シティリーグ大阪BEST4 イヌヌワン!デッキ(パルスワンアーゴヨン)
みなさんこんにちは。朝バナナと申します。
今回2/9のシティリーグ大阪にて、パルスワンアーゴヨン(パルアゴ)を使用し、ベスト4になることができましたので、レシピの紹介や解説等をしていきたいと思います。
なお、シティリーグには当日枠で参加したため、公式サイトにもデッキレシピは掲載されません。
読みにくい点などもあるかと思いますが、ぜひ読んでいただければ幸いです。
今回はVmaxライジングが発売された2日後のシティリーグということもあり、まだ環境が明確には定まっておらず、その中でこのデッキは、これから環境入りしていくことも考えれられるため、今回は有料記事とさせていただきます。
また、金額についてはホドホドさんに「この金額にしろ」と言われましたので、こちらの金額にさせていただきました。(380円から変更しました。ホドホドさんの拳が飛んでくるかもしれませんが、覚悟してます)
■当日のマッチング
・予選
1回戦 超ミュウミュウ6-0○
2回戦 三神ザシアン 6-3○
3回戦 ウルネク 6-4○
4回戦 ピカゼク 6-2○
5回戦 三神ザシアン 2-6×
6回戦 ピカゼク 5-6×
予選12位通過
・決勝トナメ
1回戦 カメポチャインテレオン 6-3○
準々決勝 三神ザシアン 1-0○(種切れ)
準決勝 三神バレット 2-6×
ベスト4
という結果でした。
■デッキ製作過程
シティリーグ前日。
私は現環境でも猛威を振るう三神ザシアンか、その三神ザシアンなどに有利を取れるエースバーン(ジラーチ軸)のデッキでシティに臨もうとしていました。
しかし、2/8に行われた桃屋杯やシティリーグの環境を見てみると、インテレオンとピカゼクがかなりの数いることを知りました。
このことから、シティではインテレオンに当たる可能性が高いと考え、なくなくエースバーンは候補から消えました。(実際シティ大阪で、インテレオンはかなりのプレイヤーが使っていました。)
また、シティが行われた2つの会場でピカゼクが優勝していました。
三神ザシアンでは、安定してピカゼクに勝つのは難しいと考えていたことや、ミラー戦が多く起こりうると思い、こちらも候補から消えました。
デッキをどうするか悩んでいたときに、パルスワンアーゴヨンなるデッキの存在を知りました。
実際にこのデッキに触れていた知人から話しを聞き、デッキを製作していくことに。
このデッキなら、三神ザシアンにもピカゼク(タッグコール型)にも不利を取ることもなく、ある程度の勝ちが見込め、このデッキに対する認知度があまり高くないことから、相手の対応が遅れることも考えられ、今の環境ではかなり強いのではと思いました。
製作していく内に、入れたいカードが余りにも多く、本当に60枚に収めるのが大変でした。。
入れたかったが、枠がないため不採用になったカードは後に紹介します。
このデッキを作る上で、一番悩んだのはサポート枠です。
作った当初は、サポート枠を博士の研究やマリィをメインにしていましたが、それだとどうしてもリソースを切りすぎたり、欲しいカードが揃わないといったことが多くかったため、サポのメインを思い切って変えてみると、かなりデッキの回りが良くなりました。
そして、デッキを回していく内にようやく完成形に近い形ができました。
ーーーーーーーーーーーーーーーー以下有料
■デッキレシピ
当日の朝(7時くらいまで)のもの↓
当日の朝までこれでいく予定でしたが、
シロナ&カトレア→中盤以降デンジかシロナを回収できるのは強いが、序盤にきて腐ることや、ドロサポをもう少し入れたかったことや、相手への手札干渉が少ないことから抜きました。
ミステリートレジャー→パルスワンやデデンネにもタッチできるポケモン通信の方が良いのではと思ったことと、ウルトラスペースによってべベノムやアーゴヨンを持ってこれると考えたため、このカードも1枚抜けました。
・実際にシティリーグで使用したデッキ
▲ポケモン
・パルスワンV×4
このデッキのメインアタッカーです。
雷1エネで使える「そうでん」によって、ベンチにエネ加速をすることができ、この技のおかげで後攻でもかなり強い動きができます。
「そうでん」を使った後、「ライトニングストーム」でどんどん相手のポケモンを倒していきます。
