【雑感】情報処理安全確保支援士試験の話

昨日は何の日だったかというと、WHISKY HARBOUR KOBE 2024 と言いたいところだが、残念ながら行く事ができなかった。
情報処理安全確保支援士試験を受けたためである。


受験動機とか

今の会社で10年目。ITインフラの部署に異動して6年になる。
強制力はないのだが、IPA主催の試験は受けてきており、去年の7月に応用情報技術者試験を通り、これでレベル3までの試験は全て合格した。
満を持して?レベル4の高度試験となる。
ちなみに受ける理由としては以下の通り。

  • 例え受からなくとも、やる気があると上司やボスにアピールできる。

  • 受験料は高く自己負担だがペイできるだけの手当てがある。(これはiパスですら同様で、むしろペイできないだけの回数を受ける事が難しい)

  • 自身が追い込まれないと動かないズボラな性格なので、何らかの強制力を自ら掛けない限り勉強する事がないのでそれに最適。

勉強方法

2~4月は新入社員研修の講師やその他色々なイベントで駆り出された事と、元来ズボラな性格なので大した事はしていない。
しかしながら以下のサイトは通勤時間中に見ており、過去問道場でちょいちょい問題を解いていた。(IPA試験を受ける人ならこのサイトや姉妹サイトにお世話になっているはずである)

今回は午前1免除を活用して午前2からの参戦だったが、某2chやTwitter上では「IPA試験の最大の敵は午前に間に合うかどうか」と言われたりもする。恐らく試験日が日曜日=大体遅く起きるのが普通なので、それに対応するのが難しいというのを揶揄した格言だろう(笑)。
とはいえ午前1の免除もあり、上記サイトでの対策に注力できたのは良かったと思う。

なお、応用情報に合格したり、他の高度試験で午前1の合格点を取った等した場合、2年間は高度試験の午前1は免除されるため今回は受ける必要がなかったのだが、その午前1の内容は応用情報の午前問題と変わらない。
ただ、言い換えれば「君は高度試験を受けているけど、それは応用情報をもう取っているという事だよね?」というのを試されるようなものなので、負担はかなり増える。
それこそ免除がない場合は「1回目で午前1を撃破できれば上々(本番は2回目)、間違って1回目で受かったら大ラッキー」くらいの気概で受けないと厳しい。
もし自身が午前1免除されなかったら、以下のサイトも見ていただろう。

ちなみに午後試験は問題集を実際に時間を計って解いたが、それも2回しかしていない。
それでも意外と太刀打ちできたのだが、理由は後述する。

受験後の感想

さて、安全確保支援士は応用情報よりも難しい高度試験の1つなのだが、高度試験の中では唯一春・秋の年2回開催となっており、セキュリティという広範囲に応用が効くもの(他ジャンルでも要求される内容)であり、かつ論文を書かされるような事もないので、高度試験の中では入門と言える。

実際、午後の記述式試験は実務でやっている範囲も出てきたし、意外と太刀打ちできたように思うのだが、自身の出来としては可もなく不可もなくというか、分かるとこは埋めてそれなりに点をかき集めたような感じになってしまったので「受かればラッキー」くらいであった。初回としてはこんなもんだろうと思う。
ただ、少なくとも午前2は合格点を取れているようなので不戦敗(午前1や2が合格点を切っていると、午後試験がそもそも採点されないため午後試験の合否が判らない)にならない事は救いだが、願わくば受かっていてほしい。応用情報以上(要は記述式を課せられる試験)は合格発表日が7月初旬なので、この2ヶ月強の期間は何とも言えない悶々とした日々を過ごすことになる。

ちなみに自身のキャリアパスとしては、安全確保支援士→DBスペシャリストorネットワークスペシャリスト→システムアーキテクトorプロジェクトマネージャー→ITストラテジストとなるような感じであり、ITストラテジストを取っている人間は今の会社にはいないのでその最初になりたいとも思っている。(ITストラテジストは高度試験の中でも別格扱い)
ただ、ITストラテジストに受かるのは10年後の46歳くらいになるだろうか・・・(遠い目)

学生時代に戻るような感覚が意外と楽しい

ちなみに受験会場は大体が大学で、今までは関西学院大学(上ヶ原キャンパス)だったのだが、今回は甲南大学で受けることになった。
実は滑り止めで受けた事があり、そこから数えれば約20年前以来である。
阪急神戸本線、岡本-御影駅間の車窓から山側にあるキャンパスは相変わらず少し不便な場所、周りに売店が一つもない様相ではあるものの、コンパクトなキャンパスは非常に過ごしやすいように思える。
一方、最寄駅の阪急岡本の海側はそれなりに良さげなお店も多く、石畳も相俟って雰囲気があり好印象。これだけでも楽しくなった。

甲南大学の正門前から見上げた風景。
通う事はなかったが、学生時代に戻った気分になった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?