幸福の資本論

■ 人は幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない
■ 北欧は個人主義が極限まで徹底された極めて特殊な社会
■ 過去100年間を時系列で眺めれば、私たちが暮らす社会がずっと安全になり、人々が豊かになったことはあらゆる指標から明らかです
■ 多くの社会学者が指摘するように、憧れの昭和30年代は豊かさでも犯罪率でも男女差別や身分差別でも、あらゆる指標で現在よりはるかに暮らしにくい社会でした。
■ 日本が世界の頂点に立ったとされる1980年代は、有名大学を卒業し、官僚になるか一流企業に就職する以外に社会的成功への道がない時代だった
■ 冷静に歴史を振り返れば、経済的成功への機会という意味で、現在の日本が過去のどの時代よりも恵まれていることは間違いありません。
■ 幸いなことに、先進国では、身分はなくなり、人生を自己決定することが当然とされるようになりました。人々は人生の選択肢が限られていることに苦しんできましたが、豊かな国の若者たちは、今や選択肢が多すぎることに困惑しています。
■ 不幸や貧困は相対的なものですから、客観的な基準では、プアでも主観的には充実している人たちがいることは不思議でもなんでもない。
■ せっかく就職したのに結婚や出産を機に専業主婦になることがいかに経済的に荒唐無稽な選択か
■ 日本で本当にお金を持っているのは、成功した自営業者か中小企業のオーナー社長
■ お金と幸福度のアンケート調査によれば、金融資産が1億円を越えると、幸福度が増えなくなることが示されています。(大竹文雄、白石小百合、筒井善郎)
■ 彼らは極めて賢い人たちなので、限界効用がゼロまで下がってしまった電子データの数字を増やすよりも、それを還元して評判=名声と交換した方がずっと幸福になれる
■ ただし、これは「お金は幸福をもたらさない」ということではありません。むしろ、最も確実に幸福度を上げる方法は、お金持ちになって、経済的独立を実現すること。
■ 経済成長tpいうのは、市場取引の規模が拡大していくことですが、突き詰めて言えば、その原動力とは「もっと豊かになりたい」という人々の欲望
■ 資本主義が人間の欲望による自己増殖していくシステム
■ 東証の上場インデックス世界株式

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