後から気づきましたが、「そうでん」がサーナイト&ニンフィアGXの「ようせいのうた」、「ライトニングストーム」がゲッコウガ&ゾロアークGXの「あくのはどう」とほぼ同じなので、強いに決まってますね。。
メインアタッカーな上に、スタートしてほしいポケモンなので4枚採用。
・アーゴヨンGX(ウルトラへんかん)×2
このデッキの核ともいえるカードです。
主な役割は、特性の「ウルトラへんかん」を使い、手札の補充を行うことになります。
2枚あっても、「ウルトラへんかん」のコストにできるため、全く腐ることはありません。
劣勢の場面や、ハンドが充実してない場合、欲しいカードが引きたいときなど、この特性で解決することも多々あります。
また、GX技の「インジェクションGX」によって、相手のサイドを増やすことができるオシャレな技も持っています。
本当に大活躍するカードです。
このカードがなかったら、このデッキの強さが激減するため、サイド落ちケアの2枚採用。
・アーゴヨン×3
このデッキにおける打点上げ+サブアタッカー。
特性「チャージアップ」を使うことで、「ライトニングストーム」の打点を30点上げることができ、手張り込みで1ターンに「ライトニングストーム」の打点を60点上げれるようになります。
また、技「ターニングポイント」が非常に強力です。このデッキの性質上、サイドを2-2-2で取られてしまうのを、アーゴヨンを挟むことで2-2-1-2とすることができ、このデッキのサブアタッカーでもあります。後に紹介しますが、三神(アルセウス&ディアルガ&パルキアGX)ザシアン戦では状況にも寄りますが、このポケモンで攻撃することが必要となってくる場面が多いです。
絶対に盤面に一体欲しいのと、アーゴヨンGXの「ウルトラへんかん」のコストにも使えることから3枚採用。
・べベノム(どくえき)×4
アイオープナーのべベノムでない理由としては、単純にどくえきで毎ターン10点ずつ与えることで、パルスワンVの「ライトニングストーム」を使う際の雷エネの要求枚数を減らすことができるためです。
技を宣言する場面は少ないですが、少しダメージを与えておくことが大事です。
初ターンに出しておきたい+ウルトラへんかんのコストにもなるため、文句なしの4枚採用。
・ゼラオラGX×1
このデッキの入れ替え枠です。
パルスワンVの「そうでん」や、カプ・コケコ(プリズムスター)によって、盤面のポケモン全てに雷エネルギーがつくことが大半なので、ポケモンの逃げエネがなくなるのは非常に便利です。
また、HP190がとても偉く、三神の技「アルティメットレイ」を耐えられるので非常に優秀です。
技を宣言することがほとんでありませんが、技「プラズマフィスト」が3エネで160とそこそこの火力も出せ、GX技の「フルボルテージGX」で万が一雷エネルギーがトラッシュに落ちすぎた場合の解決策にもなります。
サイド落ちすること困りますが、絶対に必要という場面が多いというわけでもないので、1枚採用。
・デデンネGX×1
このデッキのドロー役を担うカードです。
製作当初は入れるか迷いましたが、入れなかったら回らないことがあったり、「今絶対にこのカードを引きたい」と思ったときに引けるカードが、サポートや、アーゴヨンGXの「ウルトラへんかん」では足りないこともあったため採用しました。
このデッキでは、GX技をあまり宣言しませんので、GX技の「ビリリターンGX」を使うことも視野に入れることもあります。
スタートしてほしくない+対戦で使わないこともあるため、最低限の1枚採用。
・カプ・コケコ(プリズムスター)×1
このデッキのエネルギー加速+打点上げ枠です。
雷デッキにおいて、このカードの採用はほぼ必須となってくる1枚で、特性の「せんじんのまい」によって、1ターンに2エネつけることができ、もう言わずと知れたカードです。
ただ、このデッキにおいては、アーゴヨンの「チャージアップ」があるため、「せんじんのまい」なしでもある程度トラッシュから雷エネルギーを加速でき、他の雷デッキと比べて少したまりにくい傾向にあります。
そのため、毎試合必ず使わなければいけない、というわけではないので、このカードへの依存度が他の雷デッキよりも低いです。
使う場合、パルスワンVが気絶した返しのターンで使うことが多いです。
プリズムスターのため1枚採用。
▲グッズ
グッズは、個人的に解説する必要があると思ったカードのみ説明させていただきます。
