きかんしゃトーマス ソドー鉄道 主な町&駅図鑑③ その他の支線

陶土採掘場専用線(チャイナクレイ鉄道)

ブレンダム(Brendam)→クレイ・ピッツ(Sodor Clay Pits)

ブレンダム駅(Brendam)駅図鑑②を参照

カーク・ローナン線

ケルスソープ・ロード(Kellsthorpe Road)→ロルフ城前(Rolf's Castle)→カーク・ローナン(Kirk Ronan)

ケルスソープ・ロード駅(Kellsthorpe Road)駅図鑑①を参照

ロルフズ・キャッスル(Rolf's Castle)
ケルスソープ・ロードからカーク・ローナンへと続くカーク・ローナン線の近くにある町。ロルフ城の所在地。
ロルフズ・キャッスル駅はノース・ウェスタン鉄道のカーク・ローナン線の中間地点にある町にある1853年に開業した単式ホームの駅。1853年にソドー・アンド・メインランド鉄道の駅として開業した。
1901年にソドー・アンド・メインランド鉄道が休業し、その後、ヘンリーによって再開された。道路整備により貨物同様、地元の旅客も無くなったが、駅は残され、列車交換や上りの列車の給水に使用され、乗客は止まっている間は足を伸ばしたり、周りを見渡したりする。

カーク・ローナン(Kirk Ronan)
島南東部に位置する港町。1865年、こうざん鉄道開通の頃に来島したスカーロイが船から降ろされたのはこの港。火曜日と金曜日にはここからアイルランドの首都ダブリン行きの連絡船が出港する。ローナン教会、カーク・ローナン港の所在地。
古代ソドー島を訪れた宣教師ローナン(Ronan of Locronan)が地名の由来とされる。カーク(kirk)はサドリア語で「教会」を意味する。
カーク・ローナン駅はノース・ウェスタン鉄道のカーク・ローナン線の終着駅である1865年に開業した単線のホームを持つ駅。
1865年にソドー&メインランド鉄道の発着駅として開業し、1901年に閉鎖となった。
その後、ヘンリーによってカーク・ローナン線が再開されたのと同時に、オールド・ベイリーが駅長を務める駅となった。

ノランビー線

ヴィカーズタウン(Vicarstown)→バラフー(Ballahoo)→ノランビー(Norramby)

ヴィカーズタウン駅(Vicarstown)駅図鑑①を参照

バラフー(Ballahoo)
島東部に位置する町。町の北にはヘンリーが閉じ込められたトンネルがある。
バラフー駅はノース・ウェスタン鉄道のノランビー線が乗り入れている1853年に開業した2つのホームを持つ駅(1番線がヴィカーズタウン&グレート・ウォータートン、2番線がノランビー&クロバンズ・ゲート方面)。
1853年にソドー・アンド・メインランド鉄道の駅として開業したが、1914年にノランビー線の駅となる。
ヴィカーズタウン駅とノランビー駅の間にあるほか、グレート・ウォータートンと連絡している。

ノランビー(Norramby)
島の東南岸に位置する海辺の町。ソドー伯爵(公爵)を務めるノランビー家の家名の由来となった土地でもある。7世紀にアイオナ派の宣教師であるフィナン聖(St. Finan)に捧げられた教会と、ノランビー・ビーチという安全な浜辺の所在地。
本来の地名はノーマンビー(Normanby)と言い、かつてノルマン(Norman)人がこの地からソドー島へ侵入してきたという逸話が地名の由来とされる。
ノランビー駅はノース・ウェスタン鉄道のノランビー線の終着駅である1915年に開業した駅で、2つのホームが特徴。
ノランビー・ビーチが観光客に人気のため、夏期の間は海水浴客で混雑する。一時は第二次世界大戦により破壊されたが、1946年にリニューアルオープンし、ゴードンの窓が作られた。

ピール・ゴッドレッド線

キルデイン(Killdane)→アビー(Abbey)→クロンク・アビー(Cronk Abbey)→カーク・マッシャン(Kirk Machan)→ピール・ゴッドレッド(Peel Godred)

