本日のアクセスバーズの景色20240430②



アクセスバーズで見えた景色が2つあったので、分けて書いてみます

2つ目です


鉄の柵に囲まれた中に、神社のやしろの、扉のようなものがあった

この時点で、あぁなんだか嫌なものを見るなぁという予感がした


その中には、小さなトゲのあるオブジェが1つあった。


オブジェの内側は少し空洞で、ところどころ黒く、外側は真っ白

その白黒はっきりしたデザインや、トゲの形や付き方は不均衡なところは先鋭的でむしろかっこいいとすら思えた。


形状は貝殻とか乾いたサンゴのようで、繊細で、割れやすそうな質感で、

人の骨で言えば骨粗鬆症のようにスカスカで栄養はあまりなさそうである。





眺めているうちに
「あぁこれは、私の心の核の部分だ」
そう気づいてしまった。

私の、すごくすごく、内側の不可侵領域な部分。

このトゲトゲ、最初見た時は直径50cmほとでしたが、見ているうちにどんどん大きくなっていった。

やがて私の肉眼でその大きさの全貌を把握するのは不可能なくらい膨れ上がった。


そこでふと、守護霊さんのことを思い出した。

「やしろがあるということは…なんとなくこのやしろの中に、私の守護霊さんがいる気がする。」

「一体こんなトゲトゲな私を、守護霊さんはどう扱っているんだろう?」

守護霊さん、いるかな?

そう思って、私のイメージ上での私の守護霊さん(女神様みたいな形)に目をやると、いた。

なんと守護霊さんは、こんなトゲトゲな私を抱きしめてくれている。

トゲ、痛くないのかな?って思うけどたぶん痛い。ブスブスと刺さってる気がする。

いやー、守護霊さん、難儀だなぁ…
としか感想が出ない、私のこのトゲトゲしさ。
苦労をかけている。
しかし守ってくれていることにもありがたみが湧く。


そうしてしばらく眺めていたら、やしろと、トゲトゲのオブジェがある下の地盤がグラグラと揺れ出した。

「え、落ちちゃう!」

そう思った瞬間に、ゴロゴロと崖の下に落ちていった。

「落ちた?!いらないってこと?!」
「じゃあ新しいものができたのかな?!」

崖の下から、先ほどまでそれらがあった上の場所に目をやるが、

「ちゃんと下を見届けろ」


そんな声が聞こえた気がした。



なので、ちゃんと下を見た。

グシャア…と壊れた、やしろとトゲトゲのオブジェがそこにはあった。

それを見て、何の感情を特別に抱くことはなかったけど、このかつて自分であったものの形を捉える、そしてその終わりを見届けること、これが今の私には大事だったのかなと思えた。

それは、次に始まるもの、新しい自分を見るよりも、まずやらなければいけないことなんだと思った。


※この時、施術者の舞さんは「10.9.8…」と、心の中で初めてカウントダウンをしたと言っていた。タイミング的にはやしろとオブジェが転がるあたりだった。

「あのままずっと何もしなければ、あなたはずっとそれにすがってしまう気がした」と言っていたが、その通りな気がする。

自分の価値観・信念に対して、私は何もできなかった。
壊れそうな繊細な形状を見て、生きているもの、生き永らえるものではないことは何となく分かっていた。
私は消費期限を終えた何らかの概念を壊して、新たに何かを作っていく段階なんだろ。

しかし、そう頭で理解はして、いざその場面を目の前にしても覚悟まで追いつかないのは、自分可愛さゆえにだろう。人は自分が傷みそうなことは、したくない。

だけど背中さえ押してもらえたらできるのは、やはり私の中に、壊してでも進みたい気持ちの方が育っていたからで。だからこの場面を見せてもらえたんだろう。誰にって、私自身に見せてもらえたんだろう。
(壊したくなかったら、見せないだろうから)



さて、人の中の核というのは自分が施術者の時に何度も見てきたが、自分自身のものを見ることは実は初めてだった。

それだけ客観的に自分を見るというのは難しく、かつ場合によっては刺激的で目を細めるような事象だったりする。

(ゆえに、自分の都合良く解釈したり、見たいものだけを見ようとして、結局のところ歪んで見てしまうことが多かったりする)

今回は自分の核となる価値観・信念を客観的に見られたこと、そしてそれがもう実は古く、いらないのだと潔く判断できた自分、そしてその破壊を見届けられたことが分かった。

その一連の流れに、まるで自分の成長が見られたようで、そちらの方も実は嬉しかったりもする。


結局、壊れた後に、何が生まれたのかはわからない。

もしかしたら今の自分の成長段階では、まだ見ることができないのかもしれない。

いや、見ようと思えば見れるのかもしれないのに、見たくないのか。

どれかな
わかんないな
まぁどれでもいいや

今はこんなところでいい。

また違う日に時間差で「あぁ!そーゆーことか!」と分かったりするのもアクセスバーズの面白さ。


いらないものを断捨離して
意識のある場所にスペースを開けたので
これからはもっと必要なものを入れていきたい。


おまけ①

施術をした舞さんと、どういうことだったのかなと、軽く確認をした。

私は物事に疑問を抱くことが、生きるエネルギー源でもある。

大袈裟に言えば、それをやめてしまっては死んでしまうくらいの原動力でもある。
(どんだけ、いろいろと物事にツッコミたいのか!)

しかし、それはもう終わりなのかもしれない。


何が終わりなのか?
それこそトゲトゲな形をやめることなのかな、と思った。

私はついヤフコメやTwitter、政治家のヤジ飛ばしの様な、どこかくだらなさを含んだ細かさや粘着さがある。

世間な物事など、いろんな外の物事に対する私の姿勢を視覚化できた形状が、あのトゲトゲとした鋭さであり、バリアでもあったんだろう。

攻撃的な視点を持つことで、自分を守ってもいた。


だけど私はそこまでもう弱くないんだと思う。トゲトゲと攻撃的にまでならなくても身を守れるし、違う眼差しを向けても良い。

そんな許可を自分に与えていい。

これからもいろんなことに対して疑問を抱くべきで、それを解いていくことが私のライフワークだったりする。

だけど、どんな形で見るのかは、これから試していけばいい。

って感じかな!と、二人で着地した。


おまけ②


帰り道に、パーソナルジムのチラシをもらった。

実はちょうど2週間前からボディメイクに興味が湧いており、パーソナルジムを調べていたところであった。

内容、料金、場所的に今まで比較検討したものよりも良い。

本当に行くかどうかは別で、感触としては「あぁ、欲しい情報が手に入ったな」と思った。

執着していた、いらないものを手放すと
もっと欲しいものが手に入る。

その一つを体験した気分だった。

古いやつ、壊れてよかった。

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