・クイックボール×4
・カスタムキャッチャー×4
このデッキはメインサポートにデンジを採用しています。そのため、カスタムキャッチャーが揃えやすいのと、困ったときのドローソースにもなるため採用。
・エレキパワー×4
雷タイプ特権の最強のグッズ。
1枚使うことで、「ライトニングストーム」の打点を雷エネルギー1枚分上げれるのと、デンジで持ってくることもできる非常に便利なカードです。
文句なしの4枚採用。
・ビーストリング×2
このデッキにおける最強のエネルギー加速手段。
このカードとパルスワンVの相性はとても良いです。
パルスワンVを倒された返しのターンに使い、一気に盤面にエネルギーをつけることができます。
また、デンジで簡単に持ってくることができ、このデッキと非常に相性が良いです。
3枚だと腐ることが多かったのと、デンジで確実に持ってこれるため2枚採用。
・ミステリートレジャー×1
クイックボールとウルトラスペースだけでは、べベノムが出せなかったり、アーゴヨンなどを必要なときに持ってくることができなかったりしたため、必要最低限の1枚採用。
・ポケモン通信×1
パルスワンVとゼラオラGXとデデンネGXを持ってくることができるカードが、クイックボールだけでは少なかったため採用。
このデッキ唯一の全ポケモンにタッチできるカードなので非常に便利です。
ただし、手札にポケモンがあることがあまり多くないので、こちらも必要最低限の1枚採用。
・リセットスタンプ×1
このカードもデンジで持ってくることができる。
相手への手札干渉が少ないため、2枚採用したかったが、枠の都合上一枚採用。
・グレートキャッチャー×1
カスタムキャッチャーだけでは、どうしても相手のベンチをよぶ札が少なかったのと、デンジ1枚からこのカードを持ってくる動きは非常に強いため1枚採用。
・ふうせん×1
主に後攻1ターン目に使用します。
パルスワンV以外でスタートした場合に、ふうせんがあれば逃げて、前にパルスワンVを出し、手張りして「そうでん」という流れを作り出すことができます。
また、ゼラオラGXがいないときに、パルスワンVにつけて逃げたりすることもあります。
デンジで持ってくることができるため、こちらも便利なカードです。
1枚しか使わないため1枚採用。
▲サポート
・デンジ×4
このデッキのメインサポートです。
このカードによって、場合に応じて様々な動きを可能とし、パルアゴというデッキにおいて相性の良いサポートとなっています。
対戦中に絶対使いたいカードなので4枚採用。
・シロナ×4
こちらもこのデッキのメインサポートです。
デンジだけでは必要なカードを持ってこれない場合や、手札を引き直したい場合、手札を山札に戻せるという点から採用しました。
初めに申し上げた通り、博士の研究ではリソースを切りすぎることが多かったため、ドローできる枚数は1枚減るものの、このカードの方が良いとなりました。
こちらも対戦中に絶対使いたいカードなので4枚採用。
・マリィ×1
このデッキの数少ない相手への手札干渉できるカードです。
マリィをメインドローサポートにしたい場合、
①引ける枚数が5枚とそこまで多くない。
②デンジの方がエネルギーとグッズの好きなカー ドを加えることができ、雷タイプのデッキにおいてはこちらの方が強いと考えたこと。
③シロナの方が引ける枚数も多く、手札を山札の下に埋めることもない。
という3つ理由から、メインのサポ枠ではなくなりました。
もちろん、メリットもたくさんありますが、このデッキでは自分の動きを最優先に考えるべきだと考えたため、最低限の1枚採用。
▲スタジアム
・ウルトラスペース×2
このカードの採用枚数は2枚か3枚か本当に悩みました。
ウルトラビーストを持ってくることができるだけでなく、山札を確認できない際に、サイド落ちの確認などもこのカードですることが多かったです。
しかし、枠の都合や、ミステリートレジャーを1枚採用している点から2枚に落ち着きました。
・サンダーマウンテン
このカードは最後まで採用するか悩み続けました。
他の雷タイプのデッキと違い、パルスワンVの技はエネルギーの枚数が少ないため、サンダーマウンテンがなくとも、困る場面というのは少ないです。
また、このデッキでは、サンダーマウンテンの恩恵を受けることができるカードが少ないです。
