きかんしゃトーマス ソドー鉄道 主な町&駅図鑑④ その他の鉄道

スカーロイ鉄道(こうざん鉄道)

クロバンズ・ゲート(Crovan's Gate)→クロス=ニー=クーン(Cros-ny-Cuirn)→グレンノック(Glennock)→レニアス(Rheneas)→{スカーロイ(Skarloey)←→レイクサイド(Lakeside)}→デイジー・ホルト(Daisy Halt)→石切場(Skarloey Railway Quarry)

クロバンズ・ゲート駅(Crovan’s Gate)駅図鑑①を参照

クロス=ニー=クーン(Cros-ny-Cuirn)
島東部に位置する村。
クロス=ニー=クーン駅はこうざん鉄道が乗り入れている1865年に開業した1つのホームを持つ駅。
近くに側線があるが、スカーロイ鉄道の経営状況が悪かった1953年頃は雑草が生えて見えなくなるほど使われていなかったが、後にガソリン駆動のトロッコ(その5代目に当たるのがマークV)が置かれている。
1970年に側線の再構成が行われ、混雑時の待避線が追加された。

グレンノック(Glennock)
こうざん鉄道近くに位置する村。
グレンノック駅はこうざん鉄道が乗り入れている1864年に開業した1つのホームを持つ駅。
この地にある「グレンノック」という宿がスカーロイ鉄道のだいたい中間地点であることが分かり、この地点に待避線がある駅を作ることになり、駅名は宿の「グレンノック」から取っている。
スカーロイ鉄道の他の駅と違い、大きな発展が起きた場所で、集落すらなかった土地だったが集落が出来た。
重力で下ってくる鉱石を積んだ貨物列車と登ってくる蒸気機関車列車の交換が行われる駅だったため、当初は4人の駅員が常駐していたが、2名に減らされている。
駅舎があり、最上階は駅長とその奥さんが住み、下の階は切符売り場と待合室になっています。待合室はあまり使われていませんでしたが、後に駅長の奥さんがハンデル・ブラウン卿に許可を取って、郵便局と雑貨店を始めた。
隣接して宿とチャペルがある。

レニアス駅(Rheneas)
レニアス滝にあるこうざん鉄道が乗り入れている1865年に開業した1つのホームを持つ駅。
絵に描いたようなきれいな駅で、多くの写真が撮られている。
ここにある給水塔は渓流から水を汲み上げている。
すべての列車はこの駅で切符の検査のために停車する。
レニアス駅周辺には村はなく、値段は高いが良いサービスと素晴らしい料理を提供するファールズ・ホテル(Falls Hotel)やセルフサービスのランチ、紅茶、軽食を提供するゴージ・カフェ(Gorge Café)、カフェが運営するピクニック場があるが、冬場は閉鎖されている。
近くには、ダンカンが居座ったレニアス鉄橋がある。

レイクサイド駅(Lakeside)
スカーロイのスカーロイ湖の近くにあるこうざん鉄道が乗り入れている1965年に開業した1つのホームを持つ駅。
スカーロイ鉄道のループ線の駅で、1965年6月のスカーロイ鉄道の100周年祭に間に合わせる形で開業した。
春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に行われる復活祭から9月29日のミカエル祭の期間の10:30から16:00までのすべての旅客列車はレイクサイド駅のあるループ線を通るが、それ以外の期間はレニアス駅とスカーロイ駅を直通する旧線が使用されている。
この駅の先からは分かれ道で、1本はスカーロイ駅、もう1本は石切り場までの険しい山道の路線がでている。

