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La voce del Seicento久しぶりの合わせ

17世紀の歌曲をテオルボの通奏低音とともに演奏しているLa voce del Seicentoの久しぶりの合わせ。

ソプラノさんが6月にコンサート2つあってご多忙なので、4月のリュート協会例会以来のアンサンブル。

それまでRiccioの宗教曲をずっとやってきたけど、テオルボのソロ曲にどうしてもKapspergerが多くなることもあって、秋はKapspergerの特集にしようということで、既にいくつか歌っているモテット集の中から、Riccioにもあるように聖母マリア関連の曲からやろうということになって、いくつか初合わせ。

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まずは、全く新曲で、ファクシミリに問題があるSancta Mariaから。メリスマが本当に多い曲で、通奏低音の動きはそれほど活発ではないけど、それだけにどう弾くかが問題。楽譜に問題がある箇所は、結局歌の方は楽譜通りに歌って、通奏低音は待つということに。

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次に、これまでに演奏したことがあるAve Sanctissia Maria。やはり一度でも人前で演奏したことがある曲は多少なりとも手の内がわかっていて楽しい。他の曲もそうだけど、「3」を前の「C」との関係でどういう基準で取りたいかだけ確認。

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最後はマリア関連ではないけど、Riccioで歌ったO Sacrum Convivium。これは通奏低音も動きがあって、全体に力強くて、全くの新曲だけど案外合わせられて楽しかった。ネットの無料楽譜には問題がありすぎて、使い物にならないから使わない。

その後、「歌いたい」という案が出ているMonteverdiのモテットも。何といっても通奏低音の音の使い方や和声の進行がとっても凝っていて、一筋縄ではいかない面白さがあって、脳が熱くなる。でもまだまだそうした部分をどう演奏するかを一旦きちんと決めた上で、歌とどうやり取りするか。

他にもMonteverdiは2曲ほど候補があるから、それもまた。

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終わってからはおやつ。ソプラノさんが珍しくグレープフルーツではなくてプリンだったので、私がグレープフルーツを。

今日はソプラノさんは鉄道の人身事故に巻き込まれて、かなりの迂回をせざるをえなくての到着。今日に限って「リュートで遊びましょう」ということでリュート抱えての移動だったので、大変だったと思う。

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