自分に自信を持って、自立をした、その先

弱者は強者のことを理解しようとする

より良い方向に向かいたいと思うから、
弱者は強者のことを考えるメリットがある

だけど強者は弱者のことを理解したり考えるメリットがない

自分以外に正しい者がいない

自分を導く者がいないとした中で取る行動は
自己の鍛錬を行い
自分の力に自信を持って
今後も進んでいく決意の獲得

それが自立だろう


この弱者と強者は
単純に弱き者、強き者として考えてもらっていい



まずは自分の資質の観点から

弱者は短所があって苦手なことをしている自分
強者は長所があって得意なことをしている自分

自分の短所を味わっている時に感じる気持ちの代表として「恥、劣等感」などがあると思うが、短所な自分が好きだという人はあまりいないと思う

時代の流れ的にも「得意を磨こう!」とはよく言う
だけど得意だけを磨いたところで大体人は行き詰まる

長所を贔屓して際立たせるほどに
見て見ぬふりされる短所との格差が開いていく


苦手が発揮される場面や人を極端に避けると
自分の世界は狭まっていく

長所を磨けば磨くほど
それを発揮できる場面も狭まっていく


そうして人はどこかでいつか
苦手や短所の克服をすべき場面が来る

「結局のところ短所は自分の中の弱者では一見役立たずではあるが、自分の一部であることには変わりない」ことを知ったとき

人は短所を避けたり排除するのではなく
認め、受け入れ、活かすしか道はなくなるのである

むしろその自分の短所が生み出す側面を
うまく転用して使うことで
より自分は高まっていくことを知るはずだ


具体的に、私の場合
短所は「飽きっぽい、続かない」こと

だけどそれは裏返すと
自分がやりたくないことが分かることであり
長所として「理屈ではなく体感的に自分の向いていることが分かる」ことでもある

こんな短所の自分を避けずに活かすと
「飽き始めてきたことは手放す(場合によっては人に頼む)方向にして、集中できることをやる時間や環境を増やすことで、1日の中でもコスパ良く物事に取り組んで成果を出せる」
という結果になる

実際、私は事務仕事が苦手なのだが
事務仕事が得意な友人がいるおかげで手伝ってもらったりする

(お返しというつもりではないが、何かあったときの相談を受けて、自分の中のモヤモヤの言語化を一緒に行うことで相手はスッキリしてくれたりする
私は内面の言語化を一緒に考えることは大好きなのでこちらをやってる方が好き)


これはいろんな場面でも置き換えられる

肉体的な観点から、
弱者は子ども・女性・傷病者、強者は大人の男性・健康な成人

経済的な観点から、
弱者は貧困層、強者は富裕層

社会的な観点から、
弱者は子ども・障害者・失業者・その他諸々
強者は勉学・コミュニケーション・金銭面においていわゆる一般に属す人たち

世界的な経済の観点から、
弱者は発展途上国、強者は先進国

(いやちょっとかなりざっくり書いたのでそうじゃないだろうみたいなツッコミはあっても仕方なのでお受けします)


強者が、強者のために、頑張るほどに
弱者との格差が広がっていく

「自分が幸せであればいい」と思う強者にとって
弱者に歩み寄るメリットはあるのかと言えば
一見ない気がしてくる

すごくストレートに言えば
「強者には問題ないのに、なぜ弱者の面倒を見なければいけないのだろうか」
といった具合だろう


まぁだけどそもそもなんだけど
強者がここまで強くなったのは
強者が強者による強者のための世界を作り上げたからであって
弱者のことを考えていないからに他ならない

強者は自分だけのことを見つめたからこそ伸びただけであり
自分というものは
そして自分と同じものは
他にも存在しており
運命共同体であることを忘れてはいけなかったのではないか


これが自分だ!という自分とは一体なんなのか

自分か、自分以外かを、どの指標で見つめるのかでこれは言い分の正否は変わる



自分の中の誇るべき部分であるのか

自分という個体なのか

自分と家族・コミュニティなのか

自分と自国なのか

自分と世界なのか

自分と人全てなのか

自分と目に見えるもの全てなのか




自分に自信を持って、自立をする
それは自分の中の強者が際立った時ではない

自分が自立する時というのは
自分の中に存在する否定したいほどの
弱者を受け入れた時だ

自分の中で、自分を支え合うことができたから、立てた
それが自立なんだと思う


自分という最小単位で
包括的な視点を持って
支えることをしているんだから

それが広くなったとしてできないはずがないんだよ

本当の強さを手に入れた人は、国は、
そこで達成しました、はい終わり!ではなく
もう一範囲広い支え方のために向かっていいのではないだろうか

なぜならそれができる者なんだから


それをするメリットはどこにあるのか?といえば
それは支えてみないと、得てみないと、わからないんじゃない?
と、思う

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