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【フランス代表・選手紹介】金髪ポニーテール エマニュエル・プティ

引退した選手や現役選手、そして将来招集して欲しい選手をまとめていきます。

今回はフランス代表のエマニュエル・プティです。

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ポニーテールがトレードマークの選手で、強靭なフィジカルと豊富なスタミナだけでなく、中盤の底から堅実なゲームメイクを行う選手となります。

1985年にフランスの名門モナコでキャリアをスタート。
89-90シーズンにはフランスの名門でDFとしてレギュラーに定着し活躍していまいしたがベンゲルによりセンターハーフにコンバートされ一気に才能を開花させフランスを代表する選手へと成長していきました。

1990年にはフランス代表に召集され、以降は代表の中心選手として活躍しました。
1998年のワールドカップとEURO2000の制覇に貢献し1998年ワールドカップ決勝ではブラジルを突き放す3点目を決めた選手でもあります。

96-97シーズンのリーグ優勝を置き土産に97-98シーズンから恩師ベンゲルが率いるアーセナルへ移籍。
激しいコンタクトのあるイングランドのリーグでも185㎝79㎏の屈強な体を活かし高いパフォーマンスを見せチームをリーグ優勝とFAカップ優勝の2冠に導きました。

その後もチームの核となり、アーセナルとフランスを代表する選手へと成長しました。
2000-01シーズンにはスペインの名門FCバルセロナへ移籍。
当時低迷期にあったバルセロナでロレンソ・セラ・フェレール監督の構想にも合わず、またフィジカルよりもテクニックや戦術を中心としたスペインのサッカーで輝くことが出来ず、1シーズンでスペインを去ることとなりました。

翌シーズンよりチェルシーFCへ活躍の場を移し1年目は中盤でダイナミックなパフォーマンスを披露しチームを牽引。しかしロマン・アブラモビッチオーナーに買収されたチームは選手層も厚く、常時出場まではいかず、故障も重なり2005年1月に引退を表明しました。

キャリアの転機となってしまったのは、やはりバルセロナへの移籍だったのではと悔やまれます。
代表においても2000年の欧州選手権を制覇したもののサンティ監督との確執から代表引退を表明。
監督との相性などもありますが、アーセナルのThe Invinciblesの一員として活躍して欲しかった選手でもあります。

特徴・プレースタイルなど

金髪のポニーテールをなびかせピッチを躍動するダイナモ。
屈強な肉体だけでなく、しっかりとしたテクニックやピッチを広く使える視野も持ち合わせており、中盤の底でチームを支えるMFとなります。

ショートパスとロングパスをミックスして組み立てるゲームメイクと空中戦でもしっかりと勝てるなど守備時のフィルターもこなせる非常に大きな戦力だったと思います。
攻撃の芽を摘み取り、攻撃参加もするという派手で華麗なルックスからは想像もできないような渋く堅実な選手だったのかと思います。

ワールドカップ優勝や欧州選手権を制覇する栄光もありますが1994年のワールドカップではまさかの予選敗退という「パリの悲劇」を経験するなど非常に浮沈の激しいサッカー人生だったのかと思います。
また「マニュはデリケートで扱いに気を付けなければならない」という言葉もあり、繊細な気質でもあったこともうかがえます。

ワールドカップ20世紀最後のゴールを決めるなど記憶に残る選手で現役時代はフランスでは女性にも人気が高く人気No.1の選手だったようです。


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