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MBTI、INTP

はじめに

私はMBTIに関して全くの素人であり、この記事はMBTIフィードバックガイダンスを受けて学んだことや、それを説明しやすくするために補足的にネットで軽く調べたことを書いていますが、間違っている可能性があります。もし間違いがありましたらご指摘頂ければ訂正しますので許せ。
また、MBTIを全てを説明しきろうとするとものすごく長い記事になってしまうため、ここではフィードバックガイダンスに関する部分のみを記載します(それでも長すぎンだわ)。
この記事では触れない「心理機能」という概念は、MBTIをより理解する上で非常に大切なので、興味のある方は是非google.comへ。


概要

MBTIとは:
Myers-Briggs Type Indicatorの略。
心理学者カール・ユングのタイプ論をもとにマイヤーズとブリッグスという人達が編み出した性格分類方法。
100個前後の「自分が自分をどう認識しているか」に関する質問に答えると、16個あるパーソナリティタイプの内どのタイプの傾向が強いかがわかる。

タイプ論とは:
「タイプ論」は、フルーツで言うと「りんご」「バナナ」といったような、質的なもの(量で測れないもの)。性格にはひな形がいくつかあり、その上に個性が乗ってるという考えに基づく。
(反対に、量的なのは「特性論」と呼ばれる。フルーツでいうと「すっぱい」「大きい」等の量で測れるもの。)

MBTIフィードバックガイダンスとは:
有料で、有資格者の「MBTI認定ユーザー」(以下「認定ユーザー」と呼ぶ)と共に自分がどのタイプの傾向が強いかを探っていく。
MBTIは自分が自分をどう認識しているかがベースとなっているので、アナリストみたいな人が一方的に診断してくるのではなく、認定ユーザーと一緒にテスト結果やエクササイズ等を通して確認していく。
エクササイズをすることで、テストが本来の自分ではなく「自分がなりたい自分」を反映してしまったとしても、本来の自分がどのタイプかの誤認を防げるという面もある。

なぜガイダンスを受けるのか:
私の場合は、ネットにあるテストをいくつか受けたところ、テストによってSとNがコロコロ変わったので、タイプに分けるとしたらISTPかINTPのどっちなのか知りたかった。

料金:
ガイダンス→33,000円(税込)
必須教材→2,200円(税込)

時間:
3時間

ガイダンス方法:
私が申し込んだ認定ユーザーの場合はzoom会議だった(こちらはカメラつけなくてOK)

MBTIの信頼性について:
ここはMBTIを知っている人の中でかなり賛否両論ある部分だと思う。
先に言っておくが、私個人としてはMBTIを絶対視しているわけでもなければ、まったくのでまかせだと軽視しているわけでもない。そこは割とどうでもよくて、ただただ新しいおもちゃを手に入れて遊んでいるに過ぎない。
だから私がMBTIについてちょっとツイートしただけで「MBTIがいかに信頼性が低くて使えないか」という内容を延々と空リプで吹っ掛けてこないでくれ、MBTI絶対殺すマン、まじでクソだるいから(経験談)。
ちなみに心理学においては、MBTIはテストの正確性や信頼性が低いため学術的根拠がなく、心理検査としては使えないとされている。そもそもタイプ論自体がもうあまり使われておらず、最近はずっと特性論のターンのようだ。ドロー!
なので、MBTIに限った話ではないが、我々も結果をむやみやたらに丸ごと鵜呑みにするのは避けた方がいいし、大きな決断をする時に使用するには相応しくないだろう。
しかし、心理検査としての使用には不向きであっても、中身の理論は結構しっかりあって最後までチョコたっぷりなので、情報を取捨選択出来る人にとっては参考になる部分も沢山あると思う。
一長一短なので、使い方次第
なのではないだろうか。

タイプがわかることで何が得られるか:
自分の全体的な傾向を知れる。
人類は80億人近くいるのにパーソナリティタイプはたったの16個しかなく、どれか一つのタイプに100%ドンピシャで当てはまる人(全てのパラメータが0か100の人)は稀だと思うので、自分がどのタイプであれ、あくまでどういう傾向が強いかを示すものだと私は認識している。
どこに意識が向きやすくて、どのような情報を取り込みやすくて、それらに対しどういう感じ方をしやすいかや、課題に対してどう取り組むか、そして決断を下す時にどういう判断基準に重きを置くか…等のことがわかるのだと思う。


プロセス

前日まで:
認定ユーザーを見つける

申込

前日までにテスト(URLが送られてくる)を受ける

ガイダンス当日:
認定ユーザーの自己紹介(短い)

MBTIの説明

テストの結果発表

エクササイズ

質問タイム


結果

私のタイプ:
INTP(論理学者)