しかし、万が一エネルギーが引けなかった場合や、後攻でパルスワンVスタートしなかったときに、スタートしたポケモンに手張りして逃げ、パルスワンVをバトル場に出し、サンダーマウンテンを貼って、「そうでん」といえることも可能になること。
「そうでん」を宣言した次ターンで、バトル場のパルスワンVに手張りせずに、技「ライトニングストーム」を宣言できる点など、これらの理由から採用することにしました。
プリズムスターのため1枚採用。
▲エネルギー
・基本雷エネルギー×13
この枠は12枚か13枚かでかなり迷いました。
ですが、枚ターン必ず手張りしたいこと、クイックボールやミステリートレジャーのコストに雷エネルギーを使っていきたいこと、「そうでん」やビーストリングを使う際に、山札にエネルギーがない状態を作りたくないという理由から、少し多めの13枚採用。
実際この枚数にして本当に良かったと感じています。
ですが、1枚減らしても問題なさそうな枠に感じました。
■不採用カード
・アーゴヨンGX(スティンガーGX)
このカードの主な役割は、GX技の「スティンガーGX」を使うことにあります。
LO系統のデッキと対面した場合に、このカードはあるとないでは大きな違いです。
実際に2/9のシティにて、決勝トーナメントにカルゴLOを使われている方が一名いらしたので、本当に当たらなくてよかったと心から思っています。
また、三神ザシアン以外のタッグ系統のデッキにおいても、GX技を使う可能性はありますが、高頻度で使うものでないと考えました。
LOに当たらないと予想し、他のところに枠を割くために今回は不採用。
・フィオネ
このカードはあれば非常に便利で、相手に積みの盤面を作らせることも可能となるカードですが、明確な採用理由がなかったため、不採用。
・マーシャドー(リセットホール)
このカードは採用すべきだったなと少し後悔している一枚です。
シティ当日に、対戦したデッキの半数以上が混沌のうねりを貼ってきたため、貼りたいタイミングで自分のスタジアムが貼れない点が不便でした。
現環境において、混沌のうねりを採用しているデッキが多いため、入れておいてよいカードでしょう。
また、このデッキはミステリートレジャーも採用しているため、ミステリートレジャーでも持ってこれる点からも、採用の余地はあります。
技「レッドナックル」も非常に強いので、何かと使う場面は多そうに感じます。
・フラダリラボ
このデッキの道具はふうせんしかないため、自分への影響は少なく、相手への影響が大きいと考えました。
現環境において、ピカゼクや三神ザシアン、超ミュウミュウといった環境上位デッキに道具が多く採用されている点から、このカードは採用したい1枚でした。
しかし、自分の動きを優先するカードでないこと、あれば便利だが、無くても何とかなると判断したため不採用。
・ユニットエネルギー雷超鋼
・オーロラエネルギー
これらのカードも最後まで採用するか非常に迷いました。
主な役割としては、アーゴヨンGXの技「ベノムシュート」を使えるようになる点です。
ユニットエネルギーの場合は、手張りで雷エネルギーにも超エネルギーにもなり、オーロラエネルギーも同様ですが、手札を1枚トラッシュするというこのデッキにおいてはメリットにもなりうる効果はあります。
ですが、オーロラエネルギーのコストで毎回雷エネルギーをトラッシュできるかといえば、そういうわけではありません。
基本エネルギーでないため、パルスワンVの「そうでん」や、アーゴヨンの特性「チャージアップ」、カプ・コケコ(プリズムスター)の特性「せんじんのまい」、ビーストリングの対象にならない点や、アーゴヨンGXで技を打てる機会が毎試合あるわけではないため、今回は両方不採用にしました。
・基本超エネルギー
不採用になった枠ではありませんが、こちらはご質問いただき気づいた枠です。
基本エネルギーのため、ビーストリングでアーゴヨンGXに付けることができ、「ベノムシュート」を宣言することができます。
この動きは非常に強いため、採用の余地ありです。
■デッキの回し方
デッキの回し方は、主観的なものになっているということをご理解下さい。
まず、このデッキでじゃんけんに勝った場合、先行を選ぶことをオススメします。
・理由
①手張りして、次ターンにパルスワンVで「そうでん」を確実に宣言できる準備をする。
