トーマスとなかまたち紹介⑧ ~そのほかのディーゼル機関車たち・電気機関車編~

そのほかのディーゼル機関車たち

デリック

車体番号:D8598
勤務路線:ウェルズワース線
車体の色:水色(BRITISH RAILWAYS)→深緑(NWR)
車輪配置:Bo-Bo
モデル:イギリス国鉄の17形凸型電気式ディーゼル機関車

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緑色の凸型ディーゼル機関車。
蒸気機関車との協調性を持つなどいい性格であったが、故障で仕事の邪魔になってしまい、その後修理工場に入れられた。ダックによると冷却装置に問題があったらしく、その後はエンジンの改良によって無事に回復している模様。1964年製造、1969年来島。

ハリー と バート

勤務路線:本線、ピール・ゴッドレッド線(スクラップ置き場、精錬所)
車体の色:黄色/深緑
車輪配置:C
モデル:イギリス国鉄の08形電気式ディーゼル機関車

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精錬所に所属する双子のディーゼル機関車。一人称は2台とも「俺」。
いじわるなディーゼルと性格が合うためディーゼルとは仲が良く、一緒にいることも多い。2台の姿形・塗装は全く同じだが、眉毛が太いほうがハリー、髭が濃いほうがバートである。
スクラップ置き場から精錬所までスクラップを運ぶのが仕事だが、冷徹な性格で、他の機関車にスクラップにしてやろうと脅したり、貨車の真ん中に挟んだりなどと、イタズラを行ったことがある。蒸気機関車たちには特に嫌われているが、本当は、ディーゼル同様臆病なところもある。1958年製造、来島。

ソルティー

車体番号:D2991
勤務路線:ウェルズワース線(ブレンダム港)
車体の色:赤茶色
車輪配置:C
モデル:イギリス国鉄の07形電気式ディーゼル機関車

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港湾の入換用小型電気式ディーゼル機関車。一人称は「おいら」。
自称「港のディーゼル」と言うくらい、海や港や船が大好き。陽気な歌のリズムに乗ってとても上手に貨車を扱い事故は殆ど起こさない。それどころか、イタズラ貨車ですら歌につられるほど。怠け者が大嫌いで、仕事の楽しさを教えることもある。また嵐の襲来を事前に感づくなど、気候の変化には敏感。昔話や思い出話をするのが大好きで、一度語りだすとなかなか止まらない。ただし、少々話を大袈裟に盛る傾向がある。
ソドー島に来た当初は、島だから海に関わる仕事が出来ると喜んでいたが、採石場の仕事を任されてしょげていた。海で働くことへの拘りが強く、誰かが港で役に立つ仕事をしたら、自分はまた石切場に送られてしまうのではと心配している。少々口は悪いものの心が広い。1973年製造、1974年来島。

デニス

車体番号:11001
勤務路線:カーク・ローナン線(入換作業)
車体の色:灰色
車輪配置:C
モデル:イギリス国鉄の11001形ディーゼル機関車

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元試作機のディーゼル機関車。顔の上に小さなライトが付いている。
怠け者でブレンダムの女子校まで屋根のタイルを運ぶのを嫌がり、休暇中のトーマスに場所がわからないなど言い訳をして仕事を押し付けようとした。それが原因で事故を起こし、動けなくなっている所をトーマスに発見され、今までのことをすべて告白する。そしてトーマスに助けられ、彼と協力して仕事をした後、改心して役に立つ機関車になれるよう努力すると約束した。しかしその後、駅の入換作業をヘンリーたちに押し付けてまた怠けたことで、怠け癖を克服できるようにと、ハットきょうから規則に厳しいファーガスと一緒に働くよう命じられる。その後、デイジーの教えとファーガスからの指導により、少しはまじめに働くようになったらしい。ディーゼル機関車なので、たまにディーゼルのたくらみに紛れることもしばしばある。1949年製造、1959年8月来島。

デン

車体番号:DW①
勤務路線:ディーゼル整備工場
車体の色:オレンジ、灰水色
車輪配置:B
モデル:ロールス・ロイス・センチネル液体式ディーゼル機関車

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小型の凸型ディーゼル機関車。
ディーゼル整備工場のボス(現場監督)で、ディーゼル機関車達の修理・整備が主な仕事。ソルティー曰く修理の腕前は確からしい。
真面目な働き者で、動くよりも先によく思考する性格。故に行動が遅く、気弱でのろまな面がある。考えすぎるが故に口下手で、相棒のダートに言いたいことを先に代弁されることが多い。
蒸気機関車にも親切だが、ダートと一緒にいないと上手く仕事ができないらしい。

