ジェンダーレス

僕ね正直自分で「俺」っていうのが嫌い。
俺っていうのはかっこよくてオラオラしてるような
イメージがあるからそれにあってない僕は「僕」。

小さな頃から身長はずっと小さかったから
みんなは僕に対して「可愛い」と声をかける。

「かっこいい」よりも「かわいい」しか言われない
そんな小学生時代を過ごしたせいか
ドラゴンとか車とか戦隊ヒーローとかに全く興味を
示すことなく6年間過ごして来ちゃったんだよね。

だから勝手にもうかっこいいは嫌だ。みたいな
感じになって女々しさの塊みたいになったのかねw

小さい頃の趣味は
本を読むこと 絵を描くこと 料理をすること
お菓子を作ること 外で遊ぶこと

最後以外はもう女子っぽさしかない。

男の友達が家に来る事もあったけど
圧倒的に家に来るのは女子ばっかだし
なんなら女子の家にしか行ってなかった。

だから次第に趣味嗜好は全部女子に寄っていき、
初めて思ったのがこの時。

あー、なんで男に生まれたんだろー。

って思ったが最後。今に至るまで生まれ変わるなら
女性として生まれ変わりたいなぁって。

別に男の人好きじゃないし 性的な目的もなく
ただただ女子として生活を送ってみたい。

歌うときの声も段々太くなっていくにつれて
女の人の声帯って羨ましいなぁって。

お金の使い道も何も欲しくない今と比べて
女ってのは化粧品とか自分を飾るためにお金を
浪費していけるのってなんか好きだなぁって。

でも結局男らしさが優先される。

これはもう他者からの目を気にしてるから
こうでなきゃって使命感で生きてる。窮屈。

だからちょっとでも抗おうと逆らおうと
人とは違ったおかしなことをしたがるのね。

裁縫セットもエプロンもみんなはドラゴン。
でも僕だけはミッキー、ピンクパンサー。

みんなはプーマの筆箱 スポーツメーカーの財布。
僕は大きなチャックのディズニーの筆箱、
誰も持っていない様な面白い缶ペン、
お財布は がま口のよく分からないゴムの財布。

絶対に誰とも被りたくないから
男らしさも女らしさもいらないんじゃないかって。

必要なのって自分らしさなんじゃない?

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