②後攻で「そうでん」を宣言できれば非常に強いが、パルスワンVスタートしないと宣言できる確率がかなり減ること。
③先行の方がエネルギーも早めに多く貼れる。
④現環境に先行を取りたいデッキが多い。
といった理由などが挙げられ、これらより先行を取ることをオススメします。
デッキの回し方に関してですが、あくまでも一例ですので、毎回この動きをするわけでないということをご理解下さい。
このデッキはどの相手に対しても、1〜2ターン目のやることはかなり似てきます。
・先行の場合
1ターン目
パルスワンVに手張りしつつ、べべノムを出す。余裕があればべべノムをもう一体出す。
2ターン目
パルスワンVの2体目を出しつつ、べべノムをアーゴヨンGXやアーゴヨンに進化させ、「そうでん」でエネルギー加速。
場合によって、相手のポケモンを倒すため「ライトニングストーム」を宣言することもありますが、基本的には「そうでん」を宣言します。
理由については後ほど説明します。
・後攻の場合
1ターン目
パルスワンVに手張りしつつ、べベノムを出し、「そうでん」を宣言する。
2ターン目
べべノムをアーゴヨンGXに進化させ、2体目のパルスワンVを出しつつ、余裕があればベンチを展開していき、「そうでん」を宣言する。
こちらも状況によって「そうでん」か「ライトニングストーム」を宣言するかは変わりますが、基本的に「そうでん」でベンチのポケモンに雷エネルギーをつけていき、相手のポケモンを1撃で倒せるように準備をしていきます。
相手のポケモンに少しダメージを与えるよりも、1撃で相手ポケモンを倒せる動きの方が強く、相手の準備が遅れていると感じれば、「そうでん」を宣言し続けるだけでもかなり強いです。
ここからは先行後攻でも似たような動きになってきます。
「そうでん」を宣言したパルスワンVで、「ライトニングストーム」を使うことは、あまりありません。
「そうでん」
↓
ベンチのパルスワンVにエネルギーをつける
↓
バトル場のパルスワンVが気絶
↓
ビーストリングや「せんじんのまい」でエネルギー加速しつつ、前に出てきた相手のポケモンや、ベンチポケモンを倒す。
というのがパルスワンVが気絶した返しのターンに多い動きになってきます。
このため、「そうでん」を宣言したパルスワンVにエネルギーを手張りして「ライトニングストーム」を使うよりも、ベンチのポケモンにエネルギーを手張りして、気絶した返しのターンの準備をする方が強い動きになります。
最終的にはバトル場にパルスワンV、ベンチに
アーゴヨン、アーゴヨンGX、パルスワンV、+α
となることが理想的となります。
これ以降は状況に応じて戦うようになってきます。
・大事なポイント
①パルスワンVに手張りする。
②1ターン目にべベノムを一体でいいので出す。
③アーゴヨンGXを早い段階で作る。
④「そうでん」を宣言したパルスワンVに、基本的にはエネルギーをそれ以上つけない。
⑤べベノムを出しすぎない
簡潔にまとめるとこのようになります。
また、このデッキはズガアゴに少し似ている点があります。
似ている点は色々とありますが、違う点は
①火力をすぐに出せるわけではないが、エネルギーをロストしなくてよいため、一度エネルギーをつければずっと高火力が出せる。
②技「そうでん」によって手張り以外にエネルギーをつけることができる。
③デンジを採用できるため、動きに器用さが生まれる。
など、他にもたくさん違いはありますが、これらのことが挙げられます。
■各デッキへのマッチアップ
ここでは、自分が特に現環境で多く使用されていると判断したデッキに対してのマッチアップを記載していきます。
・三神ザシアン
この対戦でのサイドプランは3(三神)-1(非V)-2(ザシアンV)or3(三神)-2(デデンネGX)-1(非V)となります。
この対戦では、アーゴヨンの技「ターニングポイント」がかなり重要になってきます。
序盤の動きとしては、デッキの回し方にて紹介した動きと同じになります。
ただ、三神ザシアンはみなさんご存知かと思いますが、GX技「オルタージェネシス」の追加効果込みで使われることで、サイドを1枚多く取られてしまいます。
そのため、パルスワンVを2体取られた時点で、試合に負けてしまうため、サイドの与え方を3(パルスワンV)-2(アーゴヨン)-3(パルスワンV)と取らせることが必要になってきます。