INTPはどういうタイプか(もらった資料の要約):
・物事を一人で論理的に分析することを好む
・物事に対して懐疑的に見ていて、客観的に批判をする
・柔軟性がある
・本質的な部分に対する考え、意見を持つ
・独創性のある考え、独特の基準を構築する

パラメータ:

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4つのアルファベットが表すもの

1. INTPの "I"
↑ドはドーナツのド♪のメロディを思い浮かべながら「INTPの”I”」って書いた。だからなんだよ。

最初の文字はI(内向)E(外向)で、エネルギーが内と外どちらに向いているかを指す。

最初勘違いしてたけど、Iの人がみんなチー牛で、Eの人がみんな陽キャというわけではないらしい。活発なIや、大人しいEもいるとのこと。

■以下がIEの違いとして教えてもらったもの(あくまで傾向の話であり、例外はいる)
・スマホやカメラを持っていない状況で1人で綺麗な景色を見た時どうするか
 →Eは「綺麗〜」と独り言が出たり、近くの人に「綺麗ですね」と話しかける
 →Iは特に言葉は発さず、自分の中に留めておく

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・会議中に人が通り過ぎた時の反応
 →Eは外に意識が向いているので、通り過ぎた人を目で追う(且つ会議にも集中できている)
 →Iは内に意識が向いているので、通り過ぎた人を目で追わない

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・ブレーンストーミング
 →Eは話しながら考えるのでブレスト好きな人が多い
 →Iは一人で考える方が捗るので好きじゃない人が多い
・会議が10分しかなかったとして
 →Eは10分以内に結論を出せる
 →Iは会議の後もしばらくじっくり考えるため、質問や疑問が会議後に出てくる(そのため、Eと会議をする際は「考える時間をください」と予め伝えておくか、早めに考えを共有すると良い)
・学習方法
 →Eはやりながら覚える
 →Iは資料を読んだりじっくり考えたりして覚える


 2. INTPの "N"
二つ目の文字はS(感覚)N(直観)で、物事の見方や情報の処理をする時の傾向を指す。

■以下がSNの違い(あくまで傾向)
・「雨」と聞いて思い浮かべる言葉
 →Sは「雨雲」「雨上がり」「にわか雨」等、「雨」という漢字が直接入っている言葉(そのため、思い浮かぶ言葉の数が少なめ)
 →Nは「水」「傘」「長靴」等、「雨」から連想される言葉(思い浮かぶ言葉の数が多め)
・ブレーンストーミング
 →Sは「今目の前で実際に起きていること」に重きを置いているため、まだ無いものに対して想像を膨らませることが苦手なので、ブレストも苦手
 →Nは未来や可能性について想像を膨らませることが得意で思考発散が好きなため、ブレストが得意

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・細かい作業や、正確性を求められる作業
 →Sは目の前のことに集中しやすいため、得意
 →Nは細かいことに目を向けにくいため、苦手
・作業の進め方
 →Sは「とりあえずやってみて」が苦手、一歩一歩着実に進めたい
 →Nは「この通りにやって」が苦手、制約のない状態で一気に進めたい
・話し方
 →Sは順序立てて抜け漏れなく話す
 →Nは全体像から話し細かい所は飛ばす


3. INTPの "T"
三つ目の文字はT(思考)F(感情)で、判断基準の傾向を指す。
ちなみにTは無感情なロボットだとか、Fは感情論や精神論で動く脳筋だとか、そういうことではない。

■以下がTFの違い(あくまで傾向)
・物事の判断基準
 →Tは合理性、公平性、原因と結果
 →Fは人の気持ち、調和

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・判断基準の例題「上下関係のない研究グループがハワイの学会に行くことになったが、人数的に一人だけ日本に留まらなければいけなくなった。どうする?」
 →Tはすぐに「成績悪い人が行かなければいい」等の合理的な結論を下す
 →Fはこの問題に対して比較的長く悩み、極力全員の気持ちを汲み取れるような結論を下す
・褒められた時
 →Tは相手が自分の「何」を褒めているか聞いている(考え方、成果…等)
  ちなみにTの内、「斬新だね」と褒められて嬉しいのがN、「正確だね」と褒められて嬉しいのがS
 →Fは相手が「なぜ」褒めているのかを聞いている(今褒められたのは自分が相手を嬉しい気持ちにさせられたからかな、自分が相手の助けになれたからかな…等)


4. INTPの "P"

最後の文字はJ(判断)P(知覚)で、課題に対する取り組み方の傾向を指す。

■以下がJPの違い(あくまで傾向)
・どう行動するのが心地よいか
 →Jはスケジュールに沿った行動
 →Pは状況に応じた行動

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・苦手なこと
 →Jは想定外
 →Pは制約
・結論の出し方
 →Jは早めに結論を下す
 →Pは変更の余地を残しておきたいのでギリギリまで結論出さない、出しても変更可能なようにしておく
・やらなければいけないことへの取り組み方
 →Jは計画通りに、最後の最後に慌てないように
 →Pは最後に一気にやる