スカーロイ駅(Skarloey)
スカーロイにあるこうざん鉄道とスカーロイ・ケーブルカー鉄道が乗り入れている1865年に開業した1つのホームを持つ駅。
当初はこの地域に路線が通る予定はなかったが、新線建設の調査時にこの地域を再発見し、温泉やスパのスポットとして駅を建てることを決定する。
1865年に開業したが、人里離れた場所で、しかも駅からスカーロイ湖は離れていることから、旅客量が減ってしまい、スカーロイ鉄道自体の存続の危機に瀕していた。しかし、1953年にスカーロイが歴史上で重要な場所であることが判明したため、観光客が増え、また冬にスパにやって来る人が増えた。
ホームの向こうには機回し線と機関庫や貨物の発着場がある。
ソドー・ロードウェイズ社のバスが乗り入れており、スカーロイ鉄道の列車に接続しており、スカーロイ・ロード、ピール・ゴッドレッド、ハーウィックと接続している。
近くに荷物や石炭などを運ぶ自走式の傾斜台があるが、期限切れのため使用できず、高額な修理代を払って直すか、安く提供できるかもしれないソドー・ロードウェイズ社に任せるか議論中となっていた。
1985年9月にスカーロイ・ケーブルカー鉄道が乗り入れを開始し、村に向かって昇り降りをしている。

アールズデール鉄道(ちんまり鉄道)

アールズバーグ・ウェスト(Arlesburgh West)→アールズバーグ・ブリッジ・ストリート(Arlesburgh Bridge Street)→ファーカー・ロード(Ffarquhar Road)→マースウェート(Marthwaite)→アールズデール・グリーン(Arlesdale Green)→アールズデール(Arlesdale)

アールズバーグ・ウェスト駅(Arlesdale West)駅図鑑②を参照

アールズバーグ・ブリッジ・ストリート駅(Arlesburgh Bridge Street)
アールズバーグの町にあるアールズデール鉄道(以前はミッド・ソドー鉄道)が乗り入れている1880年に開業した1つのホームを持つ駅。
1880年にミッド・ソドー鉄道の2つのホームと広大な操車場を持つ駅として開業した。
1947年にミッド・ソドー鉄道の廃止に従い廃止された。
1967年にアールズデール鉄道がホームを1つ残した状態で使用することになった。その際、不要となった操車場の跡地の土地は売却された。

ファーカー・ロード駅(Ffarquhar Road)
ファーカーの北に位置する小さな村。
ファーカー・ロード駅はアールズデール鉄道(以前はミッド・ソドー鉄道)が乗り入れている2つのホームを持つ駅。
ミッド・ソドー鉄道時代に花崗岩で作られた上屋が設置された1つのホームを持つ駅だった。
アールズデール鉄道が開通した際、この駅も復活したが、ホームが1つ追加され、花崗岩で出来た上屋は駅舎に置き換えられた。

マースウェート駅(Marthwaite)
アルル渓谷にある友好的で勤勉な人々が住む快適な村。
北側には木々に覆われた丘があり、南にはアルル川がある。
道路と鉄道の公共交通機関の便が良いため、人気のある休日に集まる場所として有名。
マースウェート駅はアールズデール鉄道(以前はミッド・ソドー鉄道)が乗り入れている1880年に開業した2つのホームを持つ駅。
1880年にミッド・ソドー鉄道の駅として開業し、当時は南側に1つのホームと駅舎がある駅だったが、1947年のミッド・ソドー鉄道の廃止時に廃止された。
しかし、1967年にアールズデール鉄道の駅として再開し、1972年にホームが北側に追加された。
この駅はアールズデール鉄道の中間地点にある駅で、列車交換を唯一行う駅で、混雑緩和のために待避線を追加したが、交通量が多い時には5編成が列車の通過を待つ状態が発生していた。そのため、ファーカー・ロード駅とアールズデール・グリーン駅近くの森に新たに待避線が設けられ、混雑を緩和した。
駅構内にはミッド・ソドー鉄道時代から花崗岩の採石場に続く支線があり、アールズデール鉄道もその路線を通っている。ただし、花崗岩の採石場にある操車場は底開き貨車に対応するため、待避線の数はミッド・ソドー鉄道時代より多くなっている。

アールズデール・グリーン駅(Arlesdale Green)
アールズデールの町にあるアールズデール鉄道(以前はミッド・ソドー鉄道)が乗り入れている1つのホームを持つ駅。
ミッド・ソドー鉄道時代に住民の駅設置の要望から開業後のある時期に開業した。
当初のホームは簡素な木製の小屋が置かれただけの状態だったが、ある時中古の鶏小屋を農家が買い、息子が後から届く鶏小屋をこの駅で受け取ることになっていたが、到着予定日の当日に農家の息子は誤って駅舎の小屋を持ち帰り、後日に遅れて本物の鶏小屋が届いたときにこの事実が発覚した。
住民はこの件を笑い、ミッド・ソドー鉄道は名誉を回復するため、他の駅と同じ駅名板と金属でできた上屋が設置された。
1947年にミッド・ソドー鉄道が廃止になった際に廃止され、1967年にアールズデール鉄道が開業する頃は上屋と駅名板は無くなっており、新たに作り直された。