まず、三神に「アルティメットレイ」を宣言されるまで、こちらは「そうでん」でエネルギーを貯めていきます(できれば技を使われるまでに、2回宣言したい)。
そして、アルティメットレイの返しのターンで、相手の三神を倒します。
ここで大事になってくるのは、多少のリソースを切っても、デデンネGXやアーゴヨンGXを駆使し、エレキパワーなどを手札に集めて、「そうでん」を使いつつ、アーゴヨンの特性でエネルギーをつけていくことが大事になります。
三神を倒した後、相手のザシアンVの「ブレイブキャリバー」でこちらのパルスワンVが気絶することが大半です。
ここでアーゴヨンです。
先程、リソースを切りながらでも手札にカードを集めると申し上げましたが、その際にカスタムキャッチャーかグレートキャッチャーを持っておくことが大事になってきます。
カスタムキャッチャーで相手の非Vポケモンを呼び出して倒すか、三神を倒して自分のサイドが3枚だと、グレートキャッチャーでデデンネGXを呼び出し、「ターニングポイント」で倒すことができます。
これで3-1or3-2とこちら側はサイドを取ることができ、相手はこちら側のベンチポケモンを呼び出さないと負けという状況を作り出すことができます。
この状況を作り出すことが非常に重要なマッチアップとなり、後はアーゴヨンに攻撃してきたザシアンVを倒すか、ベンチポケモンを呼び出して勝つというプランになります。
最初に山札を確認するときに、エレキパワーやカスタムキャッチャーの枚数を確認しておくとよいでしょう。
もし最初に三神を倒せない場合は、べべノムなど(非V)を犠牲にし、ベンチを充実にさせつつ、エネルギーを加速させていき、べべノムが倒された返しのターンで、ビーストリングや「せんじんのまい」を使うことで、相手の三神を簡単に倒すことができます。
ですがこうなった場合、三神に「アルティメットレイ」を2回使われているため、ザシアンVが2体育っている可能性が高く、勝てる可能性が低いでしょう。。
・ピカゼク
このマッチアップは、ピカゼクのデッキがタッグコール型かそうでないかで、変わってきます。
タッグコール型の場合は有利ですが、そうでない場合は少し不利になります。
今環境に多いタッグコール型の場合のサイドプランは、3(ピカチュウ&ゼクロムGX)-3(ライチュウ&アローラライチュウGX)となります。
そうでない型の場合は、
3(ピカゼク)-2(VorGX)-1(非V)or3-2-2となります。
この対面も、デッキの回し方にて紹介した動きと同じで、ピカゼク の技「フルドライブ」を使われるまで「そうでん」を宣言し続けます。
そして、「フルドライブ」を使われた返しのターンでピカゼクを倒します。
相手に後行1ターン目に「フルドライブ」使われた場合は、バトル場のパルスワンVを犠牲にして「そうでん」を宣言し、ベンチポケモンと手札の充実度を上げる動きを優先させて下さい。
パルスワンVを倒された返しのターンで、ピカゼクを倒し、相手に2体目のパルスワンVを倒された返しのターンでライライを取って勝ちというのが多い勝ちパターンになります。
ですが、タッグコール型でない場合、ピカゼクの「フルドライブ」のエネルギーの付け先がカプ・コケコVになることが多く、カプ・コケコVの技「サンダーボルト」のダメージが200とパルスワンVが丁度気絶するため、このポケモンをうまく使われると、簡単に勝つことが難しくなります。
「フルドライブ」を使われた返しのターンで、カスタムキャッチャーで呼び出して相手のカプ・コケコVを倒せる場合は、先にそちらを優先して倒すべきでしょう。
この対面でもアーゴヨンの「ターニングポイント」を使うことはありますが、ジラーチがHP70(超抵抗)のため、自分のサイドが3枚でない場合の「ターニングポイント」で倒せないことだけは忘れないようにして下さい。
・超ミュウミュウ
この対戦でのサイドプランは3(ミュウミュウor他のタッグチーム)-3(ミュウミュウ)となります。
この対面でもアーゴヨンの「ターニングポイント」が非常に役立ち、相手のタッグを一体倒せば、相手のミュウミュウを「ターニングポイント」を使って勝ちとすることができます。
しかし、相手もそのようなことは分かっていますので、ミュウミュウを出してくることはあまりないでしょう。
ですが、1体で色んな技が使えるミュウミュウを出させないようにするだけでも、このデッキの十分な強みとなります。
