頭で考えていること、心が望んでいること

私は潜在数秘術という潜在意識のメソッドを用いた数秘術鑑定が好きで、お仕事としても行っていル

そんな私が常々お伝えしているのは「自分の中にはいろんな自分がいる、頭で理性的にやろうとする自分や、それなのについやっちゃう自分とか、そんなつもりがないのに喜んじゃう自分など、様々な自分がいろんな葛藤をしながら生活をしているために生きづらさが生じる」ということ


今回はその自分というものを、意識を大きく2つに分けてお話してみます。

ちょっと長いけれどわかりやすく書けた気がするので、おひまな方はご覧ください。


1つは頭の自分。
顕在意識といって、自分が何を考えているのかを認知しやすい部分の自分。
高次と低次なら、低次の方だと思ってもらっていい。


もう1つは心・魂・腹の自分。
主に潜在意識の特に深いところで、ここで何を感じていて何を望んでいるかなんて全く感知しずらい部分の自分。
いわゆる高次の方。

(ここは心でも魂でも腹でもどれでもいいです。深い深い潜在意識の自分という意味なので、しっくり来る表現に置き換えてください。)


まず、自分が人生において望むことというのは潜在意識=心から湧き起こる

何を見たい、感じたい、味わいたい
こういうものを行いたい、叶えていきたい
あの時感じたあれをまた感じたい

などなど、欲望をベースとした純粋な欲求が潜在意識=心では生まれる。


その深い潜在意識=心から生まれた欲求は、ぷかぷかと浮かび上がるように顕在意識や浅い潜在意識=頭にたどり着いた時に、人はようやく「私はこんなことがしたい」と、頭で認識ができる。


しかしこの欲求が生まれる深い潜在意識=心の
・自我のコントロールのできなさ加減
・空気を読まないKY度
・伝達のわかりやすさ

は、もはや赤ちゃんレベルなので、
頭には心の望んでいることというのが把握しきれないことの方が大きい。

何かが自分の中で生まれている気がする…
だけどわからない…
一体なんだろう…

「だけどまぁひとまず頭としては今やってるこれを滞りなくいってくれたら問題ないし、未来としてもあれがあぁなってくれたらいいなと思ってる!」

頭はそうして理性的に生活を続けていこうとする。


でも心は赤ちゃんなので、上記の太字のセリフ部分なんて知ったこっちゃないわけで。


現実世界の赤ちゃんも同様、大人の事情なんて知ったこっちゃなく、欲求を叶えるために泣き喚きますよね。

眠い
お腹すいた
オムツが気持ち悪い
暑い、寒い
かゆい
なんか不安

などなど

親はそれを推察しては「オムツかな?」と対応することもありますが、結局なんなのかわからずずっと抱っこしてるし泣き止まない…なんてことの方が多い気がします。



これが赤ちゃんなら、大人は頑張って対応する

放置なんてせずに、あの手この手を使って、欲求・要求を叶えては赤ちゃんに安らぎを届けようとする

だけど、意識ではどうだろうか

困ったことに、頭は心に対して、見ないふりをするようになる。


何を望んでいるのかわからない
今の現実的に叶えられない
状況的に無理だよ
周りに迷惑がかかるよ

頭はそう判断すると、心の望んでいること自体が煩わしくなってくる

自分の望む未来のプランには使えない
だから心のことを見なくなる

現実、心のことなんて見なくても、頭だけでなんとかやっていける

そうして人に馴染み、社会に役立ち、生活が安定する生き方に必要なことを選択していく…という人は少なくない


心の声は聞かなくても生きていける

むしろ心の声を聞いたら、叶えられない現実に当てられて、疲れてしまう




だけど深い潜在意識=心は赤ちゃんなので、諦めていない

あの手この手で叶えようとする


・前にあの人とのトラブルで攻略しようと思った自分の短所の見つめ直しが失敗に終わったから、今回はこの人で攻略をしよう

・いつも穏便に済ませようとしてつまらない選択をするから、あえてダブルブッキングを起こしてしのごの言わせない自分らしい選択をさせよう

・やりたくないことばっかりやってこのままじゃ軌道修正ができないから病気にでもして休ませよう

・刺激的な人とそろそろ出会ってインスピレーションを湧かせたいからそういうものばかりに興味が向くようにしよう

・そろそろ一旦この学びを終了させるために失敗を引き起こしてこのターンを幕引きさせよう


これらは心が望んで巻き起こす、ほんの一例

そう、心は頭に存在を無視されているだけで、ずっと心の生み出す望みというのは消えないままなのである


そんな心を、生み出される望みを、
無視したら誰が困るって
頭が困る

頭にはプランがある

「あーして、こーして、いい感じに行きたい」というプラン

だけどそれは心を無視した前提のプラン

まるで頭だけがこの意識や体をコントロールする権利を握っているかのようなもので、意識全体からしたら大変身勝手な振る舞いなのである



赤ちゃんがうるさいから置いて出かけよう

できるか?

できない

それを意識でもやってみる


心がうるさいから置いて…いけない!

何を言っているかはわからないけど寄り添ってみよう

なんか違うとか、いい感じとか、深いところから浮かび上がっているサインだけでも逃さないようにしよう、まずはなんとなくでいいから掴むようにしてみよう

親が初めて赤ちゃんを育てるように、観察するように



結局いい感じにまとまった気がしても、頭だけで判断すると後でしっぺ返しが来る

いい感じにまとまりつつ、望みも叶えられたものでないと、やり直しになったりするのはよくある話


だったら最初から心からの違和感やサインを汲み取って採用していくのが、
結局一番スムーズに進んだりする

自分の中の葛藤がない、いざこざがない状態

そして現実的にも平和で穏便な状態


頭は大人だから周りの状況が見れる

平和的解決や打算的な計画が立てられる

しかし心は赤ちゃんだから欲求がシンプルで純粋

だからそれを叶えると単純に自分が元気が出る


そう、頭と心は、役割が違う

心は、自分が元気に満たされるための欲求を作り

頭は、その欲求をこの世の中でどうやったら満たしていけるのかを考えるために

それぞれ力を発揮している


未熟な赤ちゃんは何もできないけれど、未来の希望の素

赤ちゃんが笑うこと、切り開いてくれる新しい世界に大人が心ときめかせるように、深い潜在意識=心はこれからの新しい自分を作っていく素なのである

頭だけ・大人だけで合理的に生きないで、一見役ただずな心の声を聞いたりお世話することで、新しいい自分がどんどん育っていくんじゃないかと思う

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