイトでパンチのある音になる。そこからアンプで歪みを足していく。

 ノイズが足されてしまうが、それはパワーサプライ由来というわけではなく、チューブスクリーマー本来持っている相応のコストだと考えるべきだ。筐体は小さいけど、キャリアより長く保つよ。

 チューブスクリーマーには様々なバージョンがあるけど、僕の知るミュージシャンはだいたいこの古典たる TS9 をつかっているよ。


★★★★★ オーガニックサウンド

 とてもすばらしい、オーガニックサウンドのペダルだ。僕のサウンドがブルース/ロックするのに使うだろう。それ以上に難しいことなんてない。コンプがあってもなくても、うまいこと仕事をしてくれる。だいたいいつもドライブを10時で使っていて、サウンドにパンチを出してる。それは、特にダブルストップやコードの中で聴こえが良くて、コンプをかけたら単音を強く弾いても良い感じだ。


★★★ 僕には合わなかった。

 このペダルは僕には合わなくて、返品してしまった。僕はジャズマスター、レスポールと、68年製の Fender Twin Reverb 持ってる。ギターもアンプも愛してるけど、このペダルは僕の環境には合わなかった。音がこもりすぎてて、かつコンプがかかりすぎるんだ。Zvex の SHO と joyo のペダル、 tech 21 の british なんかを使っている。それらはコンプなしでブースターやディストーションとして働いてくれる。自分でコンプを足したいなら、Xotic の コンプを使えばいい。たぶんチューブスクリーマーはライブするバンドの中では活きるのかも。知らないけど。







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