22.04.18
もう春も終わるというのに
分厚い布団の中で足先が冷たい。
いろんなことを思い出しては毎日部屋の湿度だけがあがっていく。
こんなのはもう何年ものことで、
こうやって部屋を少し暖めることで僕は眠りに落ちていた。
それなのに、この頃はずっと冷たくて、
無理やりに眠った薄い夢に何度もうなされたまま
朝がきてしまう。
真夜中に
どうやったら正気にもどれるのか
どうやったら眠れるのか。
そんなことはもう覚えた。
けれどもその全てがのちのちに僕を蝕んで、
その時の簡易さが複雑に複雑になって、
もう、
もともと理由のよくわからないくるしみがあべこべになって、
言葉になんてできなくて、
体の奥に染み込んで血液に混ざって循環して
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