結果と現実の矛盾点

結果と現実が合ってないと感じた部分と、それに対する認定ユーザーの回答。

Q. Pは制約を嫌い、柔軟だというが、私は仕事で想定外が起きるのは結構苦痛…なぜ?
A. Iは一人で決めたがるため、仕事のように、想定外なことが起きた時の対処法を自分一人で決められない(上司や関連部署の人の意向を取り入れなければいけない)となると、苦手なのではないか。もし、自分で全て決定できる事柄に関する想定外なら受け入れられるというのであれば、本来自分が心地よいと感じるのはPなので、INTPで合っている。

Q. いくらPだからといって、いきなり知らない国に行って何も決めずにフラフラは出来ない。その場合は予め計画立てておきたい。でもそれってPよりJでは?
A. さすがにPとはいえ、知らない国ではある程度計画は立てることはあるだろう。Jの場合は「ある程度」の計画ではなく、もっと綿密な計画を立てたがる。

Q. Nなのに、仕事で誰かから業務を教わる時は細かく順番に説明してほしい、もしくは細かい手順が記載されたマニュアルが欲しくなる。それはSっぽい傾向だと思うが、なぜ?
A. 元来はNであっても、過去の「細かい手順を知っておかなかった時に怒られた」「細かい手順を知っておいたから成功した」という経験から、仕事においてはS寄りの価値基準を使っているのではないか。


その他

その他の教えてもらったことを箇条書き。

アルファベット4つの内、2つの組み合わせ別に見られる傾向:
・NTは「クラッシャー」、日本に少なくアメリカに多い。
 物事の前提を疑い「そもそも論」を提示しがち。
 「そもそもこれ必要?」「そもそも前提がおかしくない?」
・STはマニュアルを作らせると最強
・NFは「どこかの誰かのためになるかもしれない仕事」が得意(例:カスタマーセンターのマニュアル作り)
・SFは目の前のお客様に向き合う接客業が得意
・NTは革新的、独創的なことを考え、組み立てる仕事が得意
・ENは話題がコロコロ変わる
・INは話題がコロコロ変わることは平気だが、可能であれば一つ一つ深堀したい
・SPは「あそこのご飯屋さん不味いよ」と言われても「自分が行ってみなければわからない」と考える
・NJは「登る山は決めるが、登り方(ルート)は決めない」
・SJは「登る山、道順、時間を決めて登る」


MBTIをどう活かすか

この点が一番大切なのではないだろうか。
よくネットで「私は◯◯だから、△△なのは仕方ない」「私は✕✕だから□□は出来ない、責めないでほしい、理解してほしい」という使い方を見かける。
MBTIに限らずなんでもそうだけど、そうやって自分の悪い所を正当化する為にあるものではないと私は思う。
「私は〇〇というタイプで△△という短所があるから、意識して☆☆で補うようにしよう」と短所に対して対策を考えたり、長所をどうやって伸ばすかを考えるために使う方が有意義かなと。
他人とのコミュニケーションで活かす場合はあくまで「相手とのコミュニケーションをより円滑に進めるため」というポジティブな用途に基づいて、決して相手のタイプを頑固に決めつけたりせず、「この人は△△な傾向があるから〇〇というタイプの可能性があるかもしれない、だとしたら△△な所は私とは少し合わないから、一度私が△△に寄り添った表現をしてみよう」といった具合に試行錯誤しながら活かすことも出来ると思う。
仮にそれで間違えたとしても軌道修正出来ればいいのでは。
(正直言ってこんなの当たり前だと思うし、これを読んでる人もそう思ってるだろうけど、念のため。)


感想

個人的に得られたもの:
・MBTIの理解がガイダンス前より深まった(それぞれのアルファベットの性質や違いがより具体的に理解できた)。
・広義の意味での自己分析方法は学術的根拠の有無問わず世の中に沢山ある(MBTI、VIA-S診断、ストレングスファインダー、YG性格検査、ロールシャッハテスト…等々)が、その内の一つを知れた。

総評:
受けてよかった。
私の場合は、自分では気づけなかった自分の一面を知れたというような新発見はなかった(そもそもそのような目的で受けたわけではないので何も問題ない)。
単に、MBTIというツールの取扱方法を学べたので、ある程度はそのツールを基準にした自分や他人についての説明が出来るようになったというだけ。
それでも受けてよかったと思う、いつだって分析できるおもちゃで遊ぶのは楽しいから。体は大人、頭脳は3ちゃい👶バブゥ。

でもね、ちょっと高すぎるかなぁ…15,000円ならよかったな。

ちなみに、MBTIフィードバックガイダンスはカウンセリングのように精神面を癒すといった類のものではないので、そのような期待はしない方がいいと思う。







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