総合格闘家の朝倉未来氏の記事を読んで

東洋経済のこちらの記事。

朝倉未来という総合格闘家の方、RIZINで7戦全勝、YouTuber活動では1年で登録者数100万人を突破と、有名な方のよう。

まったく存じ上げなかったが、この記事を読めば、力があるのがビンビン伝わってきます。

ストイックであり、現状に流されず自分の頭できちんと考え、それをわかりやすく他人に伝える。

YouTubeは見ていないが、100万人を突破したと聞いても不思議ではないパワーが文章からも伝わってくる。

タイトルの「悲しいほど「心が弱い人」に共通する3つの特徴」は、煽り過ぎな気もするが、これは最近のこういった記事では避けられないところか。

弱者は「自分の感情に振り回される」

これは、まあ、それはそうだね、というあたりまえの話。

「客観視」ができなければ、勝負に勝ちきれない

これについても、さほど驚くべき話ではない。

彼のすごいのは、その実践法。

「第三者の視点から見た風景を、自分の主観に置き換えて再現する」操作をします。僕はこれを、「空間的想像」と呼んでいます。

もうちょっと具体的にいうと

試合相手の分析をするために、その相手の過去の試合映像を可能な限りたくさん観ます。映像には、2人の選手が並んで戦うところが映っていますが、実際の試合では、自分の視界に映るのは相手だけです。このギャップを埋めるためには、撮影された映像を観るときに「自分の視点からだとどう見えるか」をシミュレーションする必要があるのです。

この、各論への落とし込みかたがユニークだな。

そして、そのことを、こうやってちゃんと文章化して伝えることができる。
再現性もある。

目的意識が曖昧だと、準備や練習も非効率的に

これも、そのとおりって話なんだけど、

僕は2時間の練習時間をどれだけ有効に使うかを考えた結果、「総合格闘技の試合で勝利することに直接結びつかない練習」はしないことにしています。具体的には、ウェイトトレーニングやランニングなどは行わず、ひたすら実戦形式のスパーリングや、レスリングなどの新しい技の習得に時間を割いています。

やはり、この具体的行動への落とし込み方にハッとさせられる。

どんな仕事でも、常に意識し続けるべきこと。
頻繁に、ちゃんとできているか自分をふりかえることが大切だ。

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