この対面も先程までと同様に、デッキの回し方にて紹介した動きをします。
相手は、基本ガブリアス&ギラティナGXかオーロット&ヨノワールGXで攻めてくることが多いので、ガブギラの場合、ベンチにパルスワンVがいるときに、ギラティナの特性「やぶれたとびら」によって10点ダメージを受けていた場合は別ですが、基本的にこれまで紹介してきたデッキ同様、1撃で倒されることはありませんので、バトル場のパルスワンVが倒されるまで、「そうでん」を宣言し続け、盤面を形成していきます。
そして、パルスワンVが倒された返しのターンで攻撃してきた相手ポケモンを倒し、そのパルスワンVを倒しにきた相手のポケモン(タッグ)を倒して勝ちか、そうでない場合は、グレートキャッチャーやカスタムキャッチャーで呼び出して勝ちということが多いです。
超ミュウミュウは、GXポケモンが主体のため、デンジからグレートキャッチャーを持ってくることができ、他のデッキと比べて簡単に相手のベンチポケモンを呼び出せる傾向にあります。
・エースバーン
このデッキは、まだVmaxライジングにて登場したばかりのポケモンなのですが、シティリーグでも少しずつ結果を出してきています。
この対戦のサイドプランは非常に難しく、エースバーンはすぐにVmaxするわけではないので、特にこのデッキの場合は、状況に応じてサイドプランが変わります。
エースバーンVmaxの技「ダイカエンダマ」は、やけどチェック込みでも190ダメージしか出ないため、パルスワンVが1撃で倒されません。
そのため、こちらもこれまで同様にデッキを回していき、前のパルスワンVが倒された返しのターンで、前のエースバーンVmaxを倒せるなら倒しにいきますが、HPが320と高いため、なかなかすぐに倒すことができません。
かといって、中打点を与えても「カウンター」を使われてしまいますので、1撃で倒せるまではエースバーンVmaxに攻撃せず、ベンチにいるエースバーンやヒードランやキュウコンを倒していきます。
そして、1撃で倒せるタイミングでエースバーンVMaxを倒したいです。
ただ、レシピも明確に定まっておらず、人によって違うため、これから研究していきたいです。
・小ズガ
相手がウルトラスペースを貼ってくれることもあるため、アーゴヨンなどが比較的に作りやすい対戦になります。
ズガドーンのHPが120のため、そこまで打点を上げる必要がありません。
そのため、一度「そうでん」を宣言し、その後、倒せるなら相手のズガドーンを1体倒し、相手にパルスワンVを倒してもらいまいます。
その後、相手のベンチにいるオドリドリGXや、ウッウVなどを倒しにいき、そのタイミングでマリィや、リセットスタンプをうつ必要性が高いです。
この2枚のカードを、サイドを2枚取れるタイミングで行うなど、しっかりとゲームプランを組み立てることで勝つことができると思っています。
また、自分のサイドが3枚のときには、アーゴヨンの「ターニングポイント」で攻撃し、相手に2-1-2-2でサイドを取らせることも重要です。
リセットスタンプとマリィを使うタイミングが非常に重要になってきますので、そこさえ間違えなければ、勝てない相手ではないと考えています。
■これからシティリーグに出るなら
もし、自分がこれからシティリーグにパルスワンアーゴヨンで出るなら、これで出ようと思います。
変更点
・アーゴヨンGX(スティンガーGX)
・マーシャドー(リセットホール)
・エリカのおもてなし
・基本超エネルギー
これらの採用です。
・アーゴヨン(チャージアップ)
・エレキパワー
・シロナ
・基本雷エネルギー
を1枚ずつ減らしました。
アーゴヨン(チャージアップ)は、対戦中に1体作ることができれば十分ですので、3枚でなく2枚でも大丈夫だなと感じました。
それよりも、超ミュウミュウやピカゼクがかなりの数を増やしてし、カルゴLO、チラチーノLOの数も増えつつあるので、アーゴヨンGX(スティンガーGX)を使う機会が増えてくるのではないかと思い採用しました。
このカードも「ウルトラへんかん」のコストになるため、使わないと判断すればコストにすればいいため、無駄な枠にはなりません。
マーシャドー(リセットホール)は、超ミュウミュウが増えていることによって、混沌のうねりを貼られる回数がさらに増していくため、採用した方がよいなと感じたため採用しました。