アールズデール駅(Arlesdale)
ソドー島の西海岸にあるアルル川の河口の両端にある町。大昔は城塞都市だった。
アールズデール駅はアールズデール鉄道(以前はミッド・ソドー鉄道)が乗り入れている1874年に開業した2つのホームを持つ駅。
1874年にアールズデールの北端にアールズデール路面鉄道の途中駅として開業したが、1880年にミッド・ソドー鉄道の駅となる。
周辺にはミッド・ソドー鉄道の機関庫があった。
1947年にミッド・ソドー鉄道が廃止になった際、廃止されている。
1967年にアールズデール鉄道が発着駅として開業し、当初はこの駅を再利用する計画だったが、老朽化が激しく新規に建てたほうが安くなるため、以前の駅舎とは離れた場所に建てられた。
1967年時点でホームが1つと機回し線1線、転車台が設置されているが、後に新しいホームが建てられ2編成が同時に止まれるようになった。

カルディー・フェル登山鉄道

カーク・マッシャン(Kirk Machan)→シャイロー(Shiloh)→スカーロイ・ロード(Skarloey Road)→デビルズ・バック(Devil's Back)→カルディー・フェル・サミット(Culdee Fell Summit)

カーク・マッシャン駅(Kirk Machan)駅図鑑③を参照

シャイロー駅(Shiloh)
カルディー・フェル登山鉄道の途中にある1900年に開業した1つのホームを持つ駅。
この地域の人々は交通手段が無いため、この駅で貨物取扱を開始し、好評を得るが、登山鉄道には付き物の料金の高さによる苦情と道路の改良が行われたため、貨物取り扱いは廃止され、使用されていた貨車は廃棄された。
道路整備により貨物同様、地元の旅客も無くなりましたが、駅は残され、列車交換や上りの列車の給水に使用され、乗客は止まっている間は足を伸ばしたり、周りを見渡したりして過ごす。

スカーロイ・ロード駅(Skarloey Road)
カルディー・フェル山の麓にあるカルディー・フェル鉄道が乗り入れている1900年に開業した1つのホームを持つ駅。
この駅の役割はカルディー・フェル鉄道の中間地点としての交換駅とソドー・ロードウェイズ社のバスが運んで来る乗客の対応である。
予約オフィスとリフレッシュメント・ルームも置かれており、通常時は2人のスタッフが配置され、旅客が多い時は3人配置される。
ここには、約45500リットルも入れられる水タンクと長い待避線があり、坂を上る列車にとって最後の給水場所でもある。

デビルズ・バック駅(Devil's Back)
カルディー・フェル山の尾根であるデビルズ・バックにあるカルディー・フェル鉄道が乗り入れている1900年に開業した1つのホームを持つ駅。
この地帯は天候が変わりやすく、風が強い時は重量が軽い旅客列車はこの地点で止まる場合があるが、サミットで働く人を乗せたり、事故や救助のための列車は止められないため、デビルズ・バック駅に置いてある土嚢を特別貨車に乗せて重量を重くし、登っている。
駅員小屋は少し低い位置にあるため風から守られている。また駅員が駅員小屋で働くのは、各人ごとに4年の内の1週間だけとのことである。

カルディー・フェル・サミット駅(Culdee Fell Summit)
カルディー・フェル山の頂上にあるカルディー・フェル鉄道が乗り入れている1900年に開業した2つのホームを持つ駅。
駅はシンプルな長いホームがそれぞれのホームに用意されている。
駅の緩衝器の裏手には頑丈な平屋のホテルがあるが、正確にはお土産や軽食を提供する場所となっていて、常駐するスタッフが居なかったり、通常の宿泊は不可能だったりするが、緊急時の宿泊が可能となっている。
特別貨車に載せるための土嚢が常駐して置いてある。


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