キルデイン駅(Killdane)駅図鑑①を参照

アビー(Abbey)
クロンクとキルデインの間から北に位置する村。パブリックスクール、クロンク大修道院跡、図書館の所在地である。
クロンク大修道院(Cronk Abbey)が地名の由来とされる。
アビー駅はノース・ウェスタン鉄道のピール・ゴッドレッド線が乗り入れている1923年に開業した2つのホームを持つ駅(1番線がピール・ゴッドレッド駅方面、2番線がキルデイン駅方面)。
ノース・ウェスタン鉄道の会長でアビー駅周辺の土地の所有者だったアルバート・レガビー(Albert Regaby)によって1923年に建てられた。
クロンク修道院学校(Cronk Abbey School)の学期初めと学期終わりに学校の特別列車が運行されるほか、その際駅員が召集される。
近郊にクロンク・アビー駅(Cronk Abbey)という無人駅がある。

カーク・マッシャン(Kirk Machan)
島の中心部よりやや北、カルディー・フェル山の麓に位置する村。カルディー・フェル鉄道の機関庫とマッシャン教会の所在地。
6世紀にカルディー・フェル山近くの洞窟に住んだ修道士マッシャン(Machan)が地名の由来とされる。カーク(kirk)はカーク・ローナン同様サドリア語で「教会」を意味する。
カーク・マッシャン駅はノース・ウェスタン鉄道のピール・ゴッドレッド線とカルディー・フェル鉄道が乗り入れている1900年に開業した3番線までのホームを持つ駅(1番線が登山鉄道、2番線がピール・ゴッドレッド、3番線がキルデイン方面)。
1900年にカルディー・フェル鉄道の発着駅として開業し、1923年頃からピール・ゴッドレッド線が乗り入れを始めた。
カルディー・フェル鉄道は9月29日のミカエル祭から春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に行われる復活祭の間は休止するため、その期間は無人駅となりますが、逆に稼働している頃は少なくても6人の駅員が必要になる。
また、駅は四角いUの字の形をしており、予約事務所、待合室、リフレッシュメントルームがある。
駅のUの字の内側にある西側のホームから山を上る列車が出発し、Uの字の内側にある東側のホームで山から下りて来た列車が止まる。この2つの線路の間には、救援列車が待機できる待避線が敷かれている。
貨物は旅客と同じホームから行うが、大きい場合は北側にあるカルディー・フェル鉄道とノース・ウェスタン鉄道が並んでいる側線から積み替える。

ピール・ゴッドレッド(Peel Godred)
島北部に位置する町。元々は城郭都市であり近代にはソドー連隊の本部があった。ソドー・アルミニウム会社、水力発電所とダム、城跡、キング・オリー橋の所在地。
ピール・ゴッドレッド駅はノース・ウェスタン鉄道のピール・ゴッドレッド線の終点である1923年に開業した駅。
1850年代にソドー・アンド・メインランド鉄道が路線を通すことを計画していたが、経営状況が良くなかったため、計画は頓挫した。
1870年代にはミッド・ソドー鉄道をピール・ゴッドレッドまで通すことが計画されたが、工事の影響で資金不足になり、バラモッディー駅までとなり、後に延伸されたが町の南にあるキング・オリーズ橋にキング・オリーズ・ブリッジ駅を開業させた程度だった。
1923年、ピール・ゴッドレッド電力会社の工事資材運搬を目的にノース・ウェスタン鉄道がピール・ゴッドレッド線を開業し、ピール・ゴッドレッド駅も開業した。
駅から北に2キロほど離れた場所にソドー・アルミニウム会社の工場があり、そこから線路が伸びている。

グレート・ウォータートン線

クロバンズ・ゲート(Crovan’s Gate)→バラフー(Balahoo)→グレート・ウォータートン(Great Waterton)

クロバンズ・ゲート駅(Crovan’s Gate)駅図鑑①を参照

バラフー駅(Killdane)ノランビー線を参照

グレート・ウォータートン(Great Waterton)
島北東部、こうざん鉄道の北にある森の奥深くに位置する町。水道技術が発達しており、かつてはこの町から島中へ水を供給していた。
1853年、ソドー島に初めて蒸気機関車がやって来た時この町は島の中心であり、水車を動かすための石炭をソドー&メインランド鉄道が配達していた。
やがてソドー&メインランド鉄道が廃線になると水道施設も閉鎖され、人々は他の町へ移住していった。
長く忘れ去られていたグレート・ウォータートンの町はその後トーマスによって発見される。町は機関車やソドー建設会社の重機によって1955年春に改装され、現在は本屋や郵便局などが立ち並んでいる。
グレート・ウォータートン駅は町のシンボルである塔の近くにある2つのホームを持ったグレート・ウォータートン線の終着駅。
近くにモーガン鉱山がある。

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