エレキパワーは、無くても相手のバトル場のポケモンを倒せる場面が多く、4枚でなくても3枚でも十分だなと感じつつあったので、この枚数に変更しました。
エリカのおもてなしは、超ミュウミュウやピカゼクがかなり増えたため、相手がベンチにポケモンを並べることが増えました。
シロナよりもエリカのおもてなしの方が良い場面が増えたことから、このカードを採用しました。
基本超エネルギーは、ビーストリングからアーゴヨンGXにエネルギーを付けることによって、「ベノムシュート」を使えるようにしました。
オーロラエネルギーよりも付けられる確率がかなり高く、環境にデデンネGXを使う相手が増えていることから採用しました。
■爆炎ウォーカー発売後のレシピ
久しぶりの追記となり、申し訳ありません。
皆さんご存知の通り、今シーズンはおそらくもう大型大会がなく、モチベーション保つことは非常に難しい状況にあります。
その中で、自分はSkypeポケカなどはしていませんが、新弾のカードでデッキを作成したり、一人回しすることによってモチベーションを維持しています。
反逆クラッシュ発売後の環境は、大型大会などがあったわけではありませんが、ピカゼクが猛威を奮っていた印象があります。
このパルスワンアーゴヨンというデッキは、ピカゼクなどの「カプ・コケコV」というポケモンが非常に厄介になります。
タッグコール型のピカゼクより、普通のピカゼクが多く使われていた印象があり、環境にかなりの数が存在していた以上、今はあまり環境に対して有用なデッキではないと判断していました。
しかし、爆炎ウォーカー発売により「マルヤクデV max」が登場したことにより、三神ザシアンの数がかなり減り、ピカゼクも一定の数を減らすと考えています。
また、「クワガノンV」の登場により、ピカゼクにこのカードを入れる方も一定数考えられ、「カプ・コケコV」の採用率が減りそうな点とVmax環境に変化していくことから、今なら戦えるなと思いデッキを再び作成しました。
前置きが長くなりましたがデッキレシピです。
今まで公開していたレシピとそこまで大きな変更点はありませんが、主な変更点として
・カスタムキャッチャーの枠がボスの指令に変わったこと
・Vmax環境になることから、エネルギーの採用を多めにした点
・ウルトラスペース3枚目の採用
などが挙げられます。
「カスタムキャッチャー」がデッキから抜けたため、「デンジ」ではなく「博士の研究」や「マリィ」を多めに採用したサポートの構築にしようと思いましたが、やはり「博士の研究」では必要札を切りすぎてしまう点や、「マリィ」では引ける枚数が少ないなどの問題点がありました。
ですので、自分としてはこのデッキの場合は、「シロナ」や「デンジ」といったサポートの方が相性が良いと考え、この形に収まりました。
カスタムキャッチャーが抜けたことにより、デッキに枠ができ、その枠に「ボスの指令」2枚と「ウルトラスペース」1枚と「基本雷エネルギー」1枚を増やしました。
また、リセットスタンプも2枚に増やし、より相手の手札干渉を高めるようにすることで、よりVmax系統のデッキに強く出れるように採用しました。
「ウルトラスペース」が1枚増やしたのは、Vmax相手には早い展開をし、「アーゴヨンGX」と「アーゴヨン」なるべく早め作り、高打点をすぐ出せるよう意識しました。
以上となります。
昨今の状況がより早く終息し、またみなさんとポケモンカードゲームをできる日を心からお待ちしています。
■まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、パルスワンアーゴヨン(パルアゴ)というデッキレシピ等の紹介でした。
公式大会で、このデッキを使って結果を残したのはおそらく自分が初めてなので、非常に嬉しく思っています。
これからのシティリーグや、CLなどで結果を残してくれるデッキになってくれればと願っています。
まだまだ完成形とは呼び難いので、みなさんでこのデッキを研究していただければと思います。
また、質問や追記してほしいことがございましたら、自分のDMに連絡して下さい。
みなさんもぜひ、このパルアゴというデッキを使っていただければと思います!
イヌヌワン最強!!
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