管理人の経歴

まず、ここで書いている私自身について。

大学で上京、東京での就職活動の末に、商社で勤務することになりました。
いわゆる大手商社ではないですが、それに次ぐ規模、
その昔は大手と呼ばれていたぐらいの会社でした。

その本社の電子部門、グループ会社で12年ほど働きました。
ずっと営業ですが半導体商社でよくあるように、仕入先(各メーカー)側の担当(プロダクトマーケティングとか、プロダクトセールスとか言いますね)、顧客側の担当(エリアセールスと呼ばれるような、お客さん窓口)の両方を務めました。

個人的にはどちらかというと顧客側の担当の方が好きでしたね。
不具合なんかが起こると、まず連絡が来て騒がれるのは自分だし、いろんな交渉、嫌味も言われたり怒られたりもしますけど、ドロドロしながらも部品の採用が決まったり、大きいビジネスが終わったときにお客さんと喜びというか安心を共有して次に向かったりというのが好きで。

それなりの規模の企業を担当すると、まず組織を調査してみたり、相手の窓口隣る人との関係構築から始まるわけですが、自身が引き継がれた時よりも良い状態にしてバトンタッチできるようにするというのは心がけていました。繋がる人の数を増やして、情報を表からだけでなく裏取りできるようにしたり、案件に直接は関係ない人から有益な情報を得られるようにというのは大事にしているところです。

どの業界、どんな仕事でもそんなもんなのかもしれませんが、お客さんとガチガチビジネスをやりあっている時は露骨に喜ばれたりすることはあまりないですけど、担当交代で離れる時とか、離れて久々に会ったりした時に以前のことを懐かしんでもらったり、また一緒にやろうかなんて言われると、簡単に調子に乗ってしまうものです(笑)

商社での仕事は、部品単品の販売から、半完成品、完成品の販売、サービスまでいろいろと体験させてもらいました。単品と言っても1個数円のものから、数千円のチップ、液晶モジュール、通信関連の製品など、多種多様に渡る関わりをさせてもらえたのは良かったと思ってます。会社の中でも悪い扱いではなくて、むしろ期待してもらえていたのかなとは思ってます。

そんな中でも転職を考えるようにはなりました。

商社では、代理店としてさまざまな国の会社、違うジャンルの製品に携わるチャンスがありましたが、その一方で、それがずっと続くものではないというのもあり。。。

自社からもう扱わないという判断をすることもあれば、メーカー側から一方的に切られたり。メーカーが買収したりされたりも多く、その都度代理店政策の見直しが入るため、商社の命でもある商権が、自分たちだけではどうしようもできない苦しみを強く感じるようになりました。(もちろん、メーカーにはメーカーの苦しみがあるんですけどね)

そこから長めの転職活動の末に、外資系の部品メーカーへの移籍が決まり、現在に至っているという状況です。今はコロナの影響で思うように動けない日々が続いていますが、いろんな方と情報を共有できれば良いなと思っているところです。

自身が体験した転職活動なんかについては、別で書きたいと思います。

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