ダート

車体番号:DW②
勤務路線:ディーゼル整備工場
車体の色:臙脂色、黄色
車輪配置:B
モデル:イギリス国鉄の06形電気式ディーゼル機関車

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小型の入換用ディーゼル機関車。ディーゼル整備工場でデンのアシスタントを務めている。
せっかちで冗談好き。デンとは長く一緒に働いているため、考えていることがすぐ理解できる。デンと同じく仕事には真面目な働き者で、蒸気機関車に対しても基本的には協力的。
デン同様、単独では上手く仕事ができないらしい。

パクストン

勤務路線:カーク・ローナン線
車体の色:深緑
車輪配置:C
モデル:イギリス国鉄の08形電気式ディーゼル機関車

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若い小型ディーゼル機関車。他の機関車や機械を「さん」付けで呼び、敬語口調で話す。
ディーゼル機関車達の中では蒸気機関車達に好意的で仲が良く、お人好しで心優しい性格。しかしそれゆえ、蒸気機関車を敵視するディーゼルとは考えが合わないこともしばしばある。特にディーゼルのいたずら・嫌がらせの標的になりやすい。
クロバンズ・ゲート駅からこうざん鉄道の機関車たちが採石場から運んできたスレート石を、カーク・ローナン港やブレンダム港まで運搬するのが主な仕事。ソドー島に来て間もなく、エンジンを改良してもらったためか、とても力持ち。
お人好しゆえに騙されやすい性格でもあるが、オーナメント泥棒については最終的には協力を拒否するなど、ちゃんと自分で考えて行動することはできるらしい。

シドニー

勤務路線:ヴィカーズタウン操車場
車体の色:青
車輪配置:C
モデル:イギリス国鉄の08形電気式ディーゼル機関車

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小型のディーゼル機関車。真面目な性格だが物忘れが激しい。
スクラップ置き場にて2年間も車輪を失ったまま、クレーンに吊るされたままでいたところをハットきょうに買い取られ、その後新品の車輪を貰って自由に走れるようになった。

ノーマン

車体番号:D9556
勤務路線:ヴィカーズタウン操車場
車体の色:オレンジ
車輪配置:C
モデル:イギリス国鉄の14形電気式ディーゼル機関車

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小型の凸型ディーゼル機関車。
顔がとても長く、眉毛が繋がっている。
普段はヴィカーズタウン操車場にいる。キャロラインやデリックと同様、壊れやすい機関車だが、とても親切。

ジェフ

車体番号:47111
勤務路線:本線(ソドー整備工場)
車体の色:青
車輪配置:Co-Co
モデル:イギリス国鉄の47形電気式ディーゼル機関車

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ソドー整備工場で働く大型のディーゼル機関車。機関車の部品や故障した機関車を工場まで運ぶ仕事をしているので、みんなから『ワークス・ディーゼル』と呼ばれている。
物腰が柔らかくとても親切な性格。

ピップ と エマ

車体番号:43199(ピップ)、43200(エマ)
勤務路線:本線
車体の色:濃い青・黄色
車輪配置:Bo-Bo
モデル:イギリス国鉄の43形流線型ディーゼル機関車

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大型流線型ディーゼル機関車の姉妹。イギリスの特急サービス「インターシティー125」に就いており、ロンドンのユーストン駅からソドー島へ観光客を乗せて特急で行き来するのが主な仕事。いつもマーク3客車を背中合わせで繋がっていて、ロンドン方面が姉のピップ(本名フィリッパ)、ソドー島方面が妹のエマで乗客を運んでいる。
姉のピップは元気で明朗、勝気な性格。エマは大らかな明るい性格で、いつも陽気で元気で誰とでも友達になれる。1983年製造、来島。

電気機関車

ジッピー、ノージー、プリティ、ワイズ

車体番号:E1.(ジッピー)、E2.(ノージー)、E3.(プリティ)、E4.(ワイズ)
勤務路線:ピール・ゴッドレッド線(現在引退)
車体の色:4台とも緑
車輪配置:Bo-Bo
モデル:ノース・イースタン鉄道のEF1形電気機関車

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1923年ピール・ゴッドレッド線開通時に、そこで働くために送られてきた電気機関車の兄妹。乗客を運んだり、アルミニウムを輸送する仕事をしていたが、現在は引退してどこかで静態保存されている。

アンディ、ジェフリー、シェイン、スティーブ

車体番号:87036→E5.(アンディ)、87037→E6.(ジェフリー)、87038→E7.(シェイン)、87039→E8.(スティーブ)
勤務路線:ピール・ゴッドレッド線
車体の色:青(アンディ)、赤(ジェフリー)、深緑(シェイン)、黒(スティーブ)
車輪配置:Bo-Bo
モデル:イギリス国鉄の87形電気機関車

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1975年にイギリス国鉄から送られてきた電気機関車たち。エンジンが老朽化したジッピーたちに代わって、乗客やアルミニウムを